かすみ草（カスミソウ）の花言葉は？種類や色別にそれぞれ詳しくご紹介！

かすみ草は大きく分けて4種類あります。一年草のかすみ草のエレガンス種とムラリス種、多年草のパニクラータ種（宿根かすみ草）とレペンス種です。大きさはさまざまで、草丈が15cmの小柄なものから120cmになる種類が存在します。種類ごとの花言葉はありません。

エレガンスは中型のかすみ草で、草丈が約50cm～80cmほどに成長します。原産は中央アジア～ヨーロッパで、市場に苗でも出回っており、比較的育てやすい花として親しまれています。開花時期は、5月～8月です。

ムラリスは、草丈が小さいかすみ草です。ムラリスも苗が出回り、寄せ植えなどで使用されます。品種は「ジプシー」という名でシリーズ化されており、白、ピンク、濃いピンクがあります。小さくやわらかいピンクのムラリスは、庭に彩を添えてくれるでしょう。

生花店で切り花で見かけられるかすみ草は、主にパニクラータという種類です。別名「宿根かすみ草」と呼ばれる、多年草です。種から育てることもできますが、発芽率がそこまでよくありません。ハードルが高く感じる方は春に出回る苗から育ててみるのがおすすめです。

レペンス種はアルプスやピレネー山脈で自生し、高山植物という位置づけです。岩肌などに匍匐（ほふく）しているように広がります。ガーデニングでは、グランドカバーとして使用されるため、カーペットカスミソウという名前がついています。エレガンス種、ムラリス種、パニクラータ種とは全く違い、地面に這って生育していくのが大きな特徴です。

花束にかすみ草は欠かせませんが、かすみ草はほかにもアレンジを楽しめる優秀な花材です。ブーケ以外のかすみ草のアレンジを知って、チャレンジしてみましょう。自分用にも、ギフト用にもおすすめです。

ほかの花に比べて水分量のかすみ草は、ドライフラワーに仕上げやすい花です。ドライフラワー作り初心者でも、失敗することなくチャレンジできます。一般的に知られているのが、逆さにして吊るす方法です。きれいに束ねて吊るせば、部屋のインテリアとしても映えますよ。ドライフラワーにしたかすみ草は、以下のハーバリウムやアクセサリーでも活躍します。

植物を標本として保存する目的で作られていたハーバリウムは、近年ではいろいろな花を詰め合わせて、美しいオブジェとして飾られています。好きなドライフラワーを用意して小瓶に詰めていき、専用オイルを流し込んで完成です。長持ちもするため、贈り物に用いると長く相手に楽しんでもらえるでしょう。

アロマワックスサシェは、キャンドルの素材のロウとアロマオイル、美しく飾るドライフラワーを使用して作ります。火をつけなくても置いておくだけで香るため、ハンドメイドやプレゼントで人気です。アロマサシェ作りにもかすみ草はぴったりです。好きな香りと花言葉を添えて、かすみ草のアロマワックスサシェを作ってみましょう。

かすみ草のドライフラワーを、レジン液で閉じ込めたアクセサリーもおしゃれなアレンジです。プレゼントにも向いていますが、自分で普段から身につけるのもおすすめです。かすみ草を身につけていれば、花言葉の「清らかな心」「無邪気さ」「親切」を忘れずに過ごせるかもしれません。同じデザインのアクセサリーでも、かすみ草の色別に作ってみると雰囲気が変えられますよ。

誕生日や歓送迎会などのイベントで贈られる花束に添えられるかすみ草は、花束の名脇役といえます。そんな名脇役は、主役に匹敵するすてきな花言葉をもっています。誕生日祝いや日頃の感謝を伝えるときは花言葉に思いを込めて、かすみ草をメインにした花束やアレンジを贈ってみるのはいかがでしょうか。