サザンクロスってどんな花?その特徴や育て方をご紹介!開花時期は?

サザンクロスってどんな花?その特徴や育て方をご紹介!開花時期は?

サザンクロスをご存じですか。サザンクロス(南十字星)の名前のとおり、星の形の花びらで人気のミカン科の花です。夏にも冬にもあまり強くありませんが、適切に管理をすれば1年のほとんどの期間で花を楽しむことが可能です。特徴や品種、くわしい育て方についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.サザンクロスってどんな花?
  2. 2.サザンクロスの花の育て方
  3. 3.サザンクロスの開花時期
  4. 4.まとめ

サザンクロスの花の育て方

サザンクロスは耐寒性が弱く、夏場の高温多湿が苦手です。そのため暖かい地域では栽培は少し難しいかもしれませんが、適切な肥料を与えて多湿に気をつけたお手入れをすれば、きっとかわいらしい花を咲かせてくれますよ。栽培環境や水やりなど、育て方のポイントを見ていきましょう。

育て方①栽培環境

サザンクロスは日当たりが好きですが、夏場の直射日光は苦手です。庭植えで育てる場合は、暑い時期には半日陰になるような、水はけのよい場所を選んで植えてください。夏や冬の管理から考えると、鉢植えの方が育てやすいでしょう。土壌としては、酸性の土壌を好んでいます。

育て方②水やり

庭植えで育てる場合には、自然に降る雨だけでほとんどまかなえます。夏場、あまりにも乾燥するようであれば水やりをしてください。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたと感じたらたっぷりと水を与えてください。多湿が苦手ですが、水切れにも強くありませんので、特に夏場は注意深く観察してあげてくださいね。

育て方③植え付け・植え替え

庭植えの場合、苦土石灰を植え付けの際に使用しないように注意してください。水はけのよい環境を好むので、用土には腐葉土を混ぜ込むと効果的です。基本的には植え替えは不要でしょう。鉢植えで育てる際には鹿沼土とピートモス、腐葉土を配合するとよく育ちます。鉢植えの場合は2年に1度程度のタイミングで、ひと回り大きな鉢に植え替えを行うとよいでしょう。

育て方④冬越し

暖かい地域であればよく日の当たり、霜除けのできる軒下で冬越しが可能です。そのほかの地域の場合は室内に移動させ、日当たりのよい場所で管理しましょう。冬越し中はやや乾燥気味に管理するのがポイントです。耐寒温度は0度くらいですので、目安にしてください。庭植えの場合は、秋に作った挿し木株での冬越しもできます。

育て方⑤夏越し

高温多湿が苦手なので、梅雨どきは雨の当たらない場所で管理しましょう。梅雨が明けてから9月末ごろまでは、半日陰で風通しのよい、涼しい場所で手入れをします。庭植えの場合は、夏に強い日差しが当たらないように遮光を施してください。

育て方⑥病害虫

サザンクロスは病気にも害虫にも強い花ですので、基本的には心配は不要です。ただし株が弱っているときには、カイガラムシやアブラムシが発生することがありますので注意しましょう。どちらの害虫も湿度が高い環境を好むので、風通しのよい場所で管理してください。

サザンクロスの開花時期

開花時期は5月~11月で、冬場は花付きが弱くなります。ただし四季咲き性を持っているので、開花に適した気温であれば1年を通して愛らしい花を見せてくれます。開いた花が1週間以上も色あせず、あざやかな花色で咲き続けることも特徴です。長い期間花を楽しめるのも、サザンクロスの魅力ですね。

まとめ

星の形の花びらが可憐な、サザンクロスについてご紹介しました。「願いをかなえて」「まだ見ぬ君へ」というロマンチックな花言葉とあわせて鉢植えをプレゼントすれば、心に残る贈りものになりそうですね。お手入れはやや難易度が高めですが、暖かな環境で丁寧にお手入れすれば、1年のほとんどを花を咲かせた状態で楽しめますよ。

おもち
ライター

おもち

幼少期、母とふたりでつくった小さな花壇が宝物でした。季節の移り変わりを色とりどりの花で知るのがとても好きです。

関連記事

Article Ranking