はじめに
お世話になっている人へ感謝を伝えたいとき、尊敬している上司の異動で送別会を開くことになったときに花の贈りものを考えることがありますよね。どんな花を選んだらよいのだろう?と悩むあなたにおすすめの植物をご紹介します。いろいろな思いをうまく花言葉にのせて喜ばれる贈りものになるといいですね。
感謝の気持ちを伝える花言葉の植物5つ
送別の場であっても、日頃のありがとうの気持ちを伝える場であっても、花束を贈る機会があればまっさきに出てくるのが「感謝」の気持ちですよね。ここでは「感謝」が花言葉の植物を紹介します。さようならの気持ちを吹き飛ばすぐらい送別会の主役を感謝の気持ちいっぱいにして送る会にしましょう。
感謝の花①バラ(ピンク)
1年を通じて手に入るバラの中で、ピンクの花言葉は「感謝」です。赤は「愛情」、白は「深い尊敬」が花言葉です。結婚式やプロポーズのときの花束で使われることが多いバラですが、ありがとうの意味を込めてピンクのバラを贈るのはいかがでしょうか。特に女性に贈る場合におすすめです。
感謝の花②カスミソウ
カスミソウは5月~8月が開花時期で、色は白とピンクがあります。花言葉は「感謝」「親切」「清らかな心」です。花言葉から「今まで親切にしてくれてありがとう」というメッセージを伝えることができそうですね。白のカスミソウであれば、男性にも女性にも好まれるため、お世話になった人へプレゼントするとよいでしょう。
感謝の花③カンパニュラ
カンパニュラはラテン語で「小さな鈴」を表す、やさしい色合いとふっくらした形が印象的な花です。開花時期は5月~7月。花言葉は「感謝」「思いを告げる」「共感」「誠実な愛」です。青、ピンク、白があり、色とりどりの花束を贈ることができます。5~6月頃に送別や結婚式などでありがとうの気持ちを伝える場面ではふさわしい花ですね。
感謝の花④ガーベラ(ピンク)
春(4~6月)と秋(10~11月)に花が咲くガーベラは「希望」の意味を持ちます。特にピンクのガーベラは「感謝」が花言葉で、今までの感謝とこれからの希望を願うと相手に伝えることができます。かわいらしい雰囲気の花のため、年下の人への贈りものとしてもよいでしょう。
感謝の花⑤ダリア(白)
ダリアは6月から11月に咲く花で、白の花言葉が「感謝」「豊かな愛情」です。1輪でも存在感があり、他の色の花との相性もよいため、花束では好まれるでしょう。花の色が赤であれば「華麗」、黄色は「優美」が花言葉です。花束の中に数輪ダリアを組み合わせるだけでゴージャスな花束になるでしょう。
送別にふさわしい花言葉の植物5つ
送別と言えば、別れの挨拶である「さようなら」という言葉がイメージされがちです。しかしプレゼントするのであれば、これからの未来に希望がもてる花言葉を持つ花が望ましいでしょう。送別にふさわしい花言葉とともに、おすすめの植物を紹介します。
「門出」の花:スイートピー
スイートピーは1月~4月に出回ることが多い花で、年度末の送別会、卒業のシーズンにピッタリです。花言葉は「門出」「やさしい思い出」です。歌のタイトルとしても有名な赤いスイートピーだけでなく、白、ピンク、黄色、紫などカラーバリエーションは豊富です。今までの思い出を糧に新天地で頑張る人に、ぜひ贈りたい花ですね。
「信頼」の花:マーガレット
12月~5月頃に出回るマーガレットは日持ちがよく、切り花だけでなく鉢植えの物もあります。花言葉は「信頼」「真実の愛」です。特にお世話になり、信頼できる人に贈る場合にはよいでしょう。また、枯れても花びらが落ちることがないことから、「落ちない花」として受験シーズンに好まれる花でもあります。受験を控えている人に縁起物としてプレゼントしても喜ばれるでしょう。
「尊敬」の花:ゼラニウム
ゼラニウムは3月~11月に出回る花で、赤、ピンク、オレンジ、紫、白とカラーバリエーションが豊富です。花言葉は「尊敬」「信頼」「真の友情」です。尊敬する先輩・上司であったり、仲の良かった同僚にプレゼントするのにふさわしい花言葉ですね。鉢植えのゼラニウムもありますので、園芸好きな人であれば育てる楽しみをプレゼントする意味で鉢植えにしてもよいでしょう。
「祝福」の花:ポインセチア
ポインセチアは10月~3月が開花時期です。クリスマスのシーズンに見かけることが多いでしょう。花言葉は「祝福する」「幸運を祈る」です。栄転などおめでたい理由での送別に合う花です。見た目のインパクトも強い花ですので、これからの活躍を応援する意味で贈るのもよいでしょう。
花言葉で感謝の気持ちが伝わる花束の選び方
「ありがとう」の気持ちを伝えたい時や、送別会での贈りものとして使える植物についてご紹介しました。単体の花よりは複数の花で彩られた花束を贈る方が、きっと喜ばれるのではないでしょうか。最後に、花束を選ぶ時のポイントをお伝えします。
感謝と送別にふさわしい花言葉を添えるのが理想
花束を用意するときには①渡す相手のイメージに合わせた配色にすること②花屋さんに相談してネガティブなイメージの花言葉のものは入れないこと、が最低限のマナーです。色に統一感があり、華やかなイメージのある花束が理想のプレゼントの形です。もう会えなくなる人であっても、「さようなら」より「新天地でも応援していますよ」という激励の気持ちを花言葉で伝えらえるとよいですね。
まとめ
今回は送別会などにふさわしい花言葉についてご紹介しました。さようならと送別の気持ちを全面に出すのではなく、送る方も送られる方も感謝とこれからの希望を願う送別会となればよいですね。参加者の気持ちが花束に込められるよう、ぜひ花束選びの参考にしてください。
出典:写真AC