さりげない香りで人気のサシェ
サシェとは、布や紙製の小さな袋の中に香りのするドライフラワーやハーブなどを詰めたものです。サシェは袋をあけずに香りを楽しむため、「香り袋」や「匂い袋」とも呼ばれます。部屋やクローゼット、引き出しの中などの芳香剤として、また普段使うバッグや洋服の香りづけとしても使われます。
ボタニ子
アロマワックスサシェも注目を集めている
出典：写真AC
アロマワックスサシェは、「香り袋・匂い袋」と呼ばれるのサシェとは違い、アロマオイル（精油）で香りづけしたワックス（蜜蝋）を型どって、ドライフラワーなどでデコレーションしたものです。袋を通していない分、香りが広がりやすいのも魅力です。テーブルに置いたり、壁掛けで飾ったりするなど、部屋の芳香剤としても使われます。
サシェの簡単な作り方【香り袋・匂い袋編】
出典：筆者撮影
袋型のサシェは、布や紙の袋に香料やドライフラワーやハーブを入れて作ります。今回は「身近なものや手軽に揃えられるもの」として、布とティーバッグに入ったハーブティー、ペーパーリボンを使い、ティーバッグがぴったり入りサイズの袋型のサシェを実際に作っていきます。(※道具・作成中の画像は筆者撮影です）
材料と道具
出典：筆者撮影
材料
- ハーブティー（ティーバッグ入りのもの）
- 生地の厚みが薄めの布：30×30cmくらい（もっと小さくても大丈夫でした）
- ペーパーリボン（緑と黄緑色）
道具
- A5サイズくらいの少し厚めの紙（型紙用で、画用紙でも大丈夫です）
- シャープペンシル
- 定規
- カッター、カッターマット
- はさみ、裁ちばさみ
- 木工用ボンド
- 色鉛筆（緑と黄緑色）
作り方
①袋の展開図の型紙を作る
紙を半分に折り、折り目が下にくるようにおきます。その紙の上にハーブティーをティーバッグのまま重ね、ティーバッグの両側に少し間を空けて5mmの二重線を紙の折り目と垂直に引きましょう。
引いた5mm幅の二重線の、下から5mmの所に紙の折り目と平行に線を引いて5mm角の正方形を作り、写真のように対角線を引きます。
線が引けたら、写真のように白色の線で囲った部分を切り抜きましょう。
切り抜いて開き、ハーブティーのティーバッグの両側に引いた5mmの線に沿って内側に谷折りをしてのりしろ部分を作ったら、袋の型紙の完成です。
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型紙の中央両脇に三角形の切り込みあることで、布を袋状にするときに接着しやすく、見た目もすっきりするよ！
②布を裁断して袋を作る
型紙に沿って布を裁ちバサミで裁断し、型紙と同じくハーブティーのティーバッグの両側に引いた5mmの線に沿って内側に谷折りをします。布の折り目がはっきりしない場合は、アイロンをあてましょう。
谷折りにして出てきた4つの面に木工用ボンドを塗り、布の上下を合わせるようにのりしろ部分同士を内側に貼り合わせたら、袋が完成です。
③袋に装飾をして香りのもとを入れる
袋ができたら装飾として、今回は袋の表面に色鉛筆で色付けをします。色づけが終わったら、袋の中にハーブティーのティーバッグを詰めます。
ボタニ子
ハーブティーを袋に詰めるときには、ティーバッグの状態で詰めたほうが、袋の繊維から茶葉がこぼれにくいよ！
④袋の口を紐やリボンで結ぶ
最後に、カモミールの香りをイメージして黄緑と緑のペーパーリボンで袋の口をしっかりと結びます。
⑤できあがり
袋型のハンドメイドのサシェができあがりました。今回はハーブティーを詰めて作りましたが、詰めるものをポプリやハーブ、アロマオイル（精油）を含ませたコットンなどにアレンジするのもおすすめです。
ボタニ子
袋自体にも、ドライフラワーやビーズなどで飾りつけをしてもかわいいね！
バッグを開けたときにふんわり香って、おしゃれな人に人気だよ！