「押しフルーツ」「押し野菜」とは何?使いやすい素材と作り方をご紹介!

「押しフルーツ」「押し野菜」とは何?使いやすい素材と作り方をご紹介!

押しフルーツ・押し野菜は、スライスしたフルーツや野菜を押さえて乾燥させたものです。さまざまな種類の果物と野菜で作れ、雑貨やアクセサリーにもアレンジできます。唯一無二の色合いをもち、食べ物をアートとして楽しめる、押しフルーツ・押し野菜を作ってみましょう。

記事の目次

  1. 1.押しフルーツ・押し野菜とは?
  2. 2.使いやすい素材と使いにくい素材
  3. 3.押しフルーツ・押し野菜の作り方
  4. 4.押しフルーツ・押し野菜アレンジ
  5. 5.押しフルーツ・押し野菜は奥が深い

押しフルーツ・押し野菜とは?

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押しフルーツ・押し野菜とは、読んで字のごとく、スライスしたフルーツや野菜を押さえて乾燥させたものです。じっくりと押すことで、長時間美しい色合いを楽しめます。押しフルーツ・押し野菜は、食べ物を使ったアートといえるでしょう。スマホケースやアクセサリーといった小物を、自分好みにアレンジできる点が醍醐味です。

使いやすい素材と使いにくい素材

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押しフルーツ・押し野菜は、乾燥すると予想よりも暗い色に仕上がる傾向にあるので、どの素材を使用する場合も、明るく薄い色のものを選ぶとよいでしょう。また、熟れすぎの状態のものは避けることをおすすめします。

使いやすい素材

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押しフルーツ・押し野菜を作るときは、素材選びが大切です。水分が少なく、均等な薄さにスライスしやすい食品が使いやすい素材といえます。フルーツでは、いちごやオレンジなどが該当します。野菜の場合は、カットしやすく乾燥も早い、オクラやれんこんがおすすめです。適度な水分を含んでいるズッキーニも、使いやすい素材といえるでしょう。

使いやすい素材

  • いちご
  • オレンジ
  • キウイフルーツ
  • オクラ
  • れんこん
  • ズッキーニ

使いにくい素材

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中心に大きな種があるものや、均等に薄くスライスしづらい食品は、押しフルーツ・押し野菜にはあまり向いていません。また色がきれいに出ない食品も、使いにくい素材といえるでしょう。使いにくい素材としては、いちじくや桃、バナナが該当します。スライスした後の変色が早いことから、りんごも扱いが難しい素材です。また糖度があり、こまめな管理が必要なミニトマトも、上級者向きの素材といえます。

使いにくい素材

  • いちじく
  • バナナ
  • りんご
  • ミニトマト

押しフルーツ・押し野菜の作り方

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押しフルーツ・押し野菜は、わずかな道具と、素材となる食品を用意するだけで作れるので、準備の手間が少なく気軽に楽しめます。慣れてきたら、さまざまな種類の素材で押しフルーツ・押し野菜作りに挑戦してみましょう。

作り方①素材をナイフやスライサーでカットする

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素材をナイフやスライサーでカットします。使う素材にあわせて、カットする道具を選ぶことが大切です。やわらかく、水分を多く含む素材で押しフルーツ・押し野菜を作る場合は、よく研いだナイフを使うとよいでしょう。押しフルーツ・押し野菜を作るのがはじめての方にも扱いやすのは、いちごとオレンジです。

いちごの場合

いちごは縦に半分にカットします。果肉は5mm以上が残るようにして、中央を少しくり抜きましょう。くり抜いた部分には、ティッシュかクッキングペーパーを詰め込みます。よりきれいな色を出すためには、果肉をくり抜きすぎないことがポイントです。

オレンジの場合

オレンジは大きめのスライサーでカットします。使用するスライサーは、オレンジが丸ごとスライスできる大きさのものがおすすめです。分厚くスライスしてしまうと、水分が抜けきるまでに時間がかかるので、なるべく薄くスライスするように心がけましょう。

作り方②汁気を吸う

キッチンペーパーや押し花用和紙などに、カットした素材を挟みます。その上から、押し花用乾燥シートで挟めば準備完了です。押し花用乾燥シートに素材を直接挟むと、乾燥した後にはがしにくくなってしまうので、挟む順番に注意しましょう。

作り方③重しをかける

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本や新聞紙の束など、重量感のあるものを使い、準備した素材に重しをかけます。重しは1kgほどが目安ですが、はじめは軽めにして様子をみましょう。果肉が潰れて形を崩さないように注意が必要です。重しをかけたら半日ほど待ちます。

作り方④シートの交換

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乾燥シートが水気を帯びてきたら、新しいシートに取り換えて、再び重しを置きます。シートがぬれたら、その都度交換しましょう。複数回シートを交換することで、腐敗やカビを防ぎ、仕上がりがよりきれいになります。少々骨の折れる作業ですが、怠らないようにしましょう。

作り方⑤水分が完全に抜けたら完成

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素材の水分が完全に抜けたら、ついに完成です。素材が紙のようにカサカサの状態になっていれば、できあがりと思ってよいでしょう。使用する素材によって、シートを交換する回数や、水分が抜ける時間は異なります。長時間の放置は避け、素材が傷まないように注意しましょう。水分の少ない素材であれば、1~2日ほどで完成します。

押しフルーツ・押し野菜アレンジ

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押しフルーツ・押し野菜は、小物やインテリア、アクセサリーとして、幅広くアレンジ可能です。レジンを使うことで、さまざまな種類のオリジナルアイテムを作ることもできます。毎日携帯したくなるような、自分好みのアイテムをとおして、押しフルーツ・押し野菜を存分に楽しみましょう。

アレンジ①スマホケース

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押しフルーツ・押し野菜をアレンジしたスマホケースは、通販などで購入可能です。また、レジンを使って、自分好みのスマホケースを作ることもできます。押しフルーツ・押し野菜のアレンジをより楽しみたい方は、オリジナルのスマホケース作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。使用する素材の色合いや配置など、細かいところまで自分の好みを追求できます。

アレンジ②ハーバリウム

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ハーバリウムは、ボトルに花やフルーツを入れて、専用のオイルに浸して作られたものです。「植物標本」という意味をもち、元々は研究のために植物を長期保存する方法としてできました。おしゃれなインテリアとして、目にしたことがある方は多いでしょう。押しフルーツ・押し野菜に手を加えることで、ハーバリウムも楽しめます。ハーバリウムをひとつ置くだけで、部屋がぐっと華やぐでしょう。

アレンジ③リース

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クリスマスによく目にするリースですが、一年中飾って楽しめます。押しフルーツ・押し野菜やドライフラワーなどを組み合わせて、オリジナルのリースを作ることも可能です。リースは、家庭でインテリアとして楽しむだけでなく、結婚祝いや開店祝いなど、大切な人へのお祝いギフトとしても活用できます。リースは、華やかなものからカントリー調のものまで、幅広いテイストを楽しめるアイテムです。

アレンジ④ピアス

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押しフルーツ・押し野菜をアレンジして、アクセサリーの定番であるピアスを楽しめます。通販などで購入できるほか、レジンを使って自分で作成することも可能です。美味しそうでかわいらしい、押しフルーツ・押し野菜があしらわれたピアスは、耳元のおしゃれとして活躍するでしょう。ネックレスやブローチなど、別のアクセサリーと組み合わせるのもおすすめです。

アレンジ⑤サシェ

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サシェとは「香り袋」のことで、フレグランスアイテムの一種です。サシェには袋型やキャンドル型、ハンガー型など、さまざまな形のものがあります。代表的な使用場所はクローゼット、トイレ、玄関などがあげられますが、バッグの中に入れて使うことも可能です。サシェに押しフルーツをあしらうことで、ささやかな香りだけではなく、おしゃれな見た目も楽しめます。

押しフルーツ・押し野菜は奥が深い

Photo byBru-nO

一つとして同じものがなく、使う素材の種類や状態によって異なる色合いを楽しめるのが、押しフルーツ・押し野菜の醍醐味です。レジンを使うことで、オリジナルアレンジも楽しめます。押しフルーツ・押し野菜は、意外と奥が深い、食べ物を使ったアートです。アートをとおして、生活の彩りを増やしてみてはいかがでしょうか。

yukisuzume
ライター

yukisuzume

野菜・果物・ハーブが好きです。よろしくお願いいたします。

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