ギョウジャニンニクの育て方!収穫までの管理のコツや増やし方を解説!

ギョウジャニンニクの育て方!収穫までの管理のコツや増やし方を解説!

代表的な春の山菜、ギョウジャニンニク。近年、乱獲のため天然のギョウジャニンニクは減少し、栽培されたものが多く出回っています。今回、育て方や夏を乗り切り収穫するまでの管理のコツ、増やし方などご説明します。育て方しだいで自宅でも楽しく春の味覚を味わえます。

記事の目次

  1. 1.ギョウジャニンニクとは
  2. 2.ギョウジャニンニクの育て方
  3. 3.ギョウジャニンニクの収穫までの管理方法
  4. 4.ギョウジャニンニクの増やし方
  5. 5.ギョウジャニンニクの収穫時期・収穫方法
  6. 6.まとめ

ギョウジャニンニクの収穫までの管理方法

植え付けが終わり、春の収穫までにどう管理、栽培するかで収穫の量や質が変わってきます。暑さに弱いギョウジャニンニクは、水はけのよい土地を好むものの、あまり水が多いと根腐れや球根が弱って生育しなくなってきます。日本の暑い時期、夏をどう乗り切るかが一番大きな問題です。そのコツや収穫までどう管理するかを次にお教えします。

水やり

地植えの場合、真夏以外は水やりは必要ありません。夏の時期、あまりにも気温が高く晴天が続いてカラカラに乾いているようなら水やりをします。鉢植えの場合は鉢やプランターの土の表面が乾いていたら、たっぷり水を与えるようにします。冬の間は乾いていたら水やりをしますが、あまり水をやり過ぎると根腐れを起こし枯れてしまうので注意しましょう。

肥料

地植えの場合は追肥する必要はありませんが、あまり生長しなくなったり葉色が悪くなった時は、株元から離れたところに一握りずつ有機の置き肥をします。鉢植えやプランター植えの場合も生長や葉の様子を見て、置き肥はせずできれば有機の液体肥料を薄めて与えます。

病害虫

それほど病気や害虫の被害はありませんが、ネギアブラムシやネギアザミウマといった害虫や、サビ病などにかかることがあります。虫を見つけたらすぐに手で取るなどして駆除し、そのあとすぐに害虫が他の苗に広がらないよう寒冷紗などで株を覆い、集まって来るのを防ぎます。サビ病とは葉が茶色くなる病気です。変色したところだけ切り取って、広がらないようその場に捨てず、しっかりと処分します。

夏越し・冬越し

暑さに弱いのでできるだけ半日陰に植えるか、もしくは鉢植えやプランターなら移動させる必要があります。遮光ネットなどで日陰を作ってもよいでしょう。鉢植えの場合は鉢やプランターの下にすのこやレンガを敷き、風が通るようにすると涼しい環境になります。冬の寒さには強い植物ですが、霜がおりたり土が凍る地域では株元にマルチングすることで防寒します。

ギョウジャニンニクの増やし方

増やし方には種で増やす方法と株分けの2つがあります。花のあとに種ができるのでそれを採取し、まくことで増やせます。ただし種まきで増やす場合、収穫まで3~5年かかります。株分けの場合は収穫まで1年ほどなので、早く収穫を楽しみたい時は株分けで増やすのがよいでしょう。栽培を続けて株を増やすことで収穫を増やす、これも家庭菜園の楽しみのひとつですね。

種まきでの増やし方

種まきの準備

ギョウジャニンニクは、花が咲いて種ができ、7月下旬頃、種の殻が割れる時期を待って採取します。もし種の殻が裂ける前にとってしまった場合、手で揉んで殻を取り除いてから種をまきます。乾いてしまっている種の場合はまく前に1~2週間程度、水を取り替えながら水に浸けておきます。

種のまき方

  1. 育苗箱に種まき用の土を入れて間隔を7cmくらいあけ、指で1cmぐらいの深さの穴をあけます
  2. 穴に一粒ずつ種をまき、土をかぶせます
  3. 涼しい半日陰の場所に置き、土が乾燥しないよう、水やりをし、湿った状態で管理します
  4. 発芽し、茎が5cmくらいになったら鉢または庭に植え替えます

株分けでの増やし方

4年以上栽培すると、2~3本、茎が伸びてくるようになります。生長するにつれ地下にある球根が分かれていき、球根それぞれから茎が出るようになるからです。球根で増やす場合、秋になったらいったん掘り上げて球根ごとに分け、そのあと植え付けをします。分ける場合、素手かナイフで割ります。分けた株は早ければ1年で収穫、遅くても2、3年ほどで収穫できるようになります。

ギョウジャニンニクの収穫時期・収穫方法

庭や鉢に株を定植して3~5年ぐらいするとようやく収穫できる大きさに生長します。主な産地での収穫時期は春でも遅めの4月中旬~5月中旬ごろです。目安は、葉の枚数が3枚以上になったところで収穫します。株分けで増やしたものは1年ほどで収穫できますが、種を播いて栽培した場合は収穫までに約3~5年くらい要します。

収穫方法

芽が出て葉が開いてきたら、まだ葉の開いていないやわらかい若葉を折って収穫しましょう。葉が分かれているところから指でつまんで、株元から2~3cm残して外葉からとっていきます。あまり株下の方から切ってしまうと翌年の成長が遅くなるため、株元を少し残して収穫します。万が一、株元深く切ってしまった場合、次に収穫できるのは2~3年後になってしまいますので注意しましょう。

ギョウジャニンニクの旬の食べ方

茎はニンニクのような味、葉はニラのような味がします。下処理もしっかり行いましょう。茎の下のほうにある固いはかまをとり、よく洗って土を落とします。赤くなっている部分は香りが強いので、強いにおいが苦手な人は取るなどして調節します。軽く湯通ししたギョウジャニンニクを麺つゆに浸し、1~2日ほど漬け込んだ醤油漬けは手軽に旬を味わえる一品です。

まとめ

山菜として有名なギョウジャニンニク。植え方や栽培方法、増やし方、タネや株分けで増やす方法、収穫までの管理のコツ、産地での食べ方などご説明してきました。少し時間がかかる植物ですが収穫し味わう時の楽しみはひとしおです。自分の庭や鉢、プランターなどで栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。

naocchi
ライター

naocchi

園芸好きな園芸療法士で作業療法士。ダッチフラワーデザイン講師。園芸店勤務後アメリカに5年住み、帰国後、作業療法士になり園芸療法取り入れたリハビリさせていただいています。園芸の楽しさを皆さんと分かち合いたいです!

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