クフェアとは?
名前 | クフェア |
別名 | メキシコハナヤナギ |
学名 | Cuphea |
分類 | ミソハギ科:クフェア属 常緑低木 |
高さ | 30cm~1m |
開花時期 | 5月~10月 |
育てやすさ | 普通 |
250種類以上の品種があるクフェア
中央アメリカ原産の植物「クフェア」は高さが1mほどになる常緑低木で、原産地のアメリカにはおよそ250種類以上の品種が存在し、室内では鉢植え、外では花壇や生け垣など幅広い利用で親しまれています。
夏前から秋までの長い開花時期
クフェアは開花期間が5月~10月までと長く、冬でも暖かな室内であれば開花することがあります。長期間花が咲くという特性だけでなく、適切な管理をしていれば毎年花芽をつけ、植物自体じょうぶで育てやすいことから、ガーデニング初心者におすすめの植物です。
クフェアの栽培カレンダー
開花期間はこまめな花がら摘みや切り戻しを忘れずに!
ボタニ子
花がら摘みや切り戻しをおこなうと花芽が栄養を多く吸収するようになり、開花期間が長くなるんですよ!
クフェアの育て方①場所
日当たり~半日陰で管理
クフェアは日当たりのよい場所を好みますが、半日陰の場所でも成長します。よく日に当てると花芽を多くつける傾向になります。やや寒さに弱い性質なので暖かい場所で育てましょう。
室内の置き場所と夏の管理
室内では日当たりのよい窓辺に置きましょう。ただし、夏の直射日光に当ててしまうと葉やけをおこして枯れることもあるので、薄地やレースのカーテンなどを引いて遮光するか、日光の強い時間帯は半日陰の場所に移動し、季節に合わせた管理をします。
クフェアの育て方②水やり
地植えと鉢植えの水やり
地植えはとくに水やりの必要はなく、降雨で十分です。鉢植えは用土が乾いたら、鉢底の穴から水がでてくるまでたっぷり水やりします。
水やりのコツ
地植えは通常自然の雨だけで十分ですが、真夏に晴れた日が何日もつづき地面が乾燥するようであれば水やりします。地植え、鉢植えともに水の与えすぎは根を傷め枯れる原因になるので、適度な頻度で与えるようにしましょう。
クフェアの育て方③用土
水持ちがよく、水はけもよい用土を使う
ほどよく水持ち、水はけがよい用土で育てます。自分でブレンドする場合は、赤玉土(小粒)と腐葉土を7:3の割合で合わせて使いましょう。
市販の花用培用土でも大丈夫ですよ!
クフェアの育て方④肥料
肥料は置き肥が大事
三要素(チッ素・リン酸・カリウム)が同じ分量含まれた置き肥を、成長の時期(5月~9月)に与えます。肥料を与えることで成長が促進され、よく枝を伸ばして株が大きくなります。
リン酸の多く含まれた肥料を与えると、新芽や花芽が増えます!
クフェアの育て方⑤種まき
種まきの時期は4月
地植え、鉢植えともに、種まきは4月におこないます。気温は20度ほどの暖かい日がよく、気温が低いと発芽が遅れることもありますが、発芽率は比較的よい植物なので芽がでるまで焦らず気長に待ちましょう。
植え付けのタイミング
発芽後、茎が伸びて本葉が5枚~9枚ほどになったら植え付けできます。
クフェアの育て方⑥植え替え
タイミングは2通り
植え替えのタイミングは2通りあります。
- 1年から2年に1度のペースで植え替えする。
- 鉢底の穴から根がでてきて、株が窮屈そうなときに植え替えする。
植え替えは、植物に負担の少ない暖かい日を選んでおこないましょう!
植え替えはなぜ必要?
鉢植えで育てているものは、植えたままにしておくと鉢のなかいっぱいに根が伸びて養分や酸素が吸収できず、水はけも悪くなって根が傷み枯れることがあります。適度に植え替えすることで新しい根が生え、植物も丈夫に育ちます。
ボタニ子
つぎのページでは剪定について紹介していきます。
引用:写真AC