常緑低木とは
常緑低木とは、1年中緑色の葉をつける背の低い樹木のことです。冬に葉がおちずに、少しずつ生えかわりながら緑色の葉を保ちます。低木はそこまで大きくならないので、お手入れは難しくありません。ガーデニング初心者にも挑戦しやすい庭木として人気です。
シンボルツリー
シンボルツリーは、玄関先に植えることで自宅を象徴する意味をもつ樹木です。記念として家を建てると同時に植える家庭が多く、目隠しや家の目印になります。背の低い樹木を選ぶことで、お手入れの手間をはぶけたり、庭の面積に左右されなかったりするのでおすすめです。シンボルツリーと自分で選んだフェンスをあわせると、オリジナル感があふれます。
針葉樹と広葉樹
1年中緑色の葉をつける樹木(常緑樹)は、主に針葉樹と広葉樹にわかれます。漢字のとおりで、針葉樹は葉のかたちが針のように細長く、広葉樹は葉が大きくひらたいかたちをしているのが特徴です。目隠しとして植えるなら、広葉樹をおすすめします。
常緑低木を植えるときのポイント
環境にあわせる
樹木を選ぶときに大事なのは環境にあわせることです。耐暑性や耐寒性、乾燥に強いものや弱いものといった植物の特徴を把握しましょう。庭のどの位置に植えるか、日当たりはどうかなどしっかり確認して選ぶと失敗することなく庭木を選べます。
グランドカバーをあわせる
背の低い木をシンボルツリーにするなら、木のまわりも飾るとよりきれいになります。グランドカバーとは地面をはうという意味で、芝のようにひろがり、足元を飾る植物のことです。グランドカバーは、庭の演出にはかかせません。常緑だけではなく、花が開花する種類など豊富にあるので、どんな庭にもあわせられます。
庭木におすすめの常緑低木
はじめてのガーデニングには低い木は最適です。自宅の雰囲気にあわせたり花姿を重視したり、家庭によって選ぶ樹木はかわるでしょう。以下では、初心者にも難しくなく、玄関先に植えるときにおすすめの常緑低木をご紹介します。
庭木におすすめ①ジンチョウゲ(沈丁花)
科名 | ジンチョウゲ科 |
属名 | ジンチョウゲ属 |
学名 | Daphne odora Thunb. |
庭木におすすめ②アオキ
科名 | アオキ科 |
属名 | アオキ属 |
学名 | Aucuba japonica |
庭木におすすめ③アセビ(馬酔木)
科名 | ツツジ科 |
属名 | アセビ属 |
学名 | Pieris japonica |
庭木におすすめ④ローズマリー
科名 | シソ科 |
属名 | マンネンソウ属 |
学名 | Rosmarinus officinalis |
ローズマリーはハーブとして有名ですが、葉からひろがる爽快な香りは常緑低木としても人気です。別名「海のしずく」「若返りのハーブ」と呼ばれ、料理やせっけんの材料に使われます。玄関先に植えると存在感があるのでシンボルツリーとしてもおすすめです。
庭木におすすめ⑤ユッカ
科名 | リュウゼツラン科 |
属名 | イトラン属 |
学名 | Yucca |