生ゴミを堆肥にする方法!おすすめのコンポストや作り方は?臭いはする?

生ゴミを堆肥にする方法!おすすめのコンポストや作り方は?臭いはする?

家庭から出る生ゴミから堆肥が作れる、コンポストをご紹介します。レジ袋の有料化や海洋汚染など、ゴミのリサイクルはとても身近な環境問題でもあります。この記事ではコンポストの種類や作り方から、気になる臭いを抑えるコツなど、生ゴミから堆肥を作るポイントをお伝えします。

記事の目次

  1. 1.コンポストとは
  2. 2.家庭用の生ゴミコンポスト7選
  3. 3.生ゴミコンポストでの堆肥の作り方
  4. 4.コンポストに入れられるもの
  5. 5.コンポストの臭い対策
  6. 6.コンポストのメリットとデメリット
  7. 7.まとめ
キッチン

出典 Unsplash

良質の堆肥を作るためには、生ゴミを入れる前の分別も重要なポイントです。細かく砕くことで、分解しやすくなるものもあります。

入れていいもの

卵

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  • パン
  • ご飯
  • 麺類(乾麺以外)
  • 揚げ物カス
  • 生クリーム
  • 野菜や果物の皮
  • 砕いた卵の殻 など
コンポストは生ゴミの削減になりますが、入れすぎも分解・発酵の妨げになるので、量を加減することも上手に維持するポイントです。

入れてはいけないもの

かぼちゃ

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  • 植物や野菜の根っこ
  • 玉ねぎやニンニクの皮
  • 野菜や果実のタネ
  • 肉類の骨
  • 生の肉や魚(モツやアラ)
  • 貝類、カニの殻
  • 栗の鬼皮
  • ソラマメのさや
  • 塩分の高い残飯
  • 腐ったりカビたりしているもの

分解・発酵に時間のかかるもの

  • 野菜や果物のへたや軸・芯
  • アボカドの皮
  • 落花生の殻
  • 鶏の皮や軟骨 など
防腐剤でコーティングされたオレンジなどの果物の皮は、分解・発酵されにくいという性質があります。

コンポストの臭い対策

調理

出典 Unsplash

コンポストから発生する臭いは、毎日続けていく上での大きな問題のひとつです。生ゴミがカビたり腐ったりするときにも、分解・発酵するときにも臭いが出ます。どのような点に気をつければいいのか、順を追って見ていきましょう。

臭い対策①入れる前によく乾かす

最初のポイントは、コンポストに入れる前によく乾かすことです。濡れたままの生ゴミをそのまま入れるのではなく、米ぬかをまぶしたり乾いた土をかぶせたりして、湿度をコントロールしましょう。湿度が高いコンポストは、イヤな臭い物質が発生しやすくなります。時々フタを開け、防虫ネットをかけた状態で、コンポストの中を乾かしましょう。

臭い対策②入れた後にしっかりと混ぜる

2番目のポイントは、生ゴミを入れっぱなし・乗せっぱなしにしないことです。生ゴミを分解してよく発酵させるには、新鮮な空気が必要です。下の方からすくってひっくり返しながら混ぜ込みます。生ゴミをより早く分解させると、発酵臭はでますが、嫌な匂いにはなりません。生ゴミをなるべく小さくカットして、分解しやすくしましょう。

臭い対策③きちんと発酵させる

3番目のポイントは、発酵温度です。コンポストをしっかりと発酵させると、中の温度が60℃ぐらいまで上昇します。こうなると虫や悪玉菌も死滅して、イヤな臭いは出ません。温度が上がらない時期は、発酵促進剤を上手に使って、しっかりと発酵させましょう。しっかりと発酵させてから寝かせると、質のよい「熟成堆肥」になります。

コンポストのメリットとデメリット

【コンポストのメリット】

  • 家庭から出る生ゴミが減らせる
  • ゴミの分別や環境意識が高まる
  • コストをかけずに、維持できる

【コンポストのデメリット】
  • 臭いや虫の発生
  • 手間がかかる
コンポストには、メリットもデメリットもあります。いろいろな種類のコンポストをご紹介していますので、暮らし方にあった方法を選ぶのが長く続けられるコツです。

まとめ

日々の暮らしで出る生ゴミをリサイクルして堆肥に変える、コンポストの種類や作り方をご紹介しました。プランターバッグとしても使える、おしゃれなバッグ型のコンポストも発売されています。キッチンコンポストとベランダ菜園で、エコロジーな循環型のライフスタイルを目指しましょう。

オ ダ マ キ
ライター

オ ダ マ キ

こんにちは!花とグリーンが大好き!3匹の猫と美味しいものと、豊かな自然に恵まれた信州在住の元 園芸店員ライターです。どうぞ、よろしくお願いします★★★

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