中国地方の彼岸花名所5選
彼岸花の名前がついた名所や城など、彼岸花を見られる場所は中国地方にもあります。
鳥取県
上淀廃寺跡
米子市にある上淀廃寺跡には、2014年から始まった「彼岸花の里づくりプロジェクト実行委員会」の協力のもと、赤や白の彼岸花が約2万球植えられました。ボランティアの尽力がうかがえる美しい風景が楽しめます。
島根県
ひがん花の里
島根県鹿足郡吉賀町にあるひがん花の里では、「ひがん花祭り」が秋に開催され、多くの観光客でにぎわいます。その名前のとおり真っ赤な彼岸花の群生場所です。広い栗林が3ヘクタールあり、そのなかに彼岸花が咲いています。
広島県
いきいきロード
広島県尾道市のいきいきロードは、御調町にあります。「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に選ばれた、川沿いの歩行者優先道路です。ウォーキングやジョギングを楽しみながら、彼岸花を観賞してください。
山口県
鰐鳴八幡宮 (わになきはちまんぐう)
鰐鳴八幡宮は、通称名を小鯖八幡宮(おさばはちまんぐう)といいます。彼岸花がまるで、真っ赤なカーペットのように咲く場所です。和の建物に溶け込んだ、風情ある景色を堪能しましょう。
岡山県
津山城
9月中頃、岡山県の津山城のあちこちで彼岸花が咲きます。石垣や城に、彼岸花の鮮やかな赤が映えます。歴史を感じさせる風景で、SNS映えも狙えるでしょう。春には、桜が見事に咲くことでも知られています。
四国地方の彼岸花名所4選
「お遍路さん」で有名な四国は、古来の風習や文化が今も息づく地方です。彼岸花は、そんな四国にふさわしい花といえるのではないでしょうか。
徳島県
星谷運動公園
徳島県勝浦町の星谷運動公園に、彼岸花が群生しています。公園の北側の土手に沿って、里の風景に彼岸花の赤が映えます。
愛媛県
松山市窪野町北谷
愛媛県松山市窪野町北谷地区には、彼岸花が群れて咲いている場所があります。見頃の時期は9月中頃~10月初め頃で、愛媛県有数の観光スポットとして知られています。
香川県
みろく自然公園
香川県さぬき市のみろく自然公園では、赤色や白色、黄色や桃色などのさまざまな彼岸花を見られます。カラフルさは、妖艶さだけでなくかわいらしい印象も与えます。かつて、みろく池の底から弥勒菩薩の石の像が出土しました。そのため、「みろく」の名前が公園についています。
高地県
土佐山
高知県高知市土佐山のリゾートホテル「オーベルジュ土佐山」では、「彼岸花感謝祭」が開催されています。里山の風景である棚田に、燃え立つような赤い彼岸花が広がります。
九州・沖縄地方の彼岸花名所6選
秋の彼岸頃、福岡県、大分県などの各地に彼岸花の名所があります。最後は、九州・沖縄の彼岸花スポットを紹介します。
福岡県
白野江植物公園
福岡県北九州市の白野江植物公園では、季節の花が見られます。秋には公園のあちこちで、白い彼岸花が咲き誇ります。赤とは対照的に、白い雪のように咲く花姿は圧巻です。
不老山正光寺(しょうこうじ)
福岡県築上郡の不老山正光寺では、「白い彼岸花祭り」が開催されます。白い彼岸花(シロバナヒガンバナ)の群生は珍しく、圧巻の咲く様子にため息が出てしまうかもしれません。赤や黄も咲いており、見ごたえがあります。
大分県
七ツ森古墳群
七ツ森古墳群は、熊本県と大分県の県境近くにある古墳群で、秋には「七ツ森彼岸花祭り」が開催されます。敷き詰められたように彼岸花が群生し、異空間にいるような景色です。
宮崎県
萩の茶屋
萩の茶屋は、宮崎県では花の名所として有名な場所です。春には八重桜とツツジが咲き、夏の初めには、アジサイやネムの花が咲きます。秋には400万本もの彼岸花が開花します。
鹿児島県
さつま町柊野地区
「柊野ひがん花祭り」が開催されるさつま町柊野地区では、9月に彼岸花が里の景色を赤く染めます。彼岸花観賞のための散策コースがもあります。地元の小学生が祭りを盛り上げてくれているようです。
沖縄県
だるま山公園
久米島にあるだるま山公園では、9月中頃~10月初め頃に彼岸花が咲きます。黄色い彼岸花は、鍾馗水仙(しょうきずいせん)といい、ヒガンバナ科の花です。
まとめ
秋の季節を存分に感じられる、彼岸花の観光スポットを紹介しました。関東や関西はもちろん、九州など各地で、美しい彼岸花を見られます。彼岸花の見頃は1週間ほどと短いですが、ぜひ訪れてください。彼岸花の魅力にどっぷりと浸れるでしょう。
出典:BOTANICA