カラーサンドとは?簡単な作り方&観葉植物・多肉をおしゃれに飾るコツ!

カラーサンドとは?簡単な作り方&観葉植物・多肉をおしゃれに飾るコツ!

カラーサンドとは、人工的に作られ色付けされた砂のことです。たくさんの利点を持つカラーサンドは、さまざまな使い方ができますが、特に植物をおしゃれに飾るのにおすすめです。今回はカラーサンドの利点や、カラーサンドを使ったおしゃれな植物の飾り方を紹介します。

記事の目次

  1. 1.カラーサンドとは
  2. 2.カラーサンドの基本の作り方
  3. 3.観葉植物をおしゃれに飾るコツ【おすすめの植物】
  4. 4.観葉植物をおしゃれに飾るコツ【管理方法】
  5. 5.観葉植物をおしゃれに飾るコツ【カラーサンドの簡単アレンジ】
  6. 6.カラーサンドを使って植物をおしゃれに飾ってみよう!

観葉植物をおしゃれに飾るコツ【おすすめの植物】

おすすめの植物①パキラ

本来、パキラは20mほどまで成長する高木ですが、観葉植物用に栽培されているものは10cm~20cmと小ぶりのものが多いです。土で育てるのが一般的ですが、比較的丈夫で育てやすく、カラーサンド栽培に向いています。100円ショップや園芸店での取り扱いが多く、手に入れやすいのも魅力です。

おすすめの植物②ガジュマル

ガジュマルは、オーストラリアや東南アジアなど暖かい地域原産の植物で、日本では屋久島や沖縄に自生しています。幹の部分が独特な形をしているのが特徴です。丸くてかわいらしい葉が下向きにつくことから、風水では「気分を落ち着かせる植物」ともいわれています。育てやすい植物で、カラーサンド初心者の人にも人気です。

おすすめの植物③サボテン

サボテンは北アメリカと中央アメリカを中心に2000以上の品種がある多肉植物です。乾燥に非常に強く、頻回な水やりの必要はありません。多肉植物は基本的には土で育てますが、丈夫で管理しやすいため、カラーサンドでもよく育ちます。人気が高いこともあり、園芸店や100円ショップでの取り扱いが多いです。

おすすめの植物④ハートホヤ

ハートホヤとは、タイから輸入されている多肉植物です。名前のとおり葉の部分がハートの形をしており、コロンとかわいらしい見た目で特に女性に人気です。カラーサンドとの相性もよく、適度な水やりと温かい場所で管理しておけば、長く楽しめます。バレンタインの時期になると、園芸店だけでなく雑貨屋やデパートでの取り扱いも増えます。

観葉植物をおしゃれに飾るコツ【管理方法】

水やりの仕方

Photo byHans

カラーサンドで植物を育てる場合、小さめのガラス容器(直径約8cm~10cm、高さ約6cm~8cm)なら、春~秋は1週間に1回、冬は約10日に1回の水やりで十分です。水の量は1回につき20cc(ペットボトルのキャップ約1杯分)を目安にしましょう。

水やりの際の注意点

カラーサンドで植物を育てる場合、水をあげすぎると植物が根腐れするため注意が必要です。カラーサンド作りに使う容器は、植木鉢と異なり基本的に穴が開いていません。ガラス容器の中の水は容器から流れ出ることがないため、水やりした分だけ容器内部に水分をとどめてしまいます。水やりのタイミングや量をきちんと守りましょう。

根詰まり対策

カラーサンドで育てる植物の成長は土で育てる場合に比べてゆっくりですが、放っておくと根詰まりを起こす場合があるため注意しましょう。植物の種類にもよりますが、2~3年に1回は根の状態を確認し、適度に植え替えすることをおすすめします。根を切っても大丈夫な植物以外は、一回り大きめの容器を用意してください。

カラーサンドの交換のタイミング

カラーサンドの交換のタイミングは、「砂に苔が生えたとき」「植物が根詰まりしたとき」「砂の模様や色を変えたくなったとき」です。苔は植物自体には悪影響を及ぼしませんが、放っておくとどんどん広がり、砂の色が変色していきます。苔が生えても砂を捨てる必要はなく、きれいに洗って天日干しすれば再利用が可能です。

ボタニ子

ボタニ子

カラーサンドの模様を変えたくても、あまり頻回に入れ替えすると植物が弱るから注意してね!

観葉植物をおしゃれに飾るコツ【カラーサンドの簡単アレンジ】

カラーサンドは色や使い方によって、ガラス容器内でさまざまな模様を描けます。なかでも比較的簡単で人気なのが「ウェーブ型」と「ハート型」です。材料にある筒の作り方は「カラーサンドの基本の作り方」の「②PPシートで筒を作る」を参考にしてください。カラーサンド以外の道具も、ネットや園芸店などで簡単に手に入ります。

ウェーブ型

材料(ガラス容器1つ分)

  • ガラス容器:1つ
  • 観葉植物や多肉植物:1つ
  • カラーサンド:3種類以上
  • 大粒サンド:お好みで
  • ゼオライト:適量
  • 筒:1つ
  • スプーン:1つ
  • 飾り:お好みで

作り方

  1. ガラス容器に筒をセットする
  2. ガラス容器と筒の間に、スプーン約2杯分の砂を入れる(1箇所に固まるように)
  3. 2に半分ほど重なるように別の色の砂を同じ量入れる
  4. 同じ色が重ならないように注意しながら3を繰り返す
  5. ガラス容器の9割まで砂を入れる
  6. 筒の中に植物を入れる
  7. 筒と植物の間にゼオライトを入れ込む
  8. 筒を抜き取り、表面に大粒の砂を入れる
  9. お好みで表面を飾る

作る際のポイント

1回に入れる砂の量は、目安としてスプーン2杯としていますが、描きたいウェーブ模様の大きさによって増減して構いません。表面に入れる大粒サンドはなくても問題ありませんが、入れることで全体がまとまるのでおすすめです。

ハート型

材料(ガラス容器1つ分)

  • ガラス容器:1つ
  • 観葉植物や多肉植物:1つ
  • カラーサンド:赤(ハート用)
  • カラーサンド:青(周り用)
  • 大粒サンド:お好みで
  • ゼオライト:適量
  • 筒:1つ
  • スプーン:1つ
  • つまようじ:1本
  • 飾り:お好みで

作り方

  1. ガラス容器に筒をセットする
  2. ガラス容器と筒の間に、容器の高さ3/4まで青色の砂を入れる
  3. ガラス容器と青色の砂の間に、スプーンを使ってハートの下半分の輪郭を作る
  4. 3で作った輪郭に赤色の砂を入れる
  5. 表面の赤色の砂の真ん中部分を、つまようじなどで少しくぼませる
  6. 上から青色の砂を入れる
  7. つまようじを使って、赤い砂部分をハート型に整える
  8. 筒の中に植物を植え付け、筒と植物の間にゼオライトを入れ込む
  9. 筒を抜き取り、表面に大粒の砂を入れる
  10. お好みで表面を飾る

作る際のポイント

砂の色はお好みで変えてください。ハート以外の場所には、数種類の砂を重ねて入れてもきれいです。初心者のかたは、まずはガラス容器と砂だけで練習することをおすすめします。大粒のサンドはなくても構いませんが、あると全体が引きしまり、表面の飾りも引き立ちます。

カラーサンドを使って植物をおしゃれに飾ってみよう!

出典:写真AC

カラーサンドは園芸だけでなく、インテリアや子どもの遊び道具など幅広い使い方が楽しめます。衛生的なうえにカラフルなので、植物を育てるのにも飾るのにもピッタリです。これから観葉植物や多肉植物を育てようと考えているかたは、ぜひ一度カラーサンドを使っておしゃれに飾ってみてくださいね。

Anna
ライター

Anna

大きなお庭のある暮らしに憧れながら、バルコニーでひっそりガーデニングを楽しんでいます。

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