スワッグとは?
インテリアをおしゃれに見せる「スワッグ」は、好みの植物を束ねて簡単に作れるのが魅力です。この記事では、スワッグ作りに欠かせない材料とおすすめの植物、簡単な作り方のコツとおしゃれな飾り方のポイントまで、まとめて解説します。プレゼントにも最適の、おしゃれなスワッグを手作りしてみましょう。
ドイツ語で「壁飾り」という意味
「スワッグ」はドイツ語の「壁飾り」を意味する言葉です。英語では長さのある「ガーランド」や丸い「リース」などがよく知られています。日本で「スワッグ」というと、植物を花束のようにまとめ、逆さまにして壁に吊るしたものを意味します。近年、植物をより長く楽しむひとつのスタイルとして、広く親しまれています。
スワッグ作りの材料
基本のスワッグ作りに必要な材料は、とてもシンプルです。おすすめの植物とスワッグ作りで注意したいポイントを解説します。街の生花店でもワークショップが開催されているため、初めての方は一度参加してみるのもおすすめです。
スワッグ作りに便利な道具
- 植物(草花、枝もの、実もの、リーフ類、松ぼっくりやドライフルーツなど)
- 麻ひも
- リボン
- 手芸用のハサミ
- 植物用のハサミ
スワッグ作りにおすすめの花
スワッグは植物の水を切った状態で長く飾って楽しむため、ドライフラワー向きの花を選ぶのがポイントです。茎が柔らかく水分の多いガーベラやチューリップなど、乾燥したときに花びらがバラバラに崩れてしまうものは向きません。つぼみが開きかけくらいの状態が、スワッグ作りにはおすすめです。以下を参考にしてください。
- バラ(つぼみが開きかけのもの)
- 秋色紫陽花(水分の多い春〜夏の紫陽花は不向き)
- ミモザ
- 千日紅やケイトウ
- アナベル
- かすみ草
- フランネルフラワー
スワッグ作りにおすすめのハーブ
インテリアとして飾ったときに、香りのよいハーブ類もスワッグにおすすめです。オリーブ、ユーカリ、オレガノ、セージ、ローズマリー、ラベンダーなどが、リーフとしてスワッグに利用されています。ハーブ以外のグリーンとしては、ヒバやモミなどの針葉樹の枝が香りがよく入手しやすいため、スワッグに向いています。
スワッグ作りにおすすめの実もの
スワッグのおしゃれな雰囲気作りに欠かせないのが、実ものです。ピンクペッパーやワイルドローズヒップ、ビバーナムやヒペリカム、コットンツリーやハゼなどの個性的な実ものがひとつあるだけで、グッとおしゃれに仕上がります。生花店やネットショップなどで、探してみましょう。
スワッグ作りにおすすめのちょっと変わった植物
花束としては使いづらいような、ちょっと変わった植物も使ってみましょう。ネイティブフラワーやエキゾチックフラワーで、SNS映えする個性的なスワッグにランクアップできます。バンクシャ(バンクシア)やコクシニア、プロテアやアーティチョーク、アセビやマグノリア(モクレンやコブシ)、ほかにもグレビレア・ゴールドやスモークツリーなどもおすすめです。
スタンダードなスワッグの作り方
スタンダードな花束タイプのスワッグの作り方を紹介します。生の草花でスワッグを作るため、乾燥したときに「ボリュームが足りなかった…」と感じられることがあります。また色のある花や実ものは、プリザーブドフラワーと違い、乾燥して赤黒く変色することを理解しておきましょう。
スワッグの作り方①草花を下処理する
花束を作るときにもいえますが、スワッグをきれいに仕上げるコツは最初の下処理にあります。枝数を整理してボリュームを調整し、下のほうの葉を落として束ねやすく整えましょう。花や実ものは余分な葉を落としたほうが、スッキリとしてほかの草花と組み合わせやすくなります。
スワッグの作り方②植物をグルーピングして束ねる
スワッグの草花を束ねていくときは、いくつかにグルーピングして束ねていくのがポイントです。一度に全部を束ねるのは、プロでも難しい作業です。グルーピングすることで、乾燥して花茎が痩せていったときに草花が抜け落ちてしまうのも防げます。
スワッグの作り方③壁掛けのフックを作る
50cmくらいにカットした麻ひもを二重にして、3cmくらいの輪っかを作り、固結びして壁にかけられるようにします。植物の重みが気になるときは、ワイヤーでフックを作るのもおすすめです。フックの付け方は作り方④を参考にしてください。
スワッグの作り方④麻ひもでまとめてリボンを結ぶ
全体をまとめたら、乾燥した草花が抜け落ちないように、麻ひもを使い3〜4cmの幅でしっかりと巻き上げていきます。最初に3〜4回麻ひもを巻いたら、③で作った壁掛け用のひもフックを輪っかを上にして重ね、さらにしっかりと巻き上げて固結びします。ワイヤーフックの付け方は、U字にしたワイヤーを麻紐の根元で捻って固定しましょう。好みのリボンを結べば、できあがりです。
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