アマリリスの花言葉とは？赤・白・ピンクなど色別の花言葉がある？

美しい大輪を咲かせ存在感も抜群なアマリリスですが、花に秘められた言葉とはどんなものなのでしょう。どれもアマリリスの花にぴったりな花言葉ばかりです。

アマリリスの花言葉は「誇り」「内気」「輝くばかりの美しさ」「素晴らしく美しい」「強い虚栄心」「おしゃべり」などがあります。また、西洋では 「pride（誇り）」「splendid beauty（輝くばかりの美しさ）」 とされています。

アマリリスの花名は、古代ローマの詩人ウェルギリウスの『牧歌』に登場する美しい羊飼いの少女アマリリスの名前から取られました。花言葉である「誇り」は、少女アマリリスが恋する花好きの少年を振り向かせるためにとった行動が由来となっています。「彼女は神から授けられた矢を自分自身に突きたて、そこから流れ出た血から咲き誇った花に少年が恋をした。」というもので、その行動を彼女の誇り（プライド）としたのです。

アマリリスの花言葉である「おしゃべり」の由来は、その咲き方からきています。アマリリスは横向きに花を咲かせることが特徴の一つとされているのですが、その姿が隣の花たちとおしゃべりをしているかのように見えるのです。そのため「おしゃべり」という言葉が、花言葉になったといわれています。

アマリリスは色ごとに花言葉があるわけではありません。しかし花の色やその咲き方から、イメージされている花言葉があります。※あくまで連想されているだけで、本来は色別の花言葉はありません。

赤のアマリリスには、「輝くばかりの美しさ」「すばらしく美しい」という花言葉が当てはめられることが多いです。赤々とした色合いで堂々と佇んでいるその様が、美しさを連想させるのです。

ピンクのアマリリスには「おしゃべり」の花言葉が当てはめられることが多くあります。「ピンク＝おしゃべりな可愛らしい少女・女性」といった一般的なイメージが当てはめられたのではないでしょうか。

白いアマリリスには、「内気」という花言葉が当てはめられることが多いです。その姿は、美しい羊飼いの少女アマリリスの姿を連想させるからです。少女アマリリスは内気な性格であったため、気高さや奥ゆかしさも感じられる白に「内気」という言葉は、ぴったり当てはまりますね。

紫のアマリリスには「強い虚栄心」という花言葉が当てはめられます。「実は自信がないけれども自分を強く見せようとする心」が、紫の謎めいた雰囲気と艶のある姿にマッチしたのです。紫のアマリリスにぴったりの花言葉ですね。

黄色いアマリリスの花言葉として当てはめられているのは「おしゃべり」です。まさに太陽のように明るく元気のある黄色は、活気のあるおしゃべりさんといったイメージがぴったりと当てはまっています。

アマリリスを友人や知人へプレゼントするとき、どんな気持ちや言葉を込めればよいのでしょうか？適したシュチュエーションについても解説します。

アマリリスの花言葉に「自分自身へ矢を突き、流れ出た血から咲き誇った花に魅せられて少年が少女アマリリスに恋をした」という由来があることは、先ほど解説しました。「恋の成就」を連想させることから、プレゼントとして最適なシーンは愛の告白時といえるでしょう。願掛けのような気持ちで「好き」という言葉とともに、アマリリスをプレゼントとして贈ってみてください。

アマリリスの誕生花を先ほどご紹介しました。花を贈るのはどこか照れくさいですが、やはり花のプレゼントは嬉しいものです。そのため、誕生花がアマリリスの人に誕生日プレゼントとともに花束を送ってみてはいかがですか？凛としたアマリリスがお相手の誕生日を、より一層華やかに演出してくれるでしょう。

アマリリスの花言葉と特徴をご紹介しました。咲き誇るその姿が、見ているだけでこちらにも自信を与えてくれるような花です。由来となっている少女アマリリスの物語も、とても素敵なものでした。プレゼントとしてはもちろんですが、球根からご自身で育ててみるのもよいかもしれないですね。込められた花言葉のように、あなたに「誇り」や「美しさ」を与えてくれるかもしれません。