コシアブラの食べ方
コシアブラのおすすめの食べ方をご紹介します。どの食べ方も、旬の時期のコシアブラのほろ苦さを活かした調理方法なので、お好みのものを見つけてみてください。コシアブラの選び方や保存方法もご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
コシアブラを選ぶポイント
コシアブラは、芽が出始め、紫色の茎がまっすぐ伸び、葉と柄が広がるまでの短い期間を食用とします。葉の伸びきらない若い芽は、えぐみが少なく、香りがいいのが特徴です。また、若い芽のコシアブラはちょうど筆のように見えることから、「筆葉」と呼ばれ、珍重されています。葉が伸びた状態のコシアブラは、大人の苦みを楽しむことができるので、お好みにあわせて選ぶといいでしょう。
コシアブラの保存方法
コシアブラは長くそのままにしておくと、「山菜の女王」と呼ばれる由縁となった、風味や香りが飛んでしまうため、新鮮なうちになるべく早く食べることをおすすめします。どうしてもそれが難しい場合は、新聞紙などに包んで乾燥を防ぎ、空気穴をあけたポリ袋に入れて冷暗所で保存しましょう。その場合も2~3日くらいを目安に食べきってください。
長期間の保存は冷凍で
長期保存をしたい場合は、下処理をしてからの冷凍保存をおすすめします。その場合は、塩を加えた沸騰したお湯に、コシアブラを1分半ほど固めにゆでてから氷水に落としてアクを抜きます。その後、よく水を切って小分けにし、バットなどに広げて一気に冷凍します。冷凍したものはさらにラップに包み、保存袋などに入れて冷凍しておきましょう。
コシアブラの料理のポイント
コシアブラはえぐみの強い山菜なので、おひたしなどの料理をする場合はアク抜きをしたほうがおいしく料理ができます。アク抜きの仕方は、塩を加えて沸騰させた水で2~3分ゆで、冷水にさらしておくといいでしょう。しかし、天ぷらなど、生のまま揚げて料理するものはアク抜きの必要はありません。
コシアブラのおすすめの食べ方
おすすめの食べ方①天ぷら・唐揚げ
旬のほろ苦さが口いっぱいに広がる天ぷらや唐揚げは、コシアブラを手に入れたらぜひチャレンジしていただきたい料理のひとつです。コシアブラのアクは、油で揚げるとうまみに変化しますので、アク抜き処理をしないで料理ができるため、手間もかかりません。風味豊かなほろ苦い味は、ご飯のおかずだけではなく、お酒のあてとしてもぴったりです。
おすすめの食べ方②おひたし・あえ物
アク抜きをしたコシアブラはおひたしやあえ物にすることで、大人の箸休めにすることができますよ。かつお節をかけてしょうゆやポン酢で食べたり、豆腐とあえて白和えにしたり、ゴマみそ和えなどにしたり…など、コシアブラのほろ苦さを活かしつつ、幅広く料理できます。
おすすめの食べ方③その他
コシアブラはアク抜きさえしてしまえば調理がしやすいため、さまざまな料理に使えます。例えば卵でとじたり、炒め物にしたり、パスタの具にしてもおいしいです。旬のほろ苦さを活かした炊き込みご飯も絶品ですよ。
出典:写真AC