庭にレンガを置くだけDIY<道具>
レンガをきれいに敷くためには、それなりの道具が必要です。しかし多くの道具はほかのもので代用できるので、無理に専用の道具を買いそろえる必要はありません。家にある資材や道具を上手に使って無駄なコストを抑えましょう。また「半ます」レンガを使用する場合には、レンガタガネやハンマーは不要です。
道具①スコップ
スコップは地面を掘るために欠かせない道具です。DIYでレンガを敷くためには先端がとがっていない「角スコップ」がおすすめです。地面を均一な深さに掘りやすく、路盤材や砂をならす際にも重宝します。ただし一度にすくえる土の量が多いので、腰を痛めないように注意してください。
道具②メジャー
メジャーも必ず用意しておきたい道具です。レンガを敷きたい場所を測る、穴の深さを測る、レンガのサイズを確認するなど、さまざまな場面で使用します。あまり高精度である必要はありませんが、「コンベックス」と呼ばれる金属製メジャーがひとつあるとよいでしょう。
道具③レンガタガネ
レンガタガネはレンガを割るための道具です。いちばん端の部分に並べる1/2サイズのレンガは、このレンガタガネとハンマーを使って作ります。
レンガの割り方
- レンガの割りたい部分に鉛筆やチョークで線を描く
- 線に沿ってレンガタガネをあて、ハンマーで軽くたたいて切り込み線を入れる
- レンガの四辺に切り込み線を入れたら、少し強めにたたいてレンガを割る
ボタニ子
道具④ハンマー
レンガタガネをたたくためのハンマーです。事故を防止するために、握りやすく滑らないものを使いましょう。ヘッドがゴム製のゴムハンマーもあわせて用意しておけば、レンガのデコボコを微調整する際に役立ちますが、通常のハンマーに布などを巻き付けて代用しても構いません。
道具⑤タンパー
タンパーとは路盤材や砂をつき固める際に使う道具です。レンガを敷く面積が広い場合にはあると便利ですが、それほど広くない場合はコンクリートブロックなどで代用できます。
道具⑥水平器
水平を確認するための道具です。本格的にDIYを始めるなら、プロが使用する高精度のものを購入してもよいでしょう。そうでなければ100円ショップに売っているもので十分です。またスマートフォン用のアプリでも簡単に入手できます。
道具⑦水糸
水糸とはレンガをまっすぐに並べたり高さをそろえたりする際に目印として使う糸のことです。両端をレンガなどに結び付けて、ピンと張った状態で使います。なくても問題ありませんが、使ったほうがより美しく仕上がります。
道具⑧その他
ホースリール 20m おしゃれ アイリス ホース 散水ホース フルカバーホースリールスリム送料無料 ネイビー ピンク ライトブルー ライムグリーン イエロー散水 水まき 水撒きホース 水やりホース 園芸 花 花壇 オシャレ アイリスオーヤマ【あす楽】
参考価格: 2,981円
厚さ1cmくらいの角材やベニヤ板があると、目地の幅をそろえたり足場に使えたりするので便利です。また最後に水をまくので、シャワーヘッドのついたホースかジョウロも準備しておきましょう。
庭にレンガを置くだけDIY<手順>
しっかり設計プランを立てて材料と道具をそろえたら、いよいよ作業を始めましょう。美しく仕上げるために特別な技術は必要ありません。下地の段階からひとつひとつの作業を丁寧に行っていけば、初心者でも失敗のリスクを大幅に減らせるでしょう。
手順①地面を掘る
まずはじめにレンガを敷きたい場所の地面に穴を掘ります。穴の深さは10cmほどが目安です。あまり深く掘りすぎると、レンガの表面が地面より低くなってしまうので注意してください。また思わぬところに木の根や配管がある場合があるので、傷つけないように慎重に掘り進めましょう。
手順②レンガを仮置きする
穴を掘り終えたらレンガを仮置きしてみます。ここで穴の寸法は間違っていないか、レンガの数は足りているかなどをきちんと確認してください。
手順③路盤材を敷く
仮置きに問題がなければ、いちどレンガを取り除いて路盤材を敷いてゆきます。路盤材の厚さが3cmほどになるように、スコップや角材などで全体を平らにならします。ある程度平らになったらタンパーでつき固めましょう。
手順④砂を敷く
路盤材の上に砂を敷きます。砂の厚さも3cmを目安にしてください。全体が平らになるように丁寧にならしたあと、タンパーでつき固めます。ここまでの作業が終わったらベニヤ板などを置いてみて、ちゃんと平らになっているか確認してください。
手順⑤レンガを置く
いよいよレンガを並べます。砂の表面にぎゅと押し付けるように置いていきましょう。水糸を使うとまっすぐなラインをきれいに並べられます。また目地の幅は5~10mmほどが目安です。ちょうどよい厚さの角材やベニヤ板をはさみながら並べましょう。すでに並べ終わったレンガの上に乗って作業する場合は、ベニヤ板を敷いて足場にします。
手順⑥微調整する
レンガを全て並べ終えたら、ベニヤ板や水平器を使ってデコボコや水平を確認します。高くなっているレンガはゴムハンマーでたたいて高さを調整してください。あまり強くたたかず、少しずつ丁寧に高さをそろえていきましょう。
手順⑦目地砂を入れる
レンガの上に目地砂を出し、ほうきなどで掃きならしながら目地に砂を入れます。目地全体に均等に目地砂が入り込むように丁寧に行ってください。ここでもレンガの上に乗る際は、並べたレンガがずれないようにベニヤ板を敷いて足場にしてください。最後にやさしく水をまいて、余分な砂を洗い流しつつ目地を締め固めれば完成です。
ボタニ子
次はレンガの敷き方のデザインについてご紹介します。
レンガがパカッと割れる瞬間は快感ですよ!ぜひトライしてみて。