トイレの蛇口に適する種類
トイレによくある施工のひとつに簡易な洗面台がつけられていて、個室で手洗いから洗面まで行えるユニットがあります。壁つけではなく台に立てられた蛇口は「立水栓」と呼ばれ、おしゃれなデザインも多いです。
エクステリアの蛇口の種類
エクステリアまわりは格別お湯を使う用事がなければ、だいたい単水栓でまかなえます。水まきホースの付けやすいもの、泥の落としやすい洗い場であることが前提のため、扱いやすいシンプルな蛇口が好まれます。おしゃれなアンティーク調のデザインなど、種類も豊富です。
水道蛇口を取り替えるには?
古くなったついでにパッキンだけでなく蛇口ごと交換したい、またはもっとおしゃれな蛇口にしたいと考えたときには、ホームセンターや通販でお好みの蛇口を見つけてDIYすることも可能です。利便性、意匠性だけでなく必要な水量が出せるかを踏まえて選びましょう。
付け替えに必要な工具は
レンチ、スパナはボトルやナットの脱着の基本工具です。水道DIYには箇所に応じ「水栓レンチ」「立水栓用レンチ」「排水レンチ」などがあるため、取り付け箇所に応じてグリップ部分の長短で使い分けするとよいでしょう。
水道の元栓を必ず閉める
古くなった蛇口を交換するときには、必ず元栓を閉めて排水してから作業を始めます。外した後のスクリューなどに溜まっている水垢などの汚れは、ブラシやメラミンキューブなどで落としておきます。外装部品やパッキン、栓の奥にあるケレップなどの細かいパーツも忘れずにチェックして作業しましょう。
古い水栓(元栓)は水栓キーなどがないと止水できない場合があります。蛇口交換には専用工具が必要ですが、排水、水回りメンテ全般で使い回せます。柄の長さが届くのであれば普通のDIYキットで代用も可能です。使用頻度に応じて、専用工具を購入するかを考えるのがベターです。
蛇口付け替えの手順
ここでは、例として「ツーバブル混合栓」をおしゃれな「レバー式単水栓」に交換する取り付けを紹介します。これで水回りが便利で見栄えもよくなります
レバー式蛇口の付け替え手順
- 新しい蛇口の偏心管を外す。古い蛇口の水栓と偏心管を止めているナットを外し、偏心管を分解して外す
- 水栓の穴を歯ブラシやメラミンキューブで磨く。テープやゴミがないか要確認
- シールなしで偏心管を取り付けて、平行に止まっているか定規などで確認
- 再度外し、テープを6周ネジ部分に回し、2つ偏心管を取り付けやすい角度にして置く(への字になるように)
- 蛇口側の偏心管に付属パッキンを取り付ける
- 蛇口と偏心管をナットで仮固定する
- 両方のナットをスパナで交互に締めながら、しっかり水栓を固定して完成
トイレなどの立水栓の蛇口付け替え手順
止水ハンドルが下にあり、水が噴水のように汲み上がる立水栓は、作業位置が取りづらくパッキンなど小さな部品も多いためやや大変ですが、これもDIYが可能です。
- まずは止水から。止水栓を止めてスパナを使いナットを緩める
- 管交換。こぼれる水に注意して袋ナットからアングルパイプを外す(立水栓取り付けレンチという専用工具もある)
- 蛇口交換。袋ナットを外し古い蛇口を抜き、新しい蛇口を差し込む
- 固定ナット再び閉める。このとき袋ナットにアジャスタパッキンとスリップパッキン2つを挟むのを忘れずに行う
- 袋ナット(止水栓側)をアングルパイプに通すとき、ノンアスユニオンパッキンを挟む。忘れると水漏れの原因になるため、しっかり隙間なく固定する
古い蛇口は何ゴミに分類するか?
家庭向けサイズの蛇口は「燃えないゴミ」で出せますし、プラスチックゴミと普通ゴミしかない地域は「普通ゴミ」に出します。鉄屑(資源ゴミ)回収があればそちらで問題ありません。念のため、自治体のHPや電話での問い合わせをしておくのが安心です。
まとめ
蛇口を交換したい場合は、業者を呼ばなくても可能なことが多いです。お好みの蛇口に交換して、生活を便利にしたり、見た目をおしゃれにして気分を上げたりしましょう。ただし、水道自体が古かったり、標準的なつくりでなかったりした場合は、無理をせずにリフォーム業者に相談することをおすすめします。
- 1
- 2
出典:写真AC