シオデとは?幻の山菜・山アスパラとも呼ばれる植物の特徴や食べ方を解説!

シオデとは?幻の山菜・山アスパラとも呼ばれる植物の特徴や食べ方を解説!

シオデは、山アスパラと呼ばれている幻の山菜です。そんな幻の山菜シオデについての基本情報や栄養、似ている山菜との見分け方、採り方や下処理、保存方法、おいしい食べ方のレシピをそれぞれ解説します。シオデの特徴を覚えて山で採り、絶品の山菜を食べてみましょう。

記事の目次

  1. 1.幻の山菜シオデとは
  2. 2.シオデの特徴と他の山菜との見分け方
  3. 3.シオデの採り方・下処理方法
  4. 4.シオデの食べ方とレシピ6選
  5. 5.まとめ

幻の山菜シオデとは

シオデの基本情報

学名 Smilax
科名 サルトリイバラ科
属名 シオデ属
和名 牛尾菜
呼び名 シオデ・タチシオデ・山のアスパラ・山アスパラ
分布 東アジアの山林
山菜狩りの時期
開花時期 7月~8月

群生せずなかなか見つからないことから「幻の山菜」と呼ばれているシオデは、東アジアの山林に生息している、ツル性の多年草植物です。ほかの植物にツルを巻きつけながら、2m近くまで生長します。山菜狩りの時期は、新芽が出る春頃です。呼び名のひとつ「山アスパラ」の由来は、芽が生長して伸びていく姿や、食感がアスパラに似ていることから呼ばれています。

シオデの栄養

シオデは栄養価が高く、特にビタミンCや、食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンCには美肌効果や疲労回復に期待でき、食物繊維には便秘改善効果に期待できるので、健康や美容を気にしている人におすすめの植物です。漢方では血行促進、通経、関節炎に用いられ、細かく刻み自然乾燥させた根や茎を水で煎じて使います。

シオデの特徴と他の山菜との見分け方

シオデの特徴

シオデはツルをほかの植物に巻き付け、枝分かれしながら生長します。葉は薄く、色は緑色で、形は卵型や披針形です。葉の裏側には光沢があります。根はアスパラのようなひげ根でやや太く、量が多いです。花は小さく緑色で、花弁は反り返って球のような形になります。実は黒い液果で、開花時期は7月~8月です。葉が堆積した水はけと、日当たりがよい場所に生息しています。

シオデとタチシオデの見分け方

シオデとタチシオデの見分け方は、葉の裏側や花弁、開花時期でそれぞれ見分けられます。葉の裏側に光沢があるのはシオデ、光沢が無いのはタチシオデで、花弁の場合反り返っているのはシオデ、反り返って無いのはタチシオデです。また梅雨の時期に開花しているのがタチシオデで、夏頃に開花しているのがシオデです。

タチシオデの特徴

シオデと似ているタチシオデは、最初は立ち上がって生長し、その後はほかの植物にツルを巻き付けて生長します。葉は薄くて、色は緑色、形は卵型や被針形です。葉の裏側は光沢が無く、白い毛が密集して生えています。花は小さく緑色で、反り返りません。実は黒い液果です。開花時期は5月~6月です。

シオデの見分け方のポイント

  • シオデを採る時は、葉の裏側の違いで見分けましょう。
ボタ爺

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次はシオデの採り方と下処理の方法について紹介するぞ!

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シオデの採り方・下処理方法

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