ベランダを緑化しよう！緑化アイデアや使えるアイテムをご紹介

ベランダはガーデニングにおすすめの場所です。庭のない賃貸マンションでもベランダを緑化すれば癒やしの空間を手に入れられます。緑化作業はプロの業者に依頼する方法もありますが、DIYするのもおすすめです。ぜひベランダで植物を育てて小さなガーデンを作ってみてください。

事前に申請すれば一般家庭のベランダでも屋上緑化助成金制度（緑化作業にかかる経費の一部を助成してくれる制度）を利用できる場合があります。助成金制度の有無や条件、内容などは自治体によって異なるため、業者に依頼するような本格的な緑化を考えている場合には、住んでいる地域の助成金制度について確認してみてください。

せっかくベランダを緑化するなら、ただ床にプランターを並べるだけでなく、さまざまな方法で植物を飾り緑あふれる空間にしましょう。また、最初に完成後のイメージをある程度固めておくと、作業をスムーズに進めやすくなります。まずは理想のガーデンスタイル（ナチュラル・カントリー・和風など）を決めてから、具体的なイメージを膨らませていきましょう。

床を芝生に変えるだけでもベランダの雰囲気は随分変わります。予算やベランダの状態に合わせて、天然芝と人工芝のどちらかを選んでください。天然芝は本物の質感が魅力ですが、水やりや刈り込みなどの手間がかかります。防根や防水にも要注意です。一方、人工芝は敷くだけで簡単に設置できるため賃貸マンションの緑化にもおすすめです。

ベランダの床だけでなく壁面も緑化に利用できます。壁面緑化では柵にハンギングバスケットをつるしたり、ツル性植物を這わせたりする方法がおすすめです。植物が外からの視界もさえぎってくれますよ。また、後付けできる柵やフェンスなども販売されているため、柵のないベランダを緑化するときにはぜひ利用してみてください。賃貸マンションでも使えます。

植物を置くスペースを増やすには棚を設置しましょう。棚に飾るのは小さな多肉やアイビーなどの垂れ下がる植物がおすすめです。植物用の棚（=フラワースタンド）はホームセンターやインテリアショップなどで購入できますが、すのこや木箱などを使えば簡単にDIYすることもできます。緊急時に避難の妨げとなるような場所を避けて設置しましょう。

ベランダの雰囲気を壊さないように生活感が出る室外機などはできれば隠しましょう。室外機カバーを付けると外観がおしゃれになるだけでなく、日よけとなり真夏の冷房費削減にも繋がりますよ。上に物が置けるカバーなら植物を置く台としても使えます。なお、カバーを付ける以外にも室外機の前にラティスなどを置いて隠す方法もおすすめです。

ガーデンライトや小物などを飾って自分好みのベランダに仕上げましょう。ライトを設置すれば、夜でもベランダガーデンの景色を楽しめます。また、ガーデン用のオブジェや土にさすガーデンピックなどを飾るのもおすすめです。小鳥や小動物、蝶などがモチーフとなったものを選べば、ベランダがまるで小さな森のようになりますよ。

ベランダで使うアイテムは直射日光や雨風に強い屋外用のものを選びましょう。危険なので、風で倒れたり飛ばされたりしやすいものは避けてください。なお、集合住宅の場合は簡単に撤去できないものをベランダに置くと消防法違反になるため、重すぎず移動させやすいアイテムを選びましょう。賃貸の場合は、退去時の原状回復についても考えなくてはなりません。

カビ予防のため、人工芝は水はけのよいものを選びましょう。人工芝には絨毯のようなカーペットタイプと小さなパネルを繋ぎ合わせて使うジョイントタイプがありますが、どちらも簡単に設置・撤去できます。賃貸マンションでも使いやすく、芝生の長さやカラーなどのバリエーションも豊富です。ウッドデッキパネルなどと組み合わせて敷いてもおしゃれですよ。

すのこは、ベランダ緑化でも床に敷いたり壁に立てかけて植物をつるしたりと多用途に使えます。植物を置く棚や室外機カバーなどをDIYするときにも重宝しますよ。100均でもさまざまなサイズが購入可能です。ベランダで使用する場合には、ホームセンターなどで売られている防水塗料を塗布しましょう。

フラワースタンドは、ベランダのような限られたスペースで植物をまとめて飾るのに便利なアイテムです。プラスチック製なら既製品でも1000円台から購入できます。アイアン製や木製のもの、ハンガーポール付きやアーチ型など機能性やデザイン性に富んだ商品もありますよ。予算や好みにあわせて選んでください。