クローバーについて
クローバーの特徴
和名 | シロツメクサ |
科 | マメ科 |
属 | シャジクソウ属 |
分類 | 多年草 |
原産地 | ヨーロッパ〜西アジア |
開花時期 | 4~7月 |
江戸時代、オランダからのガラスの輸入物に緩衝材として、乾燥させたクローバーが詰め物代わりに使われていたことから白詰草(シロツメクサ)と呼ばれます。白く可憐な花が咲き、繁殖力が強いのでグラウンドカバーに使える植物です。また、畑に野菜を植える前に育てておいて、そのまま耕すと、窒素を含んだ緑肥として役立ちます。
クローバーの花の花言葉
クローバーの花言葉は「幸運」、「私を思って」、「約束」、「復讐」です。「幸運」と「復讐」なんて、相反した意味ですね。『「私を思って」。「約束」したじゃないの!』から、裏切られたときに「復讐」心が芽生えるということでしょうか。
四葉のクローバーをみつけよう
クローバーといったら、やっぱり四葉を探したくなるわね。どうやったら見つけられるかしら?
一面のクローバー畑で自然と始まる四葉探し。苦労してやっと見つかると、本当に幸運を手にしたように嬉しくなります。実は四葉のクローバーは成長点が傷ついてできた奇形なので、成長後の初夏に、人がよく通る道端や公園などで見つけやすいようです。また、株ごと変異している場合、近くにも多く四葉が見つかります。
クローバーの葉の花言葉の由来
花言葉は誰が決めたの?
そもそも、花言葉とは誰が決めたのでしょうか。発祥とされている17世紀のトルコでは、花に思いを託して贈る習慣がありました。やがてそれがヨーロッパから世界に広がる中で、各地の神話や文化などに合わせて変化していったのです。最近では新品種の花に、花言葉を開発者がつけたり、募集をしたりと、販売促進のキャッチコピー化されています。
四葉のクローバーとキリスト教
普通、花言葉は花につくものなのに、クローバーには花のほかに葉っぱの枚数ごとにも花言葉があります。なぜでしょうか?実はキリスト教の布教の際、クローバーの葉っぱの形を利用したことから、葉っぱの花言葉が広く使われるようになりました。
四葉のクローバーは十字架を表す
キリスト教の教義の中に三位一体という考えがあります。神、聖霊、キリストの三存在が一体であるというものです。そこで、三つ葉のクローバーの葉っぱをそれぞれに例え、三位一体を表した、信仰のシンボルとしたのです。また、そこに1枚加わった四葉のクローバーを十字架に見立て、幸福のシンボルとしました。
クローバーの葉と花言葉
三つ葉のクローバーの花言葉
三つ葉のクローバーの花言葉は「愛」、「希望」、「信頼」です。キリスト教の信仰と愛情のシンボルである三つ葉のクローバーは、葉っぱそれぞれに「愛情」、「希望」、「信仰」の意味が込められているからでしょう。
出典:写真AC