アクアリウムの作り方②水草
飼育スタイルと飼育容器が決まれば、次は植える水草を選んでいきましょう。先ほどご説明したように、容器や設備によって飼育できる水草の種類は変わってきます。水草を選ぶためのポイントをご紹介します。
選び方のポイント①温度変化
ボトルや瓶といった容器を用いるボトルアクアリウムでは、温度変化が起こりやすいです。温度変化に強い水草を選びましょう。アヌビアスナナ、アヌビアスバルテリー、クリプトコリネなどが強いとされています。
選び方のポイント②大きさ
レイアウトを考える上で欠かせないのが水草の背丈です。手前に植えるものの背丈があまりに高くなってしまうとせっかくのレイアウトが見えなくなってしまいます。背の低いものは「前景草」、中間のものは「中景草」、高くなるものは「高景草」として区別して販売されています。
育てやすい前景草
初心者でも育てやすいおすすめの前景草は「グロッソスティグマ(上部画像)」「パールグラス」「ショートヘアーグラス」などでしょう。アクアリウム前面に青々と広がる水草の景色は一度は憧れますね。
育てやすい中景草
「アマゾンチドメグサ(上部画像)」「ヘテランテラ」などが育てやすいとされています。アマゾンチドメグサなどは成育スピードも速く、かわいい丸い葉が人気を集めています。
育てやすい高景草
「ハイグロフィラ」「ウォータースプライト」「アマゾンソード(上部画像)」などが育てやすいです。アマゾンソードなどはホームセンターの水槽コーナーでもよく見かけることがあります。
アクアリウムの作り方③ソイル
ソイルとはアクアリウムの底に敷く土のことです。園芸用の土とは違う組成や加工をされており、水草が育ちやすい土に作られています。粒の大きさや期待できる効果などにより種類は豊富にあります。
初心者には「吸着型」がおすすめ
ソイルは大きく「吸着型」「栄養型」「セラミック型」に分類されます。「吸着型」は汚れを吸着してくれるので、水質が安定しやすいというメリットがあります。一方、もっともローメンテナンスで済むとされているのが「セラミック型」です。しかし水の汚れやすさは目立ちます。お店の人と相談しながら目的のものを選ぶとよいでしょう。
アクアリウムの作り方④生体
最後は「生体(せいたい)」についてです。アクアリウムではメダカやグッピーなどといった魚はもちろん、エビなども人気です。装置がない「ボトルアクアリウム」と装置がある「アクアリウム」に分けて、それぞれ初心者におすすめの生体をご紹介します。
ボトルアクアリウムにおすすめの生体
ろ過装置やエアレーション(空気を送り込む装置)が不要な生体は「アカヒレ(上部画像)」「ネオンテトラ」「ベタ」「ヤマトヌマエビ」「ビーシュリンプ」「メダカ」などでしょう。水質の変化や温度変化にも比較的強いので、ボトルアクアリウムにおすすめです。
水槽型アクアリウムにおすすめの生体
ボトルアクアリウムと違ってろ過装置や酸素供給装置があるため、種類は基本的には好きなものを選ぶことができます。初心者におすすめとしては「アカヒレ」「ラスボラ」、ネオンテトラ(上部画像)」「グッピー」などです。魚も水槽上部を好んで泳ぐもの、底を好んで泳ぐもの、群れを作るものなど様々です。
ボタニ子
アクアリウムの作り方がイメージできたところで、実際のレイアウト例を見てみましょう!