バンマツリの育て方!植え付けから上手に管理・増やす方法まで解説!

バンマツリの育て方!植え付けから上手に管理・増やす方法まで解説!

バンマツリは半耐寒性で半常緑の低木です。その中でも庭木としてよく知られていているのがニオイバンマツリです。春から秋の季節にかけて開花する花は紫色から白色に変化し甘い香りを放ちます。ニオイバンマツリの育て方から増やし方まで詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.バンマツリとは
  2. 2.バンマツリの咲く季節
  3. 3.バンマツリの花言葉
  4. 4.バンマツリの育て方
  5. 5.まとめ

バンマツリとは

引用元:写真AC

バンマツリ(蕃茉莉)はナス科ブルンフェルシア属の半常緑の低木です。その中でも庭木としてよく知られていているのがニオイバンマツリ(匂蕃茉莉)です。春から夏にかけて開花する花は、最初は紫色ですがしだいに白色に変化してひと株でたくさんの色を楽しめます。また、さわやかな甘い香りでも私たちを楽しませてくれます。そんなニオイバンマツリについて特徴や育て方など詳しく解説します。

基本情報

バンマツリの基本情報
学名 Brunfelsia latifolia
別名 匂蕃茉莉(ニオイバンマツリ)ブルンフェルシア
分類 熱帯植物、庭木
形態 半常緑低木
樹高 30cm〜150cm
開花時期 4月〜7月、9月〜10月(返り咲き)
原産地 南アメリカ原産
耐寒性 比較的つよい

花の特徴

花は5枚の花びらからできており、最初濃い紫色だった花は2〜3日するとうすい紫色になり、最終的には白色に変化します。生育旺盛で、最盛期には株を埋め尽くすほどたくさんの花を咲かせます。1株で紫から白への色のバリエーションが楽しめるなんてお得ではないでしょうか。

香りの特徴

匂蕃茉莉(ニオイバンマツリ )の蕃(バン)は外国のこと、茉莉(マツリ)はジャスミン類のことを表しています。要するに外国から来たジャスミンのようないい香りがする植物ということですね。名前のとおり、花が最盛期の時期は数十メートル先まで香りがただよってくるほどいい香りがします。また、昼間より夜間に香りが強くなります。夏の夜、ジャスミンのようないい香りがただよってきたら、このニオイバンマツリかもしれません。

毒性の特徴

Photo byqimono

さわやかな花と香りの印象がつよいバンマツリですが、実は木全体に神経毒の成分を含んでいます。特に未熟な実や種には毒素が多く含まれており、ペットが間違って食べてしまうと嘔吐やふらつきなどの症状が起きることがあります。くれぐれも口に入れないように注意しましょう。

バンマツリの咲く季節

引用元:写真AC

ニオイバンマツリが主に咲く季節は春から初夏にかけてですが、花後すぐに剪定してやると夏や秋頃にも花を咲かせます。1年中通して開花時期が長く、盛夏と冬以外の季節は楽しめるのもうれしい点です。また冬の寒さにあてると春の花付きがいっそうよくなります。

耐寒性

Photo by **Hu

もともと熱帯植物ですが、比較的寒さには強く耐寒性に優れています。関東より南の暖かい地域では霜にあてなければ戸外でも越冬できます。また、春にたくさん花を咲かせるポイントは冬の寒さにあててから室内に取り込むことです。鉢植えの場合は霜にあてないように注意して、時期をみて室内や軒下に移動しましょう。

バンマツリの花言葉

引用元:写真AC

ニオイバンマツリの花言葉は

  • 浮気な人
  • 夢の名
  • 幸運
です。濃い紫色から白色へうつろいゆく花の姿がうつり気な”浮気な人”の花言葉になったのでしょうか。おもしろいですね。

バンマツリの育て方

植え付けは4月〜6月におこないます。関東より南の暖かい地域であれば庭植えも可能ですが、基本的には鉢植えで育てます。鉢植えの場合は苗よりもひとまわり大きな鉢に赤玉土と腐葉土を7:3でまぜた土に植え付けます。また地植えする場合は、根が横に広がるので他の植物とのかね合いも考えて間をとって植えるようにしましょう。

日当たり

Photo byGaddict

基本的には日光を好みますが、真夏の乾燥には弱いです。鉢植えの場合は、春から初夏にかけては日当たりの良い場所で管理し、真夏には日陰で管理するとよいでしょう。日陰でも全く咲かないということはありません。また地植えする場合は乾燥を嫌うので湿り気のある場所を選びましょう。

水やり

Photo by sorarium

ニオイバンマツリは乾燥を嫌うので、鉢土が乾いたらたっぷりと水をあたえます。特に夏場は朝夕と2回水やりします。庭木の場合も開花時期は特に水分を吸うので水切れしないように注意しましょう。何日も雨が降らないときなどは要注意です。

肥料

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花が咲く時期に液体肥料を1週間に1回あたえます。また春から秋にかけて緩効性化成肥料を2ヶ月に1回あたえ成長を促します。秋以降は肥料を少なめにして管理します。

剪定

Photo byCarlottaSilvestrini

花が終わると夏までに早めに剪定します。こみあっている枝を整理する程度にして強めに剪定はしません。花があまり咲かないという場合は、前年に切り戻しすぎたか剪定する時期が遅すぎたかもしれません。

増やし方

ニオイバンマツリは挿し木で増やすことができます。春から秋にかけて、その年に伸びた枝を5〜10cmほどに切ってバーミキュライトや鹿沼土など清潔で養分のない土に挿します。日陰で水切れしないように管理したら、約2ヶ月ほどで発根します。冬までには鉢植えにできるように早めに挿し木しましょう。

まとめ

いかがでしたか?ニオイバンマツリは熱帯植物ですが、冬の寒さにも比較的強い植物です。また花の色が紫から白にかわったり、甘い香りも楽しめるお得な植物でもあります。毒性など気をつける点もありますが、初心者にも育てやすい植物ではないでしょうか。ぜひトライしてみてくださいね。

のんみー
ライター

のんみー

ガーデニング初心者。散歩と野の花が好き。

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