必要な道具とたけのこの掘り方
タケノコ掘りは、一見難しく思われがちですが、コツをつかめば取り方はそれほど難しいものではありません。必要な道具とタケノコ掘りの仕方をみていきましょう。
必要な道具
- 軍手
- 鍬(くわ)
- ノコギリ
タケノコ掘りに行くときは、この3つを準備しましょう。力仕事なので、軍手をしておくと滑り止めになります。鍬は、タケノコ掘り専用の鍬が売られていますが、自宅にある鍬でも大丈夫です。ノコギリがあると、タケノコの周辺の竹が生い茂っているとき、切ることができるので便利です。
掘り方
掘り方①たけのこの周辺の土を掘る
たけのこを見つけたら、周辺から掘ります。たけのこは、地面の中で深く根付いているので、傷つけないように焦らずにゆっくり行いましょう。周りの土を掘ったら、生え方をしっかり見ます。たけのこの先端の同じ向きに鍬を入れて、テコの原理を使い、約50cmを目安に掘っていきます。
掘り方②根っこから切り離す
どんどん掘り進んでおくと、根っこが見えてきるので、鍬で根っこからたけのこを切り離します。途中でたけのこに傷がつくと、えぐみが出て味が変わってしまうので、注意しましょう。
土を掘って、根っこさえ探すことができれば、たけのこは割とすんなり採れます。たけのこを掘ったあとは、マナーとして忘れずに穴を埋めておきましょう。
たけのこのあく抜きと調理方法
新鮮なたけのこは、あく抜きをしないで生で食べることができますが、時間がたったものはあく抜きをしなければいけません。たけのこの基本のあく抜きの仕方や保存方法、おすすめの調理方法をご紹介します。
あく抜き①米ぬか
必要なもの
- 大きめの鍋
- 米ぬか:20g
- 水:2000ml
- 赤唐辛子:1本
たけのこの皮がついたまま、先端を約3cm切り落とします。大きめの鍋に、たけのこと米ぬかと赤唐辛子を入れて強火でゆでていきます。たけのこが浮いてこないように、落し蓋をしましょう。あくを取りながら1時間ゆでたら完了です。
あく抜き②重曹
必要なもの
- 大きめの鍋
- 重曹:小さじ2
- 水:2000ml
- 赤唐辛子:1本
たけのこの表面の皮を剥きます。根本と先端を切り落とし、皮部分に切り込みを入れます。大きめの鍋にたけのこ、水、重曹、赤唐辛子を入れて中火にかけます。竹串が通ったら火をとめて、半日寝かせ、水洗いします。
保存方法
たけのこのあく抜きは、なるべく新鮮なうちに行うと味が落ちないとされています。あく抜きしたたけのこは、水に入れておくと約一週間ほど保存できます。その場合は、毎日水を取り替えましょう。
調理方法①姿焼き
たけのこの姿焼きは、あく抜きをしなくても調理できて、たけのこの味をシンプルに味わえます。皮つきのたけのこを2つに分けて、少し切り込みを入れます。ホイルに包んでオーブンで焼き、塩を振って完成です。お好みで醤油をかけてもおいしく食べられます。
調理方法②煮物
いつもの煮物にたけのこを加えると、春を感じることができます。煮物に入れてもたけのこの食感はそのままなので、コリコリの食感で風味がよい真竹で作ってみてはいかがでしょうか。
調理方法③天ぷら
大きなたけのこが手に入ったら天ぷらにしてみましょう。甘みが増して、おいしく出来上がります。太さのある孟宗竹で作ると、食感がダイレクトに口の中に伝わってくるので、おすすめです。
まとめ
生え方をしっかり見定めることが、タケノコ掘りでは重要になってきます。たけのこを採ることは、最初はなかなか難しいかもしれません。ですが、たけのこの見つけ方や掘り方のコツを掴むことができれば、おいしいたけのこを手に入れることができます。ぜひ一度、挑戦してみてはいかがでしょうか。
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山にはいるときには、長袖長ズボンに長靴をはいて行こう。怪我の予防になるよ。