野菜嫌いな子供が多いのは?
子供を育てるうえで、親が頭を悩ませる問題に「食べ物の好き嫌い」があります。特に子供は野菜嫌いになるケースが多く、子供に野菜を食べさせることに苦労する親は多いでしょう。重要な栄養がたくさん含まれている野菜は、子供のすこやかな成長に欠かせません。一方、大人のなかには「子供のころは野菜嫌いだったが、なぜか大人になったらなおった」という人がいます。
子供の野菜嫌いの原因は味覚
子供の野菜嫌いの原因は、子供の味覚です。人間の味覚は「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」の5種類の味を感じ取れます。しかし、最初からすべての味を理解できるわけではありません。特に子供の味覚では「苦味」と「酸味」を美味しく感じ取れないようになっています。「苦味」は毒物、「酸味」は腐敗物を意味する味でもあるため、子供のうちはおいしいと感じられません。
抵抗力の低い子供が、あやまって毒物や腐敗物を食べないように、子供の味覚は苦味や酸味を美味しく感じないようにしているんだね。
野菜は苦味や酸味が強いものが多くあります。だから子供は野菜が美味しいと思えず、野菜嫌いになるんですね。
味覚は発達する
味覚は生後3カ月頃~10歳ごろに発達するといわれています。離乳食が始まるときから、いろいろな食材を食べさせることで、味覚が学習していき、やがて苦味や酸味も楽しめるようになるのです。大人になると子供のころ苦手だった食べ物がおいしいと感じる、味の好みが変わるなど食事が変化していきます。これは成長とともに味覚が発達して、おいしく感じられる味の幅が広がるからです。
子供のころから多種類の食材を食べることは、栄養バランスだけでなく、味覚を正常に発達させるためにも必要なんですよ。
味覚をきちんと発達させるためにも、子供の野菜嫌いの克服が重要なんだ。味覚が発達すれば、野菜もおいしく食べられるよ。
野菜嫌いをなおすには?
子供の野菜嫌いは、野菜に子供が苦手とする苦味や酸味が強い物が多いからです。しかし野菜には、子供が好む甘味や旨味が強い物もあります。まずは甘い野菜で慣れさせてから、少しずつ酸味や苦味のある野菜に挑戦していきましょう。調理法などに工夫を凝らし食感や形状や香りに変化をつけて、五感を刺激するおいしくて楽しい食事にすることも、苦手な食べ物の克服に有効です。
五感とは、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚の5種類の感覚機能を指す言葉です。
五感をほどよく刺激するように調理方法を工夫することで、苦手な食べ物を食べやすくなるよ。
野菜嫌いの子供におすすめの根菜類4選
おすすめ根菜①ジャガイモ
じゃがいもは料理の幅が広く、保存もきくことから家に常備することも多い根菜です。ほかの食材と相性がよく、主菜、副菜、弁当のおかずと、あらゆる場面で活躍します。加熱すると甘味が出るため、子供にも食べやすい野菜といえるでしょう。
おすすめの食べ方
じゃがいもはほかの食材と相性がよく、「焼く」「煮る」「揚げる」「炒める」「蒸す」など、いずれの調理法も使えます。料理のレパートリーが広過ぎて、逆に困るという人が多いほどです。そのなかでもおすすめはスープ料理です。加熱したジャガイモを潰して作るスープは、ジャガイモの甘味を楽しめ、栄養を無駄なく摂取できます。食欲がないときでも食べやすい点も魅力です。
加熱したジャガイモはほくほくした食感が魅力ですが、「のど越しが悪い」と苦手とする人もいるんですよ。
だから潰した野菜で作るスープは、野菜の食感が苦手な人におすすめの調理法なんだよ。
おすすめ根菜②サツマイモ
秋の風物詩として知られているサツマイモは、甘い根菜の代表格です。加熱したときの甘味とほくほく食感が魅力で、焼きイモやふかしイモなど、シンプルな調理法で美味しく食べられます。甘味の強さからお菓子のイメージが強いですが、おかずや副菜にしても美味しい野菜です。
おすすめの食べ方
サツマイモのおすすめの食べ方は甘煮です。水、砂糖、少量の柑橘果汁と、少ない材料で簡単に作れます。しかも冷蔵保存で1週間も日持ちするため、多めに作って作り置きも可能です。副菜にも弁当のおかずにも使える点も魅力でしょう。ほっくりとした食感と優しい甘味は、子供が喜ぶ味わいです。
おすすめ根菜③ダイコン
ダイコンは夏ダイコン、冬ダイコンと、季節にあわせた品種が栽培されています。品種によって味も食感も異なるのが大きな特徴です。夏は硬めで辛味が強い、冬は柔らかく甘いと、風味も違います。品種にあわせた工夫と調理をすることが、ダイコンをおいしく食べるポイントです。野菜嫌いの子供に対しては、甘味が強くて食べやすい冬ダイコンで慣らしていくとよいでしょう。
おすすめの食べ方
野菜嫌いの子供にもおすすめのダイコン料理は煮物です。甘味が強く柔らかい冬ダイコンを甘辛く味付けした煮物は、ご飯にもよくあいます。シンプルな煮物は副菜にぴったりですが、ひき肉をたっぷり使ったそぼろあんをかけるなど、ひと工夫すると立派なおかずになりますよ。おでんのように、ほかの食材と一緒に煮込む鍋料理もおすすめです。
冬ダイコンで慣れてきたら、徐々に夏ダイコンに挑戦していきましょう。
辛味が強くて肉質が硬い夏ダイコンは、おろしや炒め物がおすすめの調理法だよ。
おすすめ根菜④ニンジン
ニンジンは明るい色と栄養が豊富であることから、料理によく用いられる野菜です。一方で、独特のにおいと加熱したときのふにゃっとした食感から、子供が苦手とする野菜の常連でもあります。しかし生でも加熱調理でも食べられるため、調理の工夫次第で子供が喜ぶ料理にすることも可能ですよ。
おすすめの食べ方
野菜嫌いの子供が喜ぶニンジン料理はケーキです。ニンジンが子供に嫌われる原因である独特のにおいは、すりおろして加熱することで軽減されます。すりおろして生地に混ぜて焼くケーキは、まさにぴったりです。ニンジンは加熱すると甘さが増すため、調理の工夫次第で、おかずにもお菓子にも使えます。
ニンジンなど野菜を使ったケーキは、食事にもお菓子にも使えるメニューとして人気が高いですよ。
野菜をケーキやクッキーなどのお菓子にする工夫も、子供の野菜嫌いをなおすのに有効な手段だよ。
なぜ野菜嫌いの子供が多いのか。それにはれっきとした理由があるんですよ。