浴室でも育つおすすめの植物16選!管理の注意点&ポイントをご紹介

浴室でも育つおすすめの植物16選!管理の注意点&ポイントをご紹介

植物の中には高温多湿や日陰を好むものがあり、浴室が栽培に適した環境であることもあります。この記事では、浴室でも育てられる16種類の植物と、管理ポイントをご紹介します。素敵な植物を取り入れて、バスルームをおしゃれに演出してみましょう。

記事の目次

  1. 1.浴室で植物を育てるときのポイント
  2. 2.窓がある浴室におすすめの植物
  3. 3.窓がない浴室におすすめの植物
  4. 4.浴室でも育てられる植物の選び方
  5. 5.浴室に植物を置くと風水の効果もある
  6. 6.浴室に大好きな植物を置きバスタイムを楽しもう

浴室で植物を育てるときのポイント

ポイント①日当たりに注意

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窓がある浴室で育てられる植物には、光を好むけれど直射日光が苦手というものもあります。そういった植物は、直射日光に当たると葉焼けをして枯れるので気をつけましょう。また、窓がない浴室で育てられる植物は日陰でも耐えられますが、光に当たらないと弱ってしまうので定期的に室内の窓際に移動させてください。

ポイント②水やり注意

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浴室で育てられる植物には、シャワーを直接かけても平気なものもありますが、熱湯ではなくぬるま湯をかけましょう。湯船の残り湯を使うのもよいですが、入浴剤を使っている場合は、入浴剤の成分によって植物を枯らしてしまいます。また、水やりのしすぎで枯れる場合もあるので、植物にあった管理をしてください。

ポイント③温度に注意

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浴室で育てられる植物の多くは低温に弱く、10℃を下回ると枯れることがあります。浴室の温度が下がってしまう場合には、リビングに移動させるなど工夫をしましょう。

土がこぼれない工夫をしよう

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土は植物を育てるのに欠かせないものですが、万が一こぼしてしまったら浴室が大変なことになります。土をこぼれにくくするためには、土の上に化粧石をプラスすることです。ビー玉やプラスチィックストーンを活用してもおしゃれに演出できます。

ハイドロカルチャーもおすすめ

ハイドロカルチャーとはハイドロボールという特殊な土を用いた栽培方法のことで、コップや空き瓶などで植物が育てられます。ハイドロカルチャーなら、通常の植木鉢のように鉢底から土がこぼれる心配がありません。また、土特有のにおいがないので、室内での植物管理にもハイドロカルチャーはおすすめですよ。

窓がある浴室におすすめの植物

①ポトス

ポトスは常緑性のある観葉植物で、つるを伸ばしながら成長する姿が特徴的です。日当たりがよい環境を好みますが、日陰でもよく育つので窓がない浴室でも育てられます。

管理のポイント

ポトスは明るい窓際に置いて栽培しますが、直射日光に当たると葉焼けすることがあるので注意してください。耐陰性があり日陰でも栽培可能ですが、まったく光が当たらないと枯れてしまいます。浴室の日当たりが悪い場合は、時々室内に移動させましょう。また、乾燥に弱いのでこまめに全体的に水をかけてください。

ポトスは病気に強いですが、風通しが悪いとカビが原因の黒い斑点ができます。剪定をしたり置き場所を変えたりしてください。また、乾燥状態が続くとハダニがわきやすくなります。

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②コウモリラン

コウモリランはビカクシダとも呼ばれる根を持たない着生植物で、違う種類の木に寄生して成長します。大きく垂れさがるような葉が特徴的で、コウモリの姿に似ていることから名づけられました。インテリアとして楽しむには、適当なサイズの板を用意して着生できるようにしましょう。

管理のポイント

コウモリランは直射日光に当てると葉焼けするので、窓際は避けて、明るくて涼しい環境で育てるのがベストです。春~秋の間は、乾燥しないように気をつけて水やりをしましょう。冬は成長が緩やかになるため、水やりは1週間に1回程度でよいです。

コウモリランは高温多湿を好む植物ですが、それが原因で炭そ病を引き起こすことがあります。害虫被害は少ないですが、カイガラムシがつくとすす病を発症するので気をつけましょう。

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③バンダ

バンダはラン科の着生植物で、ほかの樹木に根をからませて成長します。空気中の水蒸気からも水分を吸収するため、根がむき出しになっているのが特徴です。根がむき出しでも平気なので、そのまま壁に吊るして飾るのもおしゃれですよ。

管理のポイント

バンダは湿気が多い環境を好みますが、強い日差しは苦手です。適度に明るくてムシムシしている状態で管理しましょう。ぬるめに設定したシャワーを全体にかければ、水やりは十分です。根を水につけておくと枯れるので、浴槽に根がはいらないように気をつけてくださいね。

バンダは病気や害虫被害が少ない植物ですが、葉と茎の間に水が溜まっていると腐りやすくなります。根に水がついていると枯れるほかにカビが生えるので、水がついたまま放置しないようにしましょう。

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④シンゴニューム

シンゴニュームはグリーンの葉に白やピンクなどの斑が入るのが特徴で、観葉植物として人気があります。つるを伸ばす特性があるため、ハンキング栽培もおすすめです。

管理のポイント

シンゴニュームは、直射日光に当たると葉焼けするので置き場所は気をつけましょう。耐陰性も強く、窓がない浴室での栽培も可能ですが、まったく光が当たらないと株が弱るため、時々日当たりのよい場所に移動させてください。また、乾燥に弱いのでこまめな水やりが大切です。

シンゴニュームはハダニがつきやすいので、害虫対策として葉水が効果的です。土の水はけが悪いと、軟腐病という病気を発症するので注意してください。

⑤パキラ

パキラは、湿気が多く日当たりのよい環境を好むアオイ科の植物です。日本では観葉植物として人気があり、ねじれた状態の幹などさまざまな種類があります。パキラは本来は20m近くに成長する高木なので、屋内で栽培を楽しむ場合は定期的に剪定してコンパクトに仕立てましょう。

管理のポイント

パキラは暖かくて風通しがよい場所で管理します。しかし、直射日光に当たると葉焼けするので要注意です。パキラは寒さに弱いので、浴室内の温度が10℃を下回る場合は、室内へ移動させましょう。

パキラは病気に強いですが、カイガラムシがつくとすす病を発症するおそれがあります。害虫は見つけ次第、すぐに取り除きましょう。

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⑥スパティフィラム

スパティフィラムは、すっと伸びた姿が特徴的な観葉植物です。白い花びらに見えるところは正式には葉で、中心部の筒状のものが花です。耐陰性が強いですが、光に当たらないと花が咲かないので定期的に日光に当ててくださいね。

管理のポイント

スパティフィラムは寒さに弱く、10℃を下回ると成長が止まります。夏は乾燥しないようにこまめに水やりをしましょう。冬の間は1週間に1回程度の水やりが好ましいです。直射日光に当たると葉焼けして枯れるので、窓から離れた場所に置きましょう。

スパティフィラムは病気に強いですが、乾燥が続くとハダニがわきます。気温が上がってくるとアブラムシがつくことがあるので、こまめにチェックして害虫対策をしてください。

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⑦アジアンタム

アジアンタムは小さな葉が茂り、こんもりとした姿が特徴的な観葉植物です。観葉植物としては小型ですが、ボリューミーでハンキングでも楽しめますよ。アジアンタムは湿気に強いですがカビが生えやすく、乾燥も苦手という少々ナイーブな植物です。

管理のポイント

アジアンタムは直射日光に当たったり、乾燥が続いたりすると枯れます。こまめな水やりが管理のポイントですが、水を与えすぎると根腐れを起こすので注意しましょう。

アジアンタムは湿気が多い環境を好みますが、それが原因で立ち枯病になる可能性があります。春~秋にかけて起こりやすく、カビが原因です。ナメクジの被害も受けやすく、葉が食べられてしまうので用心してください。

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⑧サンセベリア

サンセベリアはまっすぐ伸びた、厚みのある葉が特徴的なチトセランとも呼ばれる植物です。マイナスイオンを発生して、空気をきれいにすると人気があります。暑さや乾燥、日陰にも強いので園芸初心者にも育てやすいですよ。

管理のポイント

サンセベリアは、湿気が苦手なのでやや乾燥気味に管理します。とくに冬は休眠期になるので、水は控えましょう。葉に水がかかると傷むので、土にだけ水がかかるようにしてください。

サンセベリアは病気や害虫に強いですが、風通しが悪いと枯れます。また、水を与えすぎると根腐れするので気をつけましょう。

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⑨アンスリウム

アンスリウムはピンクや赤の仏炎苞(ぶつえんほう)が特徴的な、サトイモ科の植物です。仏炎苞とは花を守る役割を持った葉のことで、中央の細長い突起のようなものがアンスリウムの花です。風水では赤は北東と相性がよく、陶器の鉢に植えるとエネルギーが蓄えやすくなりますよ。

管理のポイント

アンスリウムは高温多湿で日陰でも栽培管理ができますが、時々日光に当ててあげるとしっかりした株に育ちます。しかし、直射日光に当たると葉焼けするので気をつけてください。水やりは土が乾いてきた頃を目安に、全体的にたっぷり与えましょう。

アンスリウムは土の水はけが悪いと、立ち枯病を起こします。また、アブラムシなど害虫がつくとすす病などを引き起こすため注意が必要です。

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窓がない浴室におすすめの植物

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