ブライダルベールの特徴
花被の特徴
ブライダルベールは、数本の塊になると、葉を取り巻く薄いベールに見え目を引く花姿になります。(1本だと見捨てられてしまいそうなたたずまいの印象もありますが。)旬は4月~10月で、咲き方としては、昼は開いて夜には閉じます。お部屋のアクセントになることから人気のある植物で,ハンギングにするとより目を引く花姿を楽しむことができますよ。
日本で見かけるブライダルベールの種類
ブライダルベールは多年草の植物で、ツユクサ科ギバシス属のメキシコ原産の植物です。ツユクサ科の種類は30属、350種類あり、植物園なんかでは熱帯アジア、熱帯アフリカに生息するツユクサ科の植物を見ることができます。なお、日本の園芸店で見かけるブライダルベールの花は「ギバシス種」と「ペルーダ種」のことをいいます。
ブライダルベールと同じツユクサ科の植物
ヤブミョウガ、ムラサキツユクサ、ムラサキオモトなどがツユクサ科のブライダルベールの仲間になります。ムラサキツユクサ、ムラサキオモトの姿はブライダルベールとは異なり、根元から細長い葉が伸び立つ草姿をしています。枯れることが少ない花ですが、ムラサキオモトは日陰でも育ち水やりの心配がない植物です。
ブライダルベールの名前の由来
ブライダルベールと呼ばれる由縁
ブライダルベールはその名前のとおり、花嫁の髪にのせるウェディングベールのような特徴からついた名前です。吊り下げて育てたブライダルベールのこんもりした草姿と可憐な白い花で覆われたようすは、結婚式場にウェディングベールを髪にのせて立つ花嫁の姿を連想させるからです。
ブライダルベールの花言葉
ブライダルベールには「花嫁の幸せ」という花言葉があります。「花嫁の幸福」という意味もあります。ほかに「幸せを願っています」「幸せを願い続ける」といった花言葉もあり、どの花言葉も結婚を祝う幸福感があふれています。
ウェディングベールの種類とブライダルベールの花
ウェディングベールの種類
写真:マリアベール
ウェディングベールには「チュール」と呼ばれるレースが用いられますが、チュールの縁にサテンの縁取りをしたウェディングベールを「パイピングベール」と呼びます。また、聖母マリア様がつけたことから「マリアベール」と呼ばれるものもあります。いずれのウェディングベールもブライダルベールの花のイメージにぴったりです。
結婚の願いをたくす花
可憐で清楚なブライダルベールの花は「幸せな感じ」を連想させてくれます。同時に「幸福が続いてほしい」と思う気持ちも、枯れることの少ない強さをもつブライダルべールの花に期待する思いかもしれません。
ブライダルベールの滝とは
ブライダルベールのことばから連想するもう一つのイメージ
多くの人はブライダルベールということばから花嫁姿を連想しますが、海外旅行でアメリカやカナダに行ったことのある人はちょっと違って、ブライダルベールの滝を連想するかもしれません。
ブライダルベールの滝
ブライダルベールの滝がある所は五大湖のエリー湖からオンタリオ湖へ流れる河川です。有名なナイアガラ川(Niagara River)やナイアガラの滝もある場所です。ブライダルベール滝(Bridalveil Fall)は、高さ188メートルの滝で、ヨセミテ国立公園を訪れる人たちが最初に目にする滝としても知られています。
まとめ
ブライダルベールの鉢やハンギングしておく場所は1年中温度差の少ない、日当たりの良い場所を選ぶと良いでしょう。ブライダルベールは日差しの強い所でも枯れることが少なく、育てやすい強さがある花です。草姿はウェディングベールに用いられるチュールレースの風合いに似て窓辺のハンギングに最適。花言葉にも幸せが続く意味をもっているのでプレゼントにおすすめしたい一品です。
出典:写真AC