コシアブラとは?山菜の女王とも呼ばれる植物の概要と食べ方をご紹介!

コシアブラとは?山菜の女王とも呼ばれる植物の概要と食べ方をご紹介!

コシアブラという山菜をご存じですか?山菜の王様と呼ばれるタラの芽と同じウコギ科の植物で、山菜の女王とも呼ばれています。この記事では、コシアブラの特徴や見つけ方、食べ方などをご紹介します。レシピもご紹介しますので、お好みの食べ方を見つけてみてくださいね。

記事の目次

  1. 1.コシアブラとは
  2. 2.コシアブラの特徴
  3. 3.コシアブラの食べ方
  4. 4.コシアブラのおすすめレシピ4選
  5. 5.まとめ

コシアブラとは

出典:写真AC

コシアブラとは、山菜の王様と呼ばれるタラの芽と同じウコギ科の植物です。木の芽が山菜として食べられることで有名で、その風味のよさから「山菜の女王」とも呼ばれています。食べられる時期は4~5月と比較的短いことや、市場に出回ることがまだ少ないため、スーパーなどで見かけることが少ない山菜のひとつです。

コシアブラの特徴

出典:写真AC

コシアブラの名前の由来は、この木の油を搾って、ウルシのように使用されていたことから名づけられたといわれています。北海道から九州までの山間部に自生し、夏から秋の時期にかけて黄緑色の小さな花をたくさん咲かせます。コシアブラの別名はゴンゼツノキ、ゴンゼツ、アブラギなどがあります。ゴンゼツは漢字で「金漆」と書き、どの別名もウルシに由来します。

コシアブラの基本情報

学名 Acanthuopanax sciadophylloides
科名 ウコギ科
属名 ウコギ属
産地 北海道~九州の山地
草丈・樹高 5~20m
開花時期 8~9月
旬の時期 4~5月

コシアブラの見つけ方

沖縄以外の日本の山間部であれば、コシアブラの木は比較的見つけやすいでしょう。特にブナの木が自生している場所や、登山道や林道などの日当たりがいい場所で見つけることができます。コシアブラの若芽が採れる時期は4~5月ですので、その時期に登山などをした際は、周りを見回してみるのもいいかもしれませんね。

注意点

山には所有権があり、管理している方がいますので、無許可で山の奥深くまで入り込んで山菜摘みなどをすると、罰則を受ける可能性があります。山で山菜を取りたい場合は、山菜摘みができる山どうかを必ず確認するか、管理者に問い合わせることをおすすめします。また、初心者が道のない山に入りこむと、遭難の可能性もありますので、最初は経験者の方と一緒に山に入る方がいいでしょう。

コシアブラの見分け方

いざ山に入っても、コシアブラと他の木の見分け方が分からないと、芽を摘むことはできません。以下では、コシアブラの見分け方をご紹介します。コシアブラに似た木もありますので、下記の見分け方を参考にしてみてください。

コシアブラの見分け方①葉の数

コシアブラの葉の数は5枚で、まるで星のように放射線状に広がっていることが特徴です。コシアブラに似ている木にタカノツメという木がありますが、そちらの葉は3枚なので、よく見ると違いが分かります。葉の数や形を確認することが大切です。

コシアブラの見分け方②若芽の産毛

コシアブラの若芽には、細かい産毛がはえています。芽吹いた直後からはえているので、芽を摘む前に、産毛がはえているかどうかを確認するといいでしょう。

ヤマウルシに注意

コシアブラにとてもよく似たヤマウルシという木は、触ると皮ふがかぶれてしまう毒性の樹木です。自生している場所や、若芽の時期なども同じなので、間違えて触ってしまうケースがあります。以下では、コシアブラとヤマウルシの見分け方についてお伝えします。

コシアブラとヤマウルシの見分け方①若芽の色

コシアブの若芽がみずみずしい緑色をしているのに対し、ヤマウルシは全体的に赤みを帯びた色をしています。

コシアブラとヤマウルシの見分け方②樹皮

コシアブラの樹皮は、すべすべとしていて、乳白色の模様がまだらに出ているのが特徴です。ヤマウルシは、コシアブラと比べると樹皮のグレーが濃く、木肌が波打っていいるのが特徴です。若芽は高い位置にあることが多いので、樹皮での判断が分かりやすいですね。

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コシアブラの食べ方

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