立水栓の簡単DIY!ガーデニングも楽しいおしゃれな手作り実例7選

立水栓の簡単DIY!ガーデニングも楽しいおしゃれな手作り実例7選

簡単な庭のリフォームに、立水栓のリメイクがあります。しかし、「立水栓はDIYできるの?」と疑問に思う人も多いでしょう。材料を選べば、立水栓は簡単でおしゃれにDIYできます。ここでは、簡単にできる立水栓のDIYの方法やおしゃれな手作り実例7選を紹介します。

記事の目次

  1. 1.立水栓とは
  2. 2.立水栓を簡単にDIYできるの?
  3. 3.立水栓の簡単DIYのやり方
  4. 4.おしゃれな手作り立水栓実例7選
  5. 5.立水栓をDIYする際の注意点
  6. 6.立水栓をおしゃれにDIYして楽しいガーデニングライフを!

立水栓とは

出典:写真AC

立水栓(りっすいせん)とは、屋外に設置されている柱状の水道です。地面に埋め込んでいるタイプの散水栓とは違い、蛇口が高い位置にあるため、簡単にホースなどをつけられますよ。庭でガーデニングするときや洗車、玄関周りの掃除などの屋外作業で水道を使いたいときに設置してあるととても便利です。

立水栓を簡単にDIYできるの?

出典:写真AC

標準仕様で設置している立水栓は、とてもシンプルな形が多いです。庭を素敵にガーデニングしたり、家をきれいにリフォームしたりすると、立水栓の無機質さが目立ち、おしゃれにリメイクしたくなる人も多いでしょう。実は、立水栓は簡単にDIYでき、材料もネットやホームセンターなどで揃えられます。立水栓に被せるだけのカバータイプも売られており、DIY初心者でも手軽に作業できますよ。

立水栓の簡単DIYのやり方

出典:写真AC

立水栓をDIYする際に、「どんなデザインにしようか」と作り方に悩む人も多いでしょう。人気の材料はレンガです。カバータイプでもレンガ調はありますが、本物のレンガの質感や重厚感を好む人が多くいます。近年は、独特の風合いと一つ一つ形が違うアンティークレンガも人気があります。作り方は少し手間がかかりますが、DIYが得意な人はチャレンジしてみてください。

立水栓をレンガでDIYするために必要なもの

出典:写真AC

立水栓をレンガでDIYするために必要なもの

  • 蛇口:デザイン性の高いものや2口水栓など好みのもの
  • 塩ビパイプ:配管の長さや高さを変える
  • タフダイン:配管専用の接着剤
  • モルタル:レンガを接着する
  • 左官コテ・目地コテ:モルタルを均等に塗ったり、目地を整えたりする
  • ゴム手袋:モルタルを使うときにはめる
  • トロ舟:モルタルを練るときの容器
  • ゴムハンマー:レンガを積み上げたときの傾きなどを微調整する
  • 振動ドリル:レンガに穴を開ける

立水栓をレンガでDIYするやり方

手順①古いパンを撤去する

立水栓をDIYする前に、まずは元栓を締めましょう。次に古いパンを撤去します。排水溝の配管が低い場合は、塩ビパイプを必要な長さにカットし、接着剤で張り付けて高さを変えるようにしましょう。接着面が濡れていたり、汚れていたりするとうまく接着できないため、配管の水分や汚れはきれいに拭き取っておく必要があります。配管の高さを変えると、モルタルを水平に敷けます。

手順②モルタルを作る

トロ舟にモルタルを作ります。トロ舟以外の容器なら、結構な力でモルタルを練るため、丈夫な容器がよいでしょう。インスタントモルタルなら水を加えるだけで、簡単にモルタルが作れます。配合はモルタル1㎏に対して水180㏄の割合なら失敗しません。モルタルを直接手で触ると荒れてしまうため、ゴム手袋をすると安全です。

手順➂レンガを水に浸しておく

レンガは水に浸しておきましょう。レンガが濡れていないと、モルタルの水分をレンガが吸収してしまい、ひび割れや剝がれの原因になります。長く浸しておく必要はありません。レンガを水に浸して、気泡が出なくなるまでで大丈夫です。水分が多すぎてもいけないので、レンガを積む前に、いらないタオルや雑巾などで表面の水分を拭き取ってください。

手順④レンガで水受けを作る

レンガで水受けを作ります。まず、水受けのレンガを並べる位置にモルタルを敷き、その上にレンガを並べます。ゴムハンマーで軽く叩きながら、レンガの高さを揃えます。ゴムハンマーは叩いてもレンガを傷つけることがないため安心です。レンガの隙間を、目地コテを使いモルタルで埋めて乾かします。

手順➂メジを整える

出典:写真AC

少し時間を置いてモルタルが半乾きになってきたら、目地コテで目地を押さえきれいに整え、はみ出したモルタルを取り除きます。水に濡らしたスポンジやブラシを使うとはみ出したモルタルをきれいに拭き取れます。

手順④立水栓の周りにレンガを積む

立水栓の周りにレンガを積む際、土台をしっかり作らないとレンガを積み上げたときに傾いてしまいます。大きいレンガでしっかり土台を作ってから、立水栓を隠すようにレンガを積み上げていきましょう。どうしても傾いてしまったときは、ゴムハンマーで軽く叩くと微調整できます。

手順⑤蛇口を取り付ける

レンガを積み上げていくときは、蛇口の位置を確認しましょう。蛇口の位置が決まったら、レンガに穴を開けて蛇口を取り付けます。レンガに穴を開けるために必要なものは振動ドリルです。振動ドリルを使うときは、力を入れ過ぎるとレンガが割れてしまう恐れがあるため、力を入れ過ぎず、ゆっくり慎重に穴を掘ってください。

手順⑥水受けをモルタルで固める

レンガで囲んだ水受けの中にモルタルを敷きます。モルタルの敷き方は、利き手の反対側から塗り始め、左官コテの進行方向を浮かせるようにするとズムーズに塗れてきれいに仕上がります。モルタルが完全に乾くには丸一日かかるでしょう。モルタルが乾いて固まれば完成です。立水栓を使用する前に水漏れがないかチェックします。水道管や蛇口の付け方が悪いと水漏れの原因になるため注意してください。

ボタニ子

ボタニ子

レンガを使うのはハードルが高いと思う人は、カバータイプを使うと被せるだけなので簡単よ!

ボタ爺

ボタ爺

カバータイプもレンガ調や枕木調、木目調など色々あるから、自分の家や庭に合ったものを選ぶといいぞ!

ボタニ子

ボタニ子

蛇口やパンを取り替えるだけでも、立水栓の雰囲気を簡単に変えれるよ!

おしゃれな手作り立水栓実例7選

Photo byJerzyGorecki

レンガ以外でも簡単な作り方で立水栓をおしゃれにDIYできますよ。自分なりの作り方を見つけて、立水栓を素敵にリメイクしてみてください。自分好みの立水栓が設置されていると気分が上がり、庭でガーデニングするときや洗車などの屋外作業で水道を使うのが楽しくなるでしょう。

おしゃれな手作り立水栓①タイルシール貼る

DIY初心者で大掛かりなことは大変だと感じる人は、100均のタイルシールを使いましょう。タイルシールもたくさんの色があります。やり方は、自分好みの色を見つけて設置している立水栓に貼るだけです。失敗することなく簡単に立水栓の雰囲気を変えれます。ただし、立水栓は屋外に設置されているため、雨に打たれたりするとタイルシールが剝がれてくる可能性があるため注意が必要です。

おしゃれな手作り立水栓②アイアンペイントを塗る

設置している立水栓にアイアンペイントを塗るだけでも変わります。鉄の質感がスタイリッシュでかっこよく見えます。アイアンペイントは水性のほうが安価で扱いやすいです。水性ですが、乾くと耐水性があります。本物のような質感を出すには、2度塗りするのがおすすめです。さらに、デザイン性の高い蛇口に取り替えれば、よりおしゃれな印象に仕上がるでしょう。

おしゃれな手作り立水栓➂パンをおしゃれなペール缶にする

立水栓のパンはペール缶でも応用できます。おしゃれなペール缶を設置しておくだけで、アメリカンな雰囲気が漂います。ペール缶は錆びてきますが、錆びたペール缶もまたヴィンテージ感が出て素敵です。

おしゃれな手作り立水栓④簡単な作業でオリジナルな立水栓

特別難しい作り方をしなくても、簡単な作業でオリジナルな立水栓を作れます。例えば、ペンキに砂利を入れてざらっとした質感を出し、軽いレンガなどを張り付けて装飾するだけで、世界に一つしかない立水栓の完成です。できる範囲内で試行錯誤して、独創的な立水栓を作ってみるのも楽しいかもしれません。

おしゃれな手作り立水栓⑤枕木とアンティークレンガ

枕木の立水栓も人気です。アンティークレンガと合わせると存在感があり、目を引きます。自分で枕木に水道管を通すための穴を掘るとなると大変ですが、カバータイプのものを使うと作業が一気に楽になります。本物の枕木を型どり、一つ一つ手作業で塗装しているため、クオリティは本物そっくりです。屋外でも腐ることも、虫に食われることもないため安心です。
 

おしゃれな手作り立水栓⑥機能性に優れた2口蛇口

機能性のある立水栓にリメイクしたい人は、2口蛇口をおすすめします。ひとつの蛇口に庭の水まきや洗車用のホースを繋いだままにしておいても、もうひとつの蛇口で普通に水道を使えます。ホースを外す手間が省けて、庭でガーデニングするときや屋外作業にとても便利です。

おしゃれな手作り立水栓⑦散水栓から立水栓へ

散水栓から立水栓にリメイクもできます。立水栓にすることで水道を使いたいときにすぐに使えて、ガーデニングなどの屋外作業には最適です。しかし、これは散水栓を掘り起こして水道管をさわることになるため、業者に頼む方が安全です。DIY上級者で、腕に自信のある人はチャレンジしてみてくださいね。

立水栓をDIYする際の注意点

DIYのトラブルは自己責任

出典:写真AC

立水栓をDIYする際に、もしトラブルが起きたとしても、すべて自己責任です。水道管が傷ついたり、しっかり接続できていなかったりすると、水漏れが発生し、水道代が高くなってしまうなどのトラブルになります。材料を揃えるのも、組み立てるのもすべて自分でしなければなりません。そのことをしっかり理解して、DIYするか判断してみてください。

部品の買い間違い

出典:写真AC

よくあるのが塩ビ管の買い間違いです。塩ビ管のサイズはいろいろあります。買い間違えると、うまく接続できなかったり、蛇口が取り付けられなかったりします。塩ビ管を接着する接着剤も塩ビ管によって種類が違うなど、他の材料もさまざまな種類があるので、材料を事前にしっかり調べてから購入することが重要です。

水受けに勾配をつける

勾配(こうばい)とは水が排水口に向かってに流れるようにするための傾きのことをいいます。勾配が付いていないと排水口に向かってうまく水が流れず、端やくぼみなど一箇所に水が溜まってしまい、コケやカビ、劣化の原因になります。水受けの底は1mあたり2cm程度勾配をつけましょう。

強度も考えて作る

立水栓をDIYするために、デザイン性や機能性も大事ですが、強度も必要です。特に小さい子どもが立水栓の水受けなどに乗ってしまう可能性があります。簡単に崩れたり壊れたりしないように、バランスを考えて強度のある作りかたにしましょう。

時間に余裕をもって

出典:写真AC

立水栓のカバーをつけるなど簡単なDIYなら1日で作業が終わりますが、水受けをレンガで一から作るなど大掛かりなものでは1か月など、予想以上に時間がかかることもあります。時間に余裕がないと思わぬケガをする原因にもなるので、ゆっくりコツコツ楽しみながら作業しましょう。

立水栓をおしゃれにDIYして楽しいガーデニングライフを!

Photo byJillWellington

立水栓をおしゃれにDIYするやり方は、とても簡単なものから大掛かりなものまであります。しかし、簡単な作り方でも、使う材料によって素敵に立水栓をリメイクできます。自分のレベルに合わせた作り方を考え、立水栓をDIYすると安全です。おしゃれになった立水栓が設置しているお庭で、屋外作業やガーデニングライフを楽しみましょう。

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miju28
ライター

miju28

植物を育てたり、鑑賞したりしているとなぜか癒されます。 植物の力って不思議ですよね。

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