モイストポプリの作り方!必要な材料から置き方・使い方までご紹介!

モイストポプリの作り方!必要な材料から置き方・使い方までご紹介!

モイストポプリとは、金木犀などのなくなりやすい香りを長く閉じ込める加工方法のこと。半乾燥の状態で塩に混ぜ込みます。お気に入りのアロマオイルと組み合わせるのもおすすめです。見た目も美しく、香りでも癒してくれるモイストポプリの作り方・置き方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.モイストポプリとは
  2. 2.モイストポプリの作り方
  3. 3.モイストポプリにおすすめの花
  4. 4.モイストポプリの置き方
  5. 5.モイストポプリの使い方
  6. 6.まとめ

モイストポプリとは

ハーブやいい香りの花を乾燥させて閉じ込めたポプリはお土産などでも有名ですが、モイストポプリというポプリの種類があることをご存知でしょうか?この記事ではモイストポプリの意味から詳しい作り方、おすすめの置き方、使い方などをご紹介していきます。

モイストポプリの意味

モイストポプリとはその名の通り、塩を使った乾燥させない(モイスト)ポプリのことです。金木犀などは、秋を感じるとてもいい香りがしますが、乾燥するとその香りは激減してしまいます。そういった花材にはモイストポプリの加工がおすすめです。そんなモイストポプリの作り方を以下から見ていきましょう。

モイストポプリの作り方

ではここからは、モイストポプリの代表格である金木犀を使ったモイストポプリの作り方をご紹介していきます。要所要所のポイントを押さえれば失敗することなく作れます。

モイストポプリ作り:材料・道具

必要な材料は以下のものになります。塩と金木犀(花材)の層の美しさが目も楽しませてくれますので、瓶や蓋などもお気に入りのものを使うのがおすすめです。瓶の口があまりに細いものは、花材や塩を入れづらく、失敗の原因となりますので口は広いものを選びましょう。
 

  • 金木犀(収穫して1時間ほどのものが望ましい)
  • 塩(1瓶を満タンにするのに十分な量)
  • お気に入りのビン
  • ピンセット
  • 新聞紙

モイストポプリ作り:準備

道具と材料のご紹介をしたところで、次にモイストポプリ作りに必要な下準備の方法をご説明していきます。特に金木犀は下準備の工程に時間がかかりがちですが、ここをしっかり行うことで失敗もなく、美しい見た目に仕上がります。

準備①金木犀の茎を花から取り除く

この工程がもっとも時間のかかる工程となります。新聞紙を広げ、その上に金木犀を広げましょう。1つずつ、金木犀の小さな花についている茎を取り除いていきます。もちろん、ついたままでもモイストポプリはできますが、花びらと塩の層の見た目の美しさにこだわるのであれば、丁寧に茎を取り除いた方がきれいに仕上がります。

準備②ごみを取り除く

次に、金木犀の花の中に潜り込んでいる虫やごみを取り除きましょう。ごみや虫などが混ざり込んだまま作ってしまうと、いざ完成した時に瓶の中に虫が見えてしまい、失敗といかないまでも納得いく仕上がりとは言えなくなってしまいます。ピンセットなどで確実に取り除きましょう。

準備③1時間ほど室内で軽く乾燥させる

モイストポプリは半乾燥状態のものを花材としてしようするので、きれいにした金木犀を軽く乾燥させます。準備①の工程で時間がかかったような方は花の乾燥具合を見て、こちらの工程は省いても構いません。あまりに花材に水分が残りすぎていると、塩が花から出た水分を吸収しきれずに、瓶に結露がついたり、水が底にたまってしまったりすることを防ぐ意味があります。逆に、あまりに乾燥させすぎると、香りが弱く失敗となってしまいます。

ポイント:乾燥具合は指で触ってみよう

成功の分かれ道となる花びらの乾燥具合は慣れない間はどくらいがよいか判断に悩むところでしょう。わからないときは、実際に花びらを手で触ってみます。カサカサしてしまっているようなら、失敗の原因となりますのでその花は使用を控えましょう。触ってしっとりしているくらいが丁度よい頃合いとなります。

モイストポプリ作り:作業

モイストポプリの材料をそろえ、下準備が整えばいよいよ作り始めていきましょう。ここまでくると後の工程はとても簡単です。花の香りを楽しみながら、お子さんと一緒に作るのも楽しい時間となるでしょう。

モイストポプリの作り方①塩と金木犀を交互に瓶に詰める

用意しておいた瓶に、塩、金木犀、塩、金木犀と層になるように詰めていきます。塩の重みで金木犀がつぶれてしまうと見た目がよくないので様子を確認しながら少しずつ詰めていくのが失敗を防ぐポイントです。たっぷりと香りを楽しみたい方や、オリジナルの香りをブレンドして作りたい方はここにアロマオイルを数滴足すのもおすすめです。

モイストポプリの作り方②瓶に蓋をして1か月ほど冷暗所で保管

瓶の口まで塩と金木犀を詰め終われば、蓋をして完成です。1か月ほど冷暗所で保管しておくと、その間に金木犀の不要な水分が塩に吸い取られ、アロマオイルが瓶に充満してきます。

モイストポプリにおすすめの花

モイストポプリの作り方を確認すると、想像以上に簡単であることがお分かりいただけたと思います。他の花材も使ってオリジナルのモイストポプリを作りたくなる方も大勢いらっしゃるでしょう。ここからはモイストポプリに使用するのにおすすめの花をいくつかご紹介します。

おすすめの花①バラ

通常の乾燥してあるポプリにもバラの花びらはよく使用させれていますが、モイストポプリにもバラはおすすめです。モイストポプリにすることでしっとりとした花びらの質感も残せて、いくつかの色を組み合わせれば、通常のポプリとは違った色合いも楽しむことができます。

Photo byMichaelGaida

花屋さんでお気に入りのバラを買ってきてもいいですし、特別な日にプレゼントしてもらったバラの花束から、思い出のモイストポプリを作るのもおすすめです。香りの強いバラを使えばアロマオイルは不要な場合もありますが、バラは品種によって香りの強さも違います。バラのアロマオイルを足して香りも見た目もお気に入りのモイストポプリにしてみてはいかかでしょうか。

おすすめの花②ラベンダー

こちらのラベンダーもポプリで人気の花材です。その美しい香りは誰しもが知るところでしょう。一方で、あまり知られていないのがそのフレッシュな状態の香りの良さです。収穫したてのラベンダーはどこか青っぽい香りが残っており、まるでラベンダー畑にいるようなすがすがしい気持ちにさせてくれます。

Photo byAlexas_Fotos

ラベンダーは、金木犀同様、その小さな花を一つ一つ茎から外し、虫などを取り除く工程が手間ではありますが、塩と混ざり合った見た目は大変美しいものに仕上がるでしょう。先ほどのバラなどと組み合わせるのもおすすめです。

おすすめの花③ローズマリー

家庭菜園や、ベランダやキッチンガーデンなどで育てるのに人気の花の一つがローズマリーでしょう。肉料理にも魚料理にも合わせやすいい香りが魅力です。もちろん、インテリアを彩る香りとしても大変人気のあるものです。このローズマリーも、金木犀やラベンダーのように、虫を取り除けばモイストポプリにすぐ加工できます。ローズマリーと他のハーブと組み合わせたり、オレンジなど柑橘系のアロマオイルと合わせるとほっとリラックスさせてくれる素晴らしい香りにまとまることでしょう。

おすすめの花④ジャスミン

高級アロマオイルとして名高いジャスミンですが、こちらの香りもなんとも美しく夢心地がするものです。ジャスミンの花は夕方から夜にかけて咲きます。そして、その花は1~2日で落ちてしまうので長く香りが楽しめないこともあります。

Photo byHans

そんな香りを一日中楽しみたい方には、モイストポプリで加工する方法がおすすめです。咲き始めの花や、咲いて落ちてしまった花を集めてモイストポプリにすれば瓶に美しい香りを閉じ込めることができます。瓶を開けるたびに、妖艶でうっとりとするジャスミンの香りを楽しむことができるでしょう。

次のページ

モイストポプリの置き方

関連記事

Article Ranking