設置時の注意点
使用用途を考える
設置前には、なぜ屋外で水を使う必要があるのかをよく検討しましょう。例えば「家庭菜園の水やり」「ペットの足洗い場」「洗車」「土付き野菜や靴の洗い場」などの用途が考えられます。
使う場所を検討する
どこにあれば便利かを考えましょう。使う場所や使うものがある倉庫などから遠いと不便です。コンクリートを打設している場合は、見た目はもちろんのこと、解体や補修など余分な費用がかかる可能性があります。また、散水栓のふたは荷重がかかることにより割れる可能性があるので、車が出入りする場所には設置しない方がよいでしょう。
必要水量を確認する
使う用途に応じて必要水量が変わる場合があります。使い方を決めたら、どの程度の水量が必要なのか事前に確認してから設置しましょう。吐水量を増やす必要がある場合は、別途専門業者による水道メーターや給水管の工事が必要になる場合があります。
排水経路を確保する
散水栓まわりの水はけはとても大切です。水を流すことによる土の泥土化や、湿気による建物への影響がないようによく検討します。まわりの土を砂利に変更して浸透しやすくしたり、建物から少し離したりした方がよいでしょう。
散水栓と立水栓との違い
家庭用屋外水栓には、大きく分けて「散水栓」と「立水栓」があります。ここでは、散水栓と立水栓の違いを見ていきましょう。
メリット・デメリット
メリット | デメリット | |
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散水栓 |
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立水栓 |
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散水栓
散水栓は地中に埋め込まれるため、使わないときはふたをしてすっきりと納められます。低い位置にあるのでホースなどを脱着するときにはしゃがむ必要があったり、製品によってはホースを付けたままにできなかったりするので、少し不便に感じることがあるでしょう。普段は洗車や水やりぐらいしか使わない場合で、スペースが少ない場所におすすめです。
立水栓
立水栓は蛇口が高い位置にあるため簡単に手や野菜を洗えて、デザインも豊富にあるため建物に合わせたものを選べます。十分な設置場所と寒冷地では凍結防止対策を講じる必要があります。屋外で頻繁に水栓を使用する場合に活躍するでしょう。
おすすめの散水商品3選
散水栓をより使いやすくするために、さまざまな商品が開発されています。ここでは、散水栓に関するおすすめの商品をご紹介します。
ホース接続部品
伸縮式散水栓
伸縮式立水栓D-EN デン 呼び長さ0.5M 伸びれば立水栓 縮めば散水栓 寒冷地対応
参考価格: 30,030円
散水栓と立水栓の両方のメリットを兼ね備えた商品です。寒冷地にも対応しています。
自動散水システム
グローベン 自動散水システム太陽光発電式簡易コントローラーソラクア C10SL001
参考価格: 23,655円
時間が来たら自動で散水するシステム。長期のおでかけのときや大きなお庭を管理する場合に便利な商品です。使用方法によって付属部品が必要です。
まとめ
散水栓は屋外にあると、水やりや洗車などさまざまな用途に使用できます。用途に応じて適切な場所に設置することで生活がより豊かになります。どのような場面で必要か事前によく検討して、快適なガーデンライフを楽しみましょう。
出典:写真AC