エゾマツ(蝦夷松)とは?樹木としての特徴や用途をご紹介!

エゾマツ(蝦夷松)とは?樹木としての特徴や用途をご紹介!

エゾマツ(蝦夷松)という樹木をご存知ですか?北海道の木にも指定されている植物で、大きいものでは樹高が40mほどまで育つのが特徴です。エゾマツは材木としても親しまれており、さまざまな用途で使用されています。そんなエゾマツの特徴や用途、種類などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.エゾマツ(蝦夷松)とは
  2. 2.エゾマツ(蝦夷松)の特徴
  3. 3.エゾマツ(蝦夷松)の用途
  4. 4.エゾマツ(蝦夷松)の種類
  5. 5.まとめ

エゾマツ(蝦夷松)とは

エゾマツは常緑針葉高木に分類される植物で、主に北海道に分布しています。幹の部分が「エゾマツ材」という材木として利用されており、加工のしやすさや美しい木目が特徴です。そんなエゾマツの用途や種類、名前の由来や花言葉についてご紹介します。

エゾマツの基本情報

科名 マツ科
属名 トウヒ属
別名 クロエゾマツ、クロエゾ
形態 常緑針葉高木
耐暑性 強い
耐寒性 強い

エゾマツの名前の由来

漢字で「蝦夷松」と表記され、名前のとおり蝦夷(旧北海道)に多く分布していたのが由来しています。現在は「北海道の木」にも指定されており、北海道の針葉樹林では欠かせない存在です。

エゾマツの花言葉

エゾマツには「向上心」「勇敢」「永遠の若さ」「不老長寿」という花言葉がついています。エゾマツはお正月の門松にも利用されている植物で、長寿やお祝いごとの象徴とされてきました。そんなエゾマツに「永遠の若さ」や「不老長寿」という花言葉はよくあうといえるでしょう。

エゾマツ(蝦夷松)の特徴

エゾマツは北海道やシベリア東部、カムチャッカや中国に分布している樹木です。大きなエゾマツは防風林や公園のシンボルツリーとして利用されています。また小さく剪定して盆栽として育てるのもおすすめです。そんなエゾマツの幹や葉、球果(まつぼっくり)の特徴などをご紹介します。

幹は上へ上へとまっすぐに伸び、樹高は40mほどまで大きくなります。幹の直径が1mを超えるものもあり、クリスマスツリーとしてもおすすめです。うろこ状の黒っぽい樹皮が特徴で「クロエゾマツ」や「クロエゾ」とも呼ばれています。幹はほどよい硬さで加工しやすく、さまざまな用途で利用されている植物です。

枝にある「葉沈(ようちん)」と呼ばれる茎が少し膨らんだ部分から葉が伸びます。葉先は尖っており、流れるようにらせん状に葉がついているのが特徴です。葉の色は濃い緑色で、2cm〜3cmほどの大きさです。葉は硬く、触るとチクチクとしているためけがをしないように気をつけましょう。

球果(まつぼっくり)

エゾマツは秋になると「球果(きゅうか)」を実らせます。球果は「まつぼっくり」とも呼ばれ、大きさは5cm〜6cmほどで円柱状です。実り始めは枝に立っているように実がつきますが、すぐにぶら下がっているような姿になります。球果の中に種子が入っており、種子で増えていく性質をもっています。

次のページでは、用途や種類をご紹介します。

次のページ

エゾマツ(蝦夷松)の用途

関連記事

Article Ranking