はじめに
赤い実がかわいらしいヤブコウジは、万葉集にも登場するほど歴史が古く日本になじみが深い植物です。盆栽や寄せ植えで楽しむ愛好家も多く、さまざまな園芸品種が展開されています。そんなヤブコウジの特徴や花言葉などを紹介していきます。
ヤブコウジとは?どんな植物?
基本情報
マンリョウ(万両)
— 華咲 (@kasakiym) December 11, 2017
Ardisia crenata
ヤブコウジ科 常緑小低木
花言葉『お金持ち』『財産』 pic.twitter.com/a2SwNOdGtg
科目 | サクラソウ科(ヤブコウジ科)ヤブコウジ属 |
原産地 | 日本、中国、朝鮮半島 |
開花時期 | 7~8月 |
耐暑性 | 強い |
耐寒性 | 普通 |
ヤブコウジはサクラソウ科に分類されていますが、場合によってはヤブコウジ科に分類されることもあります。日本を含む東アジアが原産で、気候的にも日本で栽培しやすい植物といえます。
ヤブコウジの特徴
ヤブコウジの特徴は赤い実とギザギザの葉です。ナンテンととても似ているので間違われてしまうことがありますが、花の色や実のつき方が異なります。
ヤブコウジ
おはようございます(^-^)/
— もも (@blumen8783) December 9, 2017
12/10誕生花、ヤブコウジ
花言葉、感謝。
別名ジュウリョウ。サクラソウ科常緑小低木で山橘の名で万葉集にも詠われ古くから愛されてきた樹木。高さも30cm程と高くならず、夏に花が下向きに咲くのが特徴です。落語の寿限無のヤブラコウジブラコウジはこの藪柑子のこととか… pic.twitter.com/wwfv4em5UP
ヤブコウジは葉がギザギザで、サクランボのように赤い実がなります。落語の寿限無のモデルになった植物だといわれています。
ナンテン
あけましておめでとうございます☆
— みみみん (@mimiminmemo) January 1, 2017
本年もよろしくお願いします。
ワンコの散歩のときに撮ったナンテンの写真☆
の詳細と花言葉⇒ https://t.co/tH6K1ObwA4(みみみんブログ)#ナンテン #南天 #ファインダー越しの私の世界 pic.twitter.com/Sl5F6q6Bf6
ナンテンはメギ科の植物で、ブドウのように鈴なりに赤い実がなります。花の色は白く、葉にギザギザはありません。
ヤブコウジにはいろいろな名前がある
ヤブコウジが林檎の様な実を付けていました。
— 岳(だけぶき)蕗 (@dakebuki) December 18, 2017
但し径5~6mm程度(^^ゞ
別名:ジュウリョウ(十両) pic.twitter.com/UxJr3uS4Wx
ヤブコウジは漢字で藪柑子と書きます。ほかにも十両(じゅうりょう)や紫金牛(しきんぎゅう)とも呼ばれることがあります。万葉集の中ではヤブコウジは山橘(やまたちばな)という名で登場しています。
ボタニ子
ボタ爺
小さな実が蜜柑(ミカン)に似ていること、藪の中に自生していた姿から藪柑子と書くようになったといわれているよ。
お正月の縁起物としても!
十両とも呼ばれるヤブコウジは、センリョウやマンリョウと並んで、お正月の縁起物として扱われています。とくにギザギザした葉の形は、玄関先に飾ることで厄除けに効果があるとされています。
センリョウ(千両)
センリョウ、マンリョウ、ヤブコウジです。今年も実がついた🍒 pic.twitter.com/IK6vKllkwg
— いくおん (@tillandsIKUON) December 25, 2016
お正月の縁起物とされるセンリョウは、センリョウ科の植物です。上向きに実をつける特徴があり、なかには黄色い実をつける品種もあります。
マンリョウ(万両)
マンリョウ(万両) ヤブコウジ科 。マンリョウの名の由来はセンリョウより多くの実をつけることからです。イチリョウ、ジュウリョウ、ヒャクリョウ、センリョウ、マンリョウという花の名前があります。 pic.twitter.com/ANOsbT5YvV
— jun.Y (@jhkk_j) December 5, 2016
ヤブコウジと同じサクラソウ科の植物で、下向きに実をつけるのが特徴です。たくさん実をつける姿が縁起がよいとのことで、マンリョウと呼ばれるようになりました。
ボタニ子
続いてヤブコウジの花についてと、生薬としての効能を紹介します。
どうして藪柑子って書くのかな?