焼肉・バーベキューで野菜も食べよう
焼肉やバーベキューは人気の野外料理です。仲間や家族と談笑しながら、焼きたての食材を楽しむ時間は心地よいものでしょう。家庭では使う機会の少ない炭火のおいしさを感じられる瞬間でもあります。焼肉やバーベキューというと、つい肉や魚に目がいきがちかもしれませんが、野菜をおいしく食べる絶好のチャンスです。おいしい野菜は肉の味をより引き立ててくれるでしょう。
ボタニ子
焼肉・バーベキューにおすすめの人気野菜【グリル】
「グリル」とは調理方法のひとつです。炭火の上に網を置き、網に直接、具材を並べて火を通します。高温で表面を焼き、うまみを中に閉じ込められる調理方法です。野菜をグリルする場合は、火の真上に置かず、遠火でじっくり火を通すと焦げにくくなります。
①アスパラガス
アスパラの旬は5~6月で、まさにバーベキューシーズンにおすすめの野菜といえます。根元に近い部分だけ皮をピーラーで剥いて、あとは軽く塩を振って焼くだけです。食べ方もシンプルでおいしいのがアスパラの魅力です。焼きあがったホクホクのアスパラガスにマヨネーズをたっぷりつけて食べてみましょう。
②とうもろこし
とうもろこしは焼肉やバーベキューの定番野菜でしょう。炭火でとうもろこしを焼き上げ、醤油にみりんや砂糖で甘さを足したタレで仕上げる「焼きとうもろこし」は大人も子どもも魅了する味です。皮つきのとうもろこしの場合は、皮ごとグリルして中を蒸し焼きにしてから皮を剥き、表面に焦げ目をつけるとふっくら香ばしく仕上がります。皮むきのとうもろこしは下茹でしてからグリルしましょう。
たれのおすすめの材料と配合(1本あたり)
- 醤油:大さじ1/2
- みりん:小さじ1
- 砂糖:小さじ1~2
- 酒:小さじ1/2~1
- バター:5g
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ベビーコーンのグリルも香ばしく、また違ったおいしさが楽しめますよ。
③ピーマン・パプリカ
パプリカ・ピーマンはグリルで調理すると甘みがアップします。とくに赤パプリカは焼くと甘みが引き出され、肉厚の果肉がジューシーでおいしいと人気です。調理方法も簡単で、丸ごとまたは縦半分に切り分け、じっくりと炭火で焼くだけです。ジューシーさにこだわりたい人は、丸ごとの状態で焼きましょう。食べる際に軽く塩やオリーブオイルをかける程度で、おいしく食べられます。
④タマネギ
生で食べると辛い玉ねぎも、炭火で焼けば甘さが引き出され、とろとろした食感を楽しめます。辛さが苦手な人は、玉ねぎの繊維に対して直角に、つまりオニオンリングのような形に切りましょう。玉ねぎが焼いているうちにバラバラにならないように、あらかじめ串打ちしておくのがおすすめです。小さな玉ねぎ「ペコロス」を丸ごと焼くのも人気ですよ。
⑤春キャベツ
春キャベツのおすすめのレシピは「春キャベツのグリル」です。作り方は簡単で、葉がばらけないように芯を残して切り、グリルするだけです。スキレットがあれば、スキレットにオリーブオイルを引いて、キャベツをのせ、炭火にかけましょう。味付けはアンチョビソースや塩コショウ、粉チーズなどがぴったりです。キャベツの甘みと旨味が口いっぱいに広がり、ぺろりと食べてしまうかもしれません。
⑥ししとう
ししとうは中の種やワタも一緒に食べられるため下処理が簡単で、食べた後もゴミが少ない野菜です。グリルしたものに醤油とかつお節をかければ、バーベキューでも和風の味付けが楽しめます。ししとうは種類が豊富で、長さ5cmほどのものから、甘長トウガラシのように長さ15cm以上のものもあります。炭火調理するなら大きめの種類がジューシーに焼きあがるためおすすめです。
⑦なす
なすを丸ごと網にのせ、水分を閉じ込めるようにしてグリルするのがおいしくなすを食べるコツです。なすに2~3カ所包丁で小さな切れ目をいれた後、丸ごと焼き網にのせましょう。皮が焦げても気にせず、コロコロと転がしながら実がくたくたになるまで焼きます。焼きあがった後は、皮ごと食べるのであれば輪切りに、皮を食べないのであれば縦に半分に切って中身を食べましょう。
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とろとろに焼けたなすにごま油やオリーブオイル、シュレッドチーズなどをかけて食べるとおいしさアップですよ。
⑧にんじん
焼肉やバーベキューで、子どもに野菜を食べさせたい人におすすめなのがにんじんのグリルです。うすく皮を剥いたにんじんを縦半分に切り(細いものであれば丸ごとでもOK)、スキレットに並べて焼くだけです。焼きあがってきたころにバターと砂糖をかけて、軽く焦げ目をつければ完成です。野菜なのにまるでスイーツのような甘みを味わえます。
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家庭菜園で間引いた小さなにんじんがあるようなご家庭にもおすすめのレシピです。
焼肉・バーベキューと一緒に食べるとおいしい人気の野菜を20種類ご紹介します。簡単な作り方や食べ方もチェックしておきましょう。