エレガンテシマとは?
エレガンテシマは、ヒノキ科コノテガシワ属の植物で、エレガンティシマとも呼ばれます。エレガンティシマは、コニファーと呼ばれる常緑針葉樹の一種であり、葉が落ちることがありません。庭の生垣やシンボルツリーとして、非常に育てやすい植物で、多くのガーデナーに人気があります。また、エレガンティシマは多少ほったらかしでもぐんぐん成長するため、ガーデニングを始めたばかりという初心者の方でも育てられる植物です。
コニファーとは?
コニファーとは、針葉樹を指す言葉です。針葉樹とは、葉っぱが細長い樹のことをいい、針葉樹のなかの園芸品種を総称してコニファーと呼びます。エレガンティシマはコニファーの一種です。コニファーは、手入れが比較的簡単で、一年中緑色の葉っぱを持つためシンボルツリーとしての適性があります。クリスマスのシンボルツリーであるクリスマスツリーにも、コニファーの木が使用されています。
エレガンテシマの特徴
特徴①とても丈夫
エレガンティシマは、コニファーの中でも非常に丈夫な植物です。気温の変化にも比較的強めで、病害虫の被害も受けにくいです。こまめにお世話をしない育て方でもぐんぐん育つため、育て方はとても簡単といえます。
特徴②鮮やかな緑色の葉っぱ
日当たりのよい場所で育てたエレガンティシマの葉っぱは、鮮やかな緑色に染まります。とても美しい緑色で、自宅の庭に1本植えておくだけで、庭の印象を変えてくれるでしょう。秋になると、葉っぱは枯れたような茶色になってしまいますが、春になるとまた元の鮮やかな緑色に戻ります。紅葉とはまた違ったメカニズムらしく、未だ詳細は明かされていません。
特徴③成長が早い
エレガンティシマは、非常に早く成長していきます。育て方にもよりますが、1年で大体30cmほど伸びるそうです。また、そのまま枯らさずに育て続けると高さ5mを超える規模にまで成長します。ここまでの高さにまで成長すれば、自宅のシンボルツリーとしても立派に使用できそうですね。育て方自体は簡単なため、園芸初心者でもこの高さに育て上げられます。
特徴④植え替えを嫌う
エレガンテシマは根っこが浅く、1本の太い根っこによって土の栄養を吸収しています。そのため、一度植え付けた後に植え替えをしてしまうと、根っこが傷んで枯れる原因になるため、植え替えは基本的にできません。日当たりの悪い場所に植えてしまったなどで、どうしても植え替えが必要だという場合は、エレガンテシマの周りを広めに掘って、なるべく根っこを傷つけないように植え替えましょう。
エレガンテシマの育て方
エレガンテシマの育て方は、簡単です。しかし、植物である以上、ある程度育て方で注意しなければならない点があります。押さえておきたい育て方を紹介していきます。
育て方①環境
エレガンテシマは強めの日光を好みます。できるだけ日当たりのよい場所に植えるようにしましょう。日当たりのよい場所で育つことによって、エレガンテシマの葉っぱは鮮やかな緑色へと変わります。逆に、十分な日当たりのない場所で育ったエレガンテシマは、鮮やかな緑色にならないため注意が必要です。生垣として植えるときも、シンボルツリーとして植える時も日当たりのよい場所を確保することが重要です。
ボタニ子
庭で一番日当たりがよい場所を探して、そこにエレガンテシマを植えるのがおすすめだよ!
育て方②用土
土は適度に水はけがよいものを使った方がよいです。粘土質の土のようにジメジメしている土や、少し踏みつけただけで水分があふれ出るような土ではうまく育ってくれません。ガーデニング用の土を買ってきて、そこに腐葉土を混ぜるのがおすすめです。基本的に肥料を必要としないため、肥料には特にこだわる必要はありません。
育て方③水やり
簡単に育つエレガンテシマでも、水やりはしっかりとする必要があります。このとき、気を付けなければならない点は、葉っぱに水をかけないことです。エレガンテシマの根元に向けて水やりをするようにしましょう。また、エレガンテシマは高い湿度に弱いため、湿度が高くなりがちな夏の暑い日の日中には水やりを控えるようにしてください。
ボタニ子
夏に限らず、水やりをしすぎると植物は枯れるから、適度に水やりするようにしようね。
出典:写真AC