ハルジオンに花言葉はある？貧乏草とも呼ばれる理由もご紹介！

最初にハルジオンの花言葉について、説明していきます。ハルジオンが保持している花言葉や、カラーバリエーションについてもまとめました。ハルジオンは白一色と思っている方もいるかもしれませんが、実はハルジオンはいくつかのカラーバリエーションがあるのです。では花言葉とカラーについて、詳しく解説します。

ハルジオンの花言葉は、「追想の愛」のみとなります。ほかの花のように、いくつかの花言葉を持っているわけではなく、なぜ一つの花言葉しか持っていないかという理由はわかっていません。追想とは、過ぎ去って行った過去を想いしのぶという意味です。はかなげでどこか寂しい雰囲気の漂う意味が、じんわりと心に染み入ってくる花言葉ではないでしょうか。

ハルジオンは、色別で花言葉を持っているというわけではありません。どの色のハルジオンも、花言葉は「追想の愛」のみとなっています。どうして色別の花言葉を持っていないかという理由はわかっていません。しかし花言葉が一つのみということは非常にシンプルなので、覚えやすくてフラワーアレンジメントなどにも活用しやすいのではないでしょうか。

ハルジオンは、白だけではなくピンクや紫の花を咲かせることがあります。ピンク色のハルジオンは比較的見つけやすいため、子どもの頃に摘んだ経験を持っている方も多いのではないでしょうか？花弁が紫色に近い色をしているハルジオンは、空気がきれいな場所で咲く傾向があります。山登りやは自然豊かな場所でのハイキングなどで見かけることができるかもしれないカラーなので、お出かけの際はぜひ紫色のハルジオンを探してみてください。

ハルジオンの別名は「貧乏草」です。追想の愛という哀愁のある花言葉とは方向性が大きく異なる別名がつけられている理由は、いったいなぜなのでしょうか？ハルジオンが貧乏草と呼ばれている理由について、いくつかまとめました。地域によってハルジオンが貧乏草と呼ばれている理由が若干異なっているので、その点についてもご紹介しています。

前述しましたが、ハルジオンは非常に生命力の高いタイプの草花です。その生命力の高さから、今現代では育てて眺める観賞用ではなく、雑草というくくりでハルジオンを見ている方が多いのではないでしょうか？ハルジオンは自らが生きていくことのできる面積さえあれば、高い生命力をフル活用して成長して開花することが可能です。タンポポなどと同様に、ハルジオンは雑草として扱われることが多い植物です。駆除するとなると、手を焼く植物です。

ハルジオンは別名で貧乏草と呼ばれていますが、その理由は地域によって違いがあります。
 

• ハルジオンを摘むと、貧乏になる
• 庭の手入れに手が回らないような、貧乏な家の庭にも花を咲かせるため
• ハルジオンの茎の部分を折ると、貧乏になる

ハルジオンは、実は農家の方の頭を悩ませている存在でもあります。ハルジオンの生命力は、状況次第で農作物の養分を吸い取ってしまう危険性があるからです。また、日本に在来している植物の生態系にも良くない影響を及ぼしてしまう危険度は高く、日本生態学会はハルジオンを日本の侵略的外来種のワースト100の中に組み込んでいるほどです。ハルジオンの生命力は、日本の農業のみならず在来種への影響も不安視するほどに強いものなのです。

春は、さまざまな花がたくさん咲く季節です。ハルジオンも春の花の一種であり、春が訪れたことを感じられる花といえます。生命力が強く、調理も可能な草花ですが、生命力が強すぎるという点には十分注意しましょう。ハルジオンを植える際はプランター栽培で根が広がりすぎないように管理して、ほかの植物に影響を及ぼすことを防ぐことができます。ハルジオンをより一層身近な植物として観察してみませんか。