栽培用の温室を自作しよう!小型ビニルハウスのDIY方法をご紹介!

栽培用の温室を自作しよう!小型ビニルハウスのDIY方法をご紹介!

「自宅で栽培しているけれど、季節によっては上手く育たない」というときに便利なのが「温室」です。実は百均で手軽に入手できるアイテムで自作ができるのです!そこで今回は、DIY初心者でも簡単に作れる自作温室・ビニールハウスの作り方についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.家庭菜園やガーデニングで便利な自作温室
  2. 2.温室の自作方法①プランターを利用した簡易ビニールハウス
  3. 3.温室の自作方法②:百均の網カゴで作るミニビニールハウス
  4. 4.温室の自作方法③:百均のワイヤーネットで作る小型温室
  5. 5.温室の自作方法④:百均のフォトフレームで作るミニ温室
  6. 6.温室の自作方法⑤:発泡スチロール製手作り温室
  7. 7.温室の自作方法⑥すのこと緩衝剤で作る木製ビニールハウス
  8. 8.温室を自作・手作りする時に便利な道具は?
  9. 9.簡易ビニールハウスや温室を使うときに注意すべきことは?
  10. 10.まとめ

温室の自作方法⑤:発泡スチロール製手作り温室

フリー写真素材ぱくたそ

「ミニ温室を手作りしたいけれど、費用も抑えたい」という方におすすめなのが「発泡スチロール」を用いて作る小型温室です。用意するものは発泡スチロール箱・アクリル板のみです。発泡スチロール箱は魚屋などでも入手できますが、においなどが気になる場合は、百均にある発泡スチロール製の「クーラーボックス」を使うとよいでしょう。

作り方

発泡スチロール箱のフタを外し、側面の1つをカッターで切り取りましょう。切り取った側面の大きさに合わせて、ハサミでアクリル板をカットし、接着剤で貼り付けます。発泡スチロール箱のフタを被せたら、簡易温室の完成です。

発泡スチロールを切り取った直後は、断面に凹凸があるため、アクリル板を貼り付ける前にペーパーヤスリなどで表面を磨いておくとよいでしょう。

温室の自作方法⑥すのこと緩衝剤で作る木製ビニールハウス

Photo by ZoAmichi

「本格的なDIYでミニ温室を作りたい」という方にぴったりなのが、すのこと緩衝剤(プチプチシート)を用いて作る小型温室です。この方法では、百均でも購入できる木製すのこ(40×25㎝を5枚程度)・緩衝剤(1m程度)に加え「こびょう」と呼ばれる小型の釘を使います。木製すのこをベースとしているため、ガラスなどに比べて通気性がよいのが特徴です。小さいプランターはもちろん、高さのある植物を育てるのにもおすすめです。

作り方①

すのこの裏側にある両端の下駄(すのこの連結部分)に引っ掛けるように、もう1枚のすのこを置き、こびょうとトンカチでL字型に固定します。このパーツをもう1つ作ったら、同じように組み立てて固定しましょう。

作り方②

組み立てたすのこの出っ張っている部分を、ノコギリでカットします。残っている1枚のすのこの両端もカットしたら、中央に取り付け、下駄部分にこびょうを打ちつけて固定しましょう。最後に緩衝剤を全面に巻き付け、テープで留めたら完成です。

温室を自作・手作りする時に便利な道具は?

①ビニールハウス内の温度調節をする「ヒーター」

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簡易ビニールハウスを手作りするとき、特に気温が低くなりやすい秋~冬シーズンでの使用を考えて「ヒーター」を入れておくことが大切です。園芸用ヒーターは大型モデルだけでなく、家庭用・ガーデニング用に開発された小さいモデルも販売されています。

出力ワット数やタイプで選ぶ

ヒーターはモデルによって温度を左右する「出力ワット数」が違います。一般的に0.3立方メートルまでの小さい温室で使用する際には、150W程度のヒーターがあればよいとされています。マット式・パネル式など、さまざまなスタイルが存在するため、簡易ビニールハウスの大きさ・数などに合わせて選びましょう。

②ビニールハウス内の温度を管理する「温湿度計」

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ヒーターと同様に、簡易ビニールハウスを手作りする際に便利なのが「温湿度計」です。同じヒーターを使用していても、ガラス製・アクリル製・木製などの温室の素材によって、少しずつ温室内の温度は違ってきます。より植物の育成に適した環境づくりのためにも、温度・湿度の管理は重要です。

③いつでも場所を変えられる「キャスター」

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卓上で使うような小さい温室を使うときは、手で持ち運べますが、大きさによっては移動が大変になる場合もあります。そんなときに便利なのが「キャスター」です。底部分のパーツにキャスターを取り付けると、季節や気温に合わせて温室を簡単に移動させられます。

簡易ビニールハウスや温室を使うときに注意すべきことは?

①通気性は確保しておくこと

Photo byFree-Photos

気温が低くなる秋~冬シーズンは特に、寒さ対策の一環として温室をDIYするという人も少なくありません。しかし、全てをガラスで覆う・空気穴を開けないなどのように外の空気を完全に遮断してしまうと、温室内の温度が上がりすぎてしまう場合もあるのです。特に屋外で自作温室を使うときは、日光がガラスやビニールを通すことで、温室内がサウナのような状態になってしまいます。

穴を開ける工夫

植物のなかには「湿気」に弱い品種も多く、サウナ状態になった温室は植物の根を傷めてしまったり、病気にかかりやすくなってしまったりする可能性があります。そのため、ビニールハウスを自作する際には、空気の入れ替えができるように、小さい穴を開ける・開閉式にするなどの方法で適度な通気性を確保しておきましょう。

②水はけをよくしておくこと

Photo bynaidokdin

ガーデニング初心者のなかには「水やりをこまめにしていたら根腐れを起こした」という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。トマトやナスなど、水分量が重要となる植物を育てるときなどは特に「水をたっぷりあげる」という人も多いですが、自作温室の「水はけ」が悪いと、根腐れを起こしてしまう場合もあります。自作温室を使う際には、下に砂利を敷く・野菜用培養土を使う・底部分に小さい穴を開けるなど、あらかじめ水はけをよくする工夫をしておくことが大切です。

まとめ

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植物のなかには気温や湿度・季節に左右されすいデリケートな種類も多いため、ガラス製や木製の手作り温室を使うことで、より安定して植物を育てられます。「寒い季節での家庭菜園が難しい」「簡単に扱える小さい温室が欲しい」という方は、ぜひ今回ご紹介した自作温室の作り方を参考にしながら、オリジナルのミニ温室を作ってみましょう!

ゆきのひと
ライター

ゆきのひと

仕事にDIY・カフェ巡りとガーデニング…多趣味ゆえに多忙なフリーライター。ゆったりまったり執筆中です。

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