ギョウジャニンニクの育て方!収穫までの管理のコツや増やし方を解説!

ギョウジャニンニクの育て方!収穫までの管理のコツや増やし方を解説!

代表的な春の山菜、ギョウジャニンニク。近年、乱獲のため天然のギョウジャニンニクは減少し、栽培されたものが多く出回っています。今回、育て方や夏を乗り切り収穫するまでの管理のコツ、増やし方などご説明します。育て方しだいで自宅でも楽しく春の味覚を味わえます。

    記事の目次

    1. 1.ギョウジャニンニクとは
    2. 2.ギョウジャニンニクの育て方
    3. 3.ギョウジャニンニクの収穫までの管理方法
    4. 4.ギョウジャニンニクの増やし方
    5. 5.ギョウジャニンニクの収穫時期・収穫方法
    6. 6.まとめ

    ギョウジャニンニクとは

    晩春が旬の山菜として有名なギョウジャニンニク。いわゆるニンニク(大蒜)と味とにおいは似ていますが、異なる品種です。日本では近畿より北の地方から北海道まで見ることができます。主な産地である北海道ではギョウジャニンニクはアイヌネギといいます。北海道に住んでいたアイヌの人たちがよく食べたことからそう呼ばれています。

    ギョウジャニンニクの基本情報

    形態 多年草
    名前 ギョウジャニンニク 行者にんにく アイヌネギ 
    分類 ヒガンバナ科ネギ属 
    分布・産地

    日本では北海道、近畿以北の高山、高地の林、水湿地 

    カムチャッカ、千島、サハリン、中国、朝鮮半島、シベリア

    草丈 4070cm
    開花時期 67
    花色 茎の先、ネギに似た球状
    白から淡い紫色の小さい花が密集
    耐寒性 強い
    耐暑性 弱い

    ギョウジャニンニクの名前の由来

    Photo byisuzu1202

    東北より南では高山でしか見られないことから「修行を行う行者が食べるにんにく」、つまり「行者にんにく」と広く呼ばれるようになりました。大蒜、いわゆるニンニクと種類は異なりますが、茎の根元が膨らむ鱗茎ができること、またその味が似ていること、ニンニクのようなにおいがすることなどからギョウジャニンニクと名付けられました。

    ギョウジャニンニクの見分け方

    ギョウジャニンニクはスズランやイヌサフランと葉が似ています。ギョウジャニンニクは食用ですが、スズランやイヌサフランは毒性があり、間違って食べてしまうと死に至ることもあるため、収穫の時期に見分け方を知らないと大変なことになります。大きな違いは「におい」です。ギョウジャニンニクは強いニンニクのにおいがしますが、他の2つにはにおいがありません。

    スズランとの違い

    Photo byabolanu

    スズランは有毒な植物で、食べると嘔吐や下痢などの症状が出たり心不全までに達し、死亡する危険性があります。見分け方ですが、ギョウジャニンニクの葉は1~3枚に対し、スズランの葉は複数重なって出てきます。伸びてくるとスズランの葉は茎を包むようになりますが、ギョウジャニンニクの葉は広く開いてきます。

    イヌサフランとの違い

    イヌサフランは葉や球根にアルカロイドという猛毒な成分があるため、食べると死亡する可能性があります。見分け方は、ギョウジャニンニクの葉は1~3枚なのに対し、イヌサフランの葉は何枚もたくさん生えています。またイヌサフランの株元を掘ると直径3~5cmの丸い球根がついていますが、ギョウジャニンニクには丸い球根はありません。

    ギョウジャニンニクの育て方

    春の山菜の王様とも言われているギョウジャニンニク。香りもよく、おいしくさまざまな料理方法が知られています。また、ニンニクにも含まれているアリシンという成分が多く、滋養強壮、疲労回復などの効果があります。そんなギョウジャニンニクの自宅での植え方、栽培方法や増やし方などお教えします。

    育て方①場所

    朝からお昼くらいまでよく日が当たり、昼以降は明るい日陰になる場所が最も適しています。直射日光に弱いので、特に西日が当たらない場所を選びましょう。また、水はけがよい土地を選びます。水はけが悪いと根が腐ったり病気を発生させることになり、生長に適しません。あまり肥えた土である必要はありませんが、長く栄養が続くよう、生長具合を観察していく必要があります。

    育て方②用土

    水はけがよく肥沃な土に植えます。地植えにする場合は植え付けの時期、2週間前くらいからあらかじめよく熟した腐葉土をすき込んでおき、緩効性肥料も混ぜて準備しておきます。鉢植えやプランターに植える場合は、黒土と腐葉土を同量、そして緩効性肥料も加えて混ぜます。このように水はけ、水もちどちらもバランスがとれた用土を作って植えます。    

    育て方③苗や球根の植え方

    ギョウジャニンニクは種から育てることも可能ですが、収穫できるまでに最低3~5年かかるため、早く収穫したい場合は苗や球根を植え付ける方法を選びましょう。苗は、春先もしくは秋冬、売られていますが、あまりたくさん出回ることがないため、種苗業者などにあらかじめ予約しておくことをおすすめします。9~10月もしくは3月頃、植え付けます。

    地植えでの植え方

    地植えの場合、熟した腐葉土と肥料を混ぜた用土を作って2週間ほど寝かせておきます。そのあと、幅60cm高さ10cmほどの畝を作ります。苗は5~10cm、間隔をあけて植えます。植え方としては球根部分の先端が地上から2cmくらい下に来るようにします。その後、土をかけて覆土します。

    プランターでの植え方

    プランターに植え付ける場合は深さ30cm以上、横幅60cm以上、鉢に植える場合も同等の大きさのものを用意します。用土は黒土と腐葉土を同量混ぜたものを入れ、植え方は苗の間隔は5〜7cmに植えます。あまり間隔をあけないで、生長したときに密集するくらいの植え方のほうが株もよく育ちます。

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