イヌムギ(犬麦)とは?名前の由来や雑草としての特徴や見分け方を紹介!

イヌムギ(犬麦)とは?名前の由来や雑草としての特徴や見分け方を紹介!

イヌムギ(犬麦)は日本のどこでも見られる雑草です。似たような穂を持つ雑草も多くあります。イヌムギは「麦」と付き、下垂した穂が小麦のようですが食べることはできるのでしょうか。イヌムギ の名前の由来、特徴や他の雑草との見分け方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.イヌムギ(犬麦)とは
  2. 2.イヌムギの特徴
  3. 3.「イヌムギ」の名前の由来
  4. 4.イヌムギと似た植物との見分け方
  5. 5.イヌムギの駆除の方法
  6. 6.イヌムギのフラワーアレンジ
  7. 7.まとめ

イヌムギ(犬麦)とは

イヌムギ(犬麦)は日本ではどこでも見られる雑草です。穂が麦に少し似ているところもありますが、食用ではありません。生命力、繁殖力が強くイネ科のアレルギーの原因にもなります。どんな植物なのか、特徴や駆除の方法などをご紹介します。

イヌムギの特徴

名称 イヌムギ(犬麦)
学名 Bromus catharticus Vahl 
分類 イネ科スズメノチャヒキ属 多年草
原産地 南アメリカ
分布 日本全国
草丈 40cm〜100cm

イヌムギは大きくて平らな穂が特徴で、日本ではどこでも見られる雑草です。日本には明治元年に牧草として渡来し、全国に広がり野生化しました。すでに日本産の特徴も持っています。ヨーロッパと北アメリカでも帰化しています。

イヌムギの一年

乾燥した草地に生え、秋に芽を出して株になって冬越えします。根元で束になって生育し草丈が40cm〜100cmに育ちます。開花時期は5月〜8月で茎の先端から穂の部分を伸ばします。枝が先端に向かって垂れ下がる姿が特徴的です。日本産のものは多くが閉鎖花で、咲かないまま実を作ります。

葉・茎の特徴

葉は長さが15cm〜30cmくらい、幅0.5cm〜1cmくらいで厚みがなく細長い緑色です。所々に毛があり、先端は尖っています。株の下の方では葉の根元は白い毛に覆われています。

穂の特徴

小さな緑色の穂は、1つの茎に1個〜4個付きまばらについています。穂は先の尖った細い楕円形をしていて、長さは2.5cmくらいになります。花は閉塞花が多く、開かずに結実し、穂には柄があり下垂します。

イヌムギは食べられるの?

Photo byMabelAmber

小麦のように同じ「麦」と付くので食べることができるのでしょうか。残念ながら、牧草なので食べることができない訳ではありませんが、人の食用には向いていません。散歩させている犬が食べることがありますが、害は無いようです。

「イヌムギ」の名前の由来

犬麦(イヌムギ)の日本での名前は、食用の穀物としては役に立たないために付けられました。名前に「犬」が付く植物は、残念ながら役に立つ方法がないとされているものが多いです。

ボタニ子

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次のページからはイヌムギと似た植物について紹介します!

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イヌムギと似た植物との見分け方

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