小豆カイロの温め方と使用回数
小豆カイロを温めで手軽なのは、電子レンジを使う方法です。電子レンジを使うと、ほんの数十秒~1分ほどで温まるため、思い立ったときにすぐに小豆カイロを使えます。一方で、電子レンジがない場合にも、電子レンジに代わる方法で小豆カイロを温められます。
電子レンジでの温め方
電子レンジで温めるときは、小豆が重ならないように平らにして置きます。重なるとそこが加熱しすぎて焦げることがあります。600Wで30秒ほど加熱し、小豆が温まってないようならば10秒ずつ追加して様子を見ながら温めてください。小豆カイロを温めたら、目にのせて小豆の熱が冷めるまでゆっくりと温かさを味わってみましょう。
電子レンジ以外の場合の温め方
電子レンジ以外でも小豆カイロを温めることは可能です。方法は、耐熱温度が100℃以上のファスナー付きのビニール袋に入れて湯煎する、もしくは蒸し器で温めるというものです。電子レンジより時間はかかるのがデメリットに挙げられます。温めながら時々様子を見て、好みの温度になったら取り出して使いましょう。
小豆カイロは何回使える?
湯たんぽのように何度も繰り返し使えるのが、小豆カイロの魅力のひとつです。小豆カイロは使用期間でいうとおよそ1年間、使用回数では200回ほど使用ができるとされています。しかし、小豆の状態により使用回数はさまざまで、この回数はあくまでもひとつの目安です。小豆が温まりにくくなった、中の小豆が割れていると感じたら、そろそろ使用期限が来たという合図です。
ボタ爺
暑いときには、温めずにそのまま使ったり冷蔵庫で冷やして使ったりしてもよいぞ。
ボタニ子
ひんやりして気持ちよさそうね!
ボタ爺
小豆には熱吸収効果があって、昔から枕の材料としても使われてきたんじゃよ。
小豆カイロの注意点
注意点①温めすぎない
小豆カイロは、加熱のしすぎに注意が必要です。小豆カイロを温めすぎると小豆の中の水分がなくなり、小豆の割れや発火につながります。小豆カイロの加熱時間の目安としては30秒~1分ほどです。温めすぎを防ぐには、温度を確認しながら少しずつ温めましょう。また次に使うときには、小豆の中に再び水分が戻るまで、最低でも4時間以上あけて使用することが大切です。
注意点②洗濯できない
小豆カイロは中の小豆が濡れると、カビや腐敗の原因となるためそのまま洗濯ができません。汚れが気になる場合は、カバーをつけて汚れを防ぎましょう。薄手のハンカチなどの布を巻いて使用すると、簡単なカバーになりますよ。
注意点③適切に保管する
雑穀で作られている小豆カイロは、虫が好むものでもあります。対策としては熱処理することですが、これは使うたびに電子レンジで温めていれば、自然と熱処理になるため心配はいりません。しばらく使わないときには天日で干し、ジッパー付きの保存袋に入れて冷蔵庫での保管がおすすめです。また、1年ほど使って温まりにくくなった小豆カイロは、食べずに処分しましょう。
エコな小豆カイロでやさしく温まろう
小豆カイロは、小豆の水分を蒸発させる原理を利用したカイロです。湯たんぽのように何度も使えて手軽に体を芯から温められるうえ、ほどよい重みとほのかな小豆の香りは心もホッとさせます。スマホやパソコンが欠かせない今、ハンドメイドの小豆カイロで疲れた目や凝り固まった体を温めほぐしましょう。世界にひとつだけの手作りカイロはきっと愛着がわきますよ。
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出典:筆者撮影