ペットボトルで水耕栽培できる野菜15選！種まき・植え付けのコツは？

「ペットボトルを使ってできる水耕栽培」とは、特別な容器を準備せずに、身近なペットボトルを使ってする水耕栽培のことをいいます。水と液肥があれば気軽に野菜やハーブを栽培できるので、土壌栽培よりも簡単で初心者の人にもおすすめです。

• 初期費用があまりかからない
• 狭いスペースでも栽培ができる
• 観葉植物としても楽しめる
• 衛生的
• 手間がかからない
• 室内で管理できる

ペットボトルを使った水耕栽培のメリットはたくさんあります。必要な道具は家にあるものか、あるいは100円ショップで揃えられるので、初期費用がかかりません。ペットボトルが置けるスペースがあれば室内で育てられ、観葉植物にもなるためおすすめです。土を使用しないので衛生的で、害虫がつきにくく手間がかからない点も魅力です。

ベビーリーフとは、野菜やハーブの若い葉のことです。水耕栽培でも育てやすく、失敗しにくい野菜として人気です。別容器に種まきをし、本葉が2枚以上出たタイミングで、元気なものを選んでペットボトル容器に植え付けましょう。種類にもよりますが、2Lペットボトルの大きさで約10～20個育てられます。

カイワレは液体肥料を施す必要がなく育て方も簡単で、水耕栽培初心者の人にピッタリです。種まき後は暗い場所に置くか、アルミホイルでおおうなどして遮光しましょう。4～5cmほどに成長したら、明るい場所で管理してください。

家庭菜園の定番である紫蘇も、水耕栽培で簡単に育てられます。別容器に種まきし、本葉が5～6枚出たタイミングでペットボトル容器に植え付けましょう。紫蘇は肥料を好むため、液肥は数日おきに与えてください。日陰でも育ちますが、日照不足は成長を悪くする原因になるので、日当たりのよい場所で管理しましょう。

レタスも水耕栽培が可能です。別容器に種まきし、本葉が1～2枚出たタイミングで、ペットボトル容器に植え付けましょう。屋外で育てると虫がつきやすいため、室内での管理がおすすめです。日光不足は成長不良につながるので、日当たりのよい場所で育ててください。収穫までは液肥をきらさないように気をつけましょう。

ネギの水耕栽培方法には、種まきと再生栽培があります。種まきの場合は別容器に種をまき、2～3cmほど育ったらペットボトル容器に植え付けましょう。再生栽培の場合は、買ってきたネギの根っこ部分を根っこから5cmほどの長さを残して切り取り、植え付けてください。いずれの場合も、成長を促すために液肥の使用をおすすめします。

土の中で実をつけるラディッシュも、水耕栽培が可能です。別容器に種まきし、本葉が2枚ほどになったタイミングで、元気なものを選んでペットボトル容器に植え付けましょう。ラディッシュは根の部分が実になるので、根の成長を促すためにも日光が当たる場所で管理してください。夜間は可能であればLEDライトに当てると成長を促せます。

ミニトマトを水耕栽培で育てる際は、別容器に種まきし、本葉が4～5枚になってからペットボトル容器に植え付けましょう。日光が大好きなので、日当たりのよい場所で管理してください。もっと早く収穫したい場合は、苗を直接ペットボトル容器に植え付けてもかまいません。たくさん実をつけるためにも、液肥をしっかりと施しましょう。

小カブをペットボトルで水耕栽培する際は、別容器に種まきし、本葉が4～5枚出たらペットボトル容器に植え付けましょう。ラディッシュと同様に根の部分が実になるので、葉の部分は日光に当たるように管理してください。実の部分のみ遮光しておくと真っ白なカブなるため、ペットボトルの下半分を布などでおおいましょう。

発芽ニンニクを水耕栽培する場合は、種からではなくニンニクの実そのものから育てます。ニンニクを1片ずつほぐし皮をむきましょう。尖ったほうから芽が出るため、反対側が下になるようにペットボトル容器に植え付けます。好みの長さになったタイミングで収穫してください。発芽させることで栄養価がアップするのが魅力です。

イチゴの水耕栽培は難易度が高いため、水耕栽培に慣れてから挑戦しましょう。種からではなく、苗から育てます。苗を購入したら、根についている土をきれいに落とします。ペットボトル容器に植え付け、通気性のよい明るい場所で管理してください。花が咲いたら人工授粉させましょう。肥料の与えすぎは根を弱らせるため注意が必要です。