らっきょうとは
らっきょうは、平安時代に中国から伝わった野菜です。中国では紀元前3世紀ころから漢方薬の一種として利用されていました。日本でも伝わった当初は薬として使用されていましたが、江戸時代になって食用となります。ニンニクやニラ、タマネギなどの仲間で、強い香りが特徴です。甘酢や塩に漬けたり、炒めたり天ぷらにしたりするなど、さまざまな調理法も生まれました。もちろん生でも食べられます。
基本情報
学名 | allium chinense |
科属 | ユリ科(ヒガンバナ科)ネギ属、キジカクシ目 |
原産国 | 中国 |
形態 | 多年草野菜 |
花 | 秋咲き、紫色 |
別名 | オオニラ、サトニラ、畑の薬 |
らっきょうの特徴
らっきょうはユリネやタマネギの仲間で、初夏に成熟して収穫期を迎えます。1年目は数が少なく、2年目は古いらっきょう(鱗茎)に新しいらっきょうが数個できるのです。夏に休眠から覚めるため、水はけのよい砂地の畑に種球を植え付けます。断面が5角形の葉がでて枯れたあと花茎が50cmほど伸び、紫色の花を咲かせますが種はできません。越冬して初夏に収穫です。