いちごの発芽方法!温度・湿度など種から上手に育てるためのポイントを解説!

いちごの発芽方法!温度・湿度など種から上手に育てるためのポイントを解説!

いちごは種から育てると、発芽までに手間も日数もかかります。しかし、種から発芽させて育てたいちごの味は格別でしょう。いちごの種の採取の方法や種のまき方、苗に育つまでに何日ぐらいかかるのかなど、上手に育てる方法について紹介します。

記事の目次

  1. 1.いちごを種から育てる
  2. 2.いちごの発芽方法【準備】
  3. 3.いちごの発芽方法【種まき】
  4. 4.いちごの発芽方法【発芽】
  5. 5.いちごの発芽方法【育苗】
  6. 6.いちごを種から育てよう!

いちごを種から育てる

フリー写真素材ぱくたそ

いちごの苗はインターネット通販のほかに園芸店やホームセンターで見かけられますが、種の店頭販売はあまり目にしないかもしれません。苗のほうが普及していることから、種からの栽培は難しい印象を与えやすいようです。しかし、環境を整えれば、種からでもプランターや鉢で育てられます。

種の入手方法①市販の種を購入

いちごの種類には、翌年の初夏に収穫する『一季なり種』と、春~秋にかけて長く収穫できる『四季なり種』があります。市販でみかけられる種は、温度や日照などの条件にあまり影響されず花や実をつける『四季なり種』が主流です。

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「四季なり種」は、ワイルドストロベリーの改良品種です。4月~10月ごろまで花が咲き続きます。果実は小さく、1カ月後に実ります。

発芽率60%
発芽日数7日~14日
発芽温度20℃~25℃
収穫約100日
生産地中国

種の入手方法②果実から種を採取

採取する種は、スーパーなどで販売されている食用のいちごのものを使います。種は、実の表面のつぶつぶしている部分です。発芽率は赤く熟している実であれば高めです。食用のいちごは品種改良された一代交配種で、親と同じ遺伝情報をほとんど受け継いでいません。そのため、二代目にあたる採取した種は一代目と比べると甘さや大きさが異なります。

採取方法

  1. いちごの実のつぶつぶ部分の表面を薄く切り取る
  2. キッチンペーパーに切り取った表面を貼り付け、1週間ほど乾燥させる
  3. こすって乾燥した果肉部分から種を取り出す
  4. 水を使って種を選別する
  5. 種を乾燥させる

発芽しやすい種の選別方法は水を使うの?

水を使って、発芽率が高い種か調べる方法があります。発芽率が高い種は、水中に沈む種です。浮かび上がる種が発芽しないわけではなく、沈む種と比べると発芽率が低いだけで、芽が出てくる種もあります。

いちごの発芽方法【準備】

Photo byFree-Photos

いちごは発芽までに何日も時間がかかります。しかし、工夫次第で発芽の日数調整ができます。また、発芽率を高めるために、道具と用土の準備が必要です。

種の発芽期間を早める処置

水を含めた脱脂綿などにいちごの種を包みます。3日間ほど、それを冷蔵庫のチルド室に置きましょう。冷蔵庫の寒さから解放された種は、春だと思い発芽の準備を始め、種をまいて10日前後で発芽します。

容器

いちごの種まきには、平たい容器を使用します。もしくは、セルトレイやポットを使いましょう。いちごの発芽には日射しが必要なため、日射しをうけやすいものを選ぶのがポイントです。

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透明カバーが付いているため寒さから苗を守り、発育状況を確かめられます。根巻きを防ぐ構造になっており、定植後はすくすく育ちます。水はアンダートレイにたまり、水分管理も簡単で周囲が汚れません。室内でも育てられます。

重さ281g
ポット数18ポット

用土

いちごの種まき用の用土は、水はけのよい土を選びましょう。種まき専用の土もおすすめです。初期育成の活力剤が入っているため、種の成長を促します。

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「さし芽種まきの土」には活力剤が配合されており、成長が早く丈夫な苗に育ちます。特殊バーライトが配合され、粒子が細かく水はけに優れているのが特徴です。小さな種でも育てやすいでしょう。

おすすめ度★★★★☆
重量1.34 kg

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「ジフィーセブン」には、成長するための初期肥料が含まれています。根が土ポットからはみ出し始めたら、そのまま移植できるため、植え替えが簡単です。

おすすめ度★★★★☆
個数12個入り

いちごの発芽方法【種まき】

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いちごは、発芽から収穫まで日射しを必要とする植物です。日射しが種に当たるように種をまきます。種はとても小さいため、土に埋もれないように注意が必要です。

種まき方法①ばらまき

ばらまきは、土の表面に均等にまく方法です。いちごの発芽には、日射しが必要なため、種をまいたら土を被せずにそのままにしておきましょう。種の上に濡れたティッシュペーパーを被せ、乾いたら霧吹きなどで水を与えます。

種まき方法②セルトレイ・ポットまき

セルトレイやポットを使って種をまくときは、ひとつのポットに1粒~3粒の種をまきます。いちごのように日射しや温度の管理が必要な植物には、セルトレイやポットを使うと発育状況を確かめながら育てられるためおすすめです。

種まき方法③表皮を使用

Photo byShutterbug75

いちごの種を1粒ずつ採取するのが面倒な場合は、手間をかけずに育てる方法があります。完熟したいちごの表皮を、そのまま用土の上にのせる方法です。いちごの実を8等分にし、つぶつぶの種がついている表皮部分を実からはがします。はがしたら用土の上にのせましょう。時間が経過すると、種だけが土の上に残ります。

種まき後のポイント①温度・湿度

発芽しやすい気温は15℃~20℃、湿度は40%~45%です。湿度が高くなると、カビがはえやすくなるため気をつけましょう。いちごはカビに弱く、適度な温度・湿度を保てる風通しのよい場所で管理します。

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いちごの発芽方法【発芽】

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