「高菜」ってどんな野菜?種類や特徴から美味しい食べ方までご紹介!

「高菜」ってどんな野菜?種類や特徴から美味しい食べ方までご紹介!

高菜という漬け物用葉物野菜をご存知ですか?ピリッとした辛みが特徴の高菜漬けは、野沢菜や広島菜と並ぶ日本三大漬物菜のひとつに数えられています。この記事では、高菜の野菜としての特徴や産地ごとの種類について解説し、高菜の美味しい食べ方について紹介します。

記事の目次

  1. 1.高菜とは?
  2. 2.高菜の野菜としての特徴
  3. 3.高菜の産地
  4. 4.高菜の食べ方
  5. 5.まとめ

高菜とは?

高菜ラーメン
Photo by Norisa1

高菜という野菜をご存じでしょうか?豚骨ラーメン屋で見かける壺に入っている辛いの漬物といえば覚えのある方もいるかもしれません。この辛い漬物につかわれている漬菜が高菜で、葉がピリッと辛いのが特徴です。この記事では、そんな高菜の特徴や産地について解説し、おいしい食べ方について紹介します。

基本情報

和名 高菜(たかな)
学名 Brassica juncea var.integrifolia
英名 Chinese mustard
別名 江戸菜(えどな)
分類 アブラナ科アブラナ属
形態 越年草
12月~3月

原産地

世界の高菜
Photo by Laurel Fan

高菜の原産地は中央アジアです。シルクロードから中国に伝わり、平安時代には日本に持ち込まれていました。暖かい気候を好むため、中国やインド、東南アジアと世界各国で利用されている馴染みある野菜です。日本では九州地域を中心に生産されて、長野の野沢菜、広島の広島菜とならぶ日本の三大漬菜に数えられてる葉野菜です。

高菜の野菜としての特徴

カラシナの変種

高菜

高菜はからしの原料になっているカラシナの変種とされており、近縁種に小松菜やカツオナが知られています。白菜や小松菜に似た株を形成し、20cmから1mの株になるものもあります。葉の形は幅広で、種類によって縮れたり、縁がギザギザな感じになったりしており、葉の色も紫色から緑色とさまざまです。外側の葉は固めですが、内側の葉は茎も葉もやわらかく生でたべることができ、花茎がのびてくるころになるとピリッとした風味が強まります。

高菜の栄養成分

生の高菜と高菜漬けの栄養成分は下記のとおりです。

生の高菜(100g)

エネルギー 水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 カロテン ナトリウム
21kcal 92.7g 1.8g 0.2g 4.2g 0.9g 2300μg 43mg
高菜漬け(100g)
エネルギー 水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 カロテン ナトリウム
33kcal 83.5g 2.8g 0.2g 7.0g 6.5g 2300μg 2300mg

高菜はβカロテンが多く含まれており、漬物にすると水分がぬけることでさらに含有量が高まります。ただ、漬物ということもあり、食塩成分であるナトリウム含量があがるため、高菜漬けの食べすぎには注意が必要です。高菜のピリッとする辛み成分は、マスタードと同様のイソチオシアン酸アリルが含まれており、食欲を増進させ味にアクセントがつきます。

高菜の産地

高菜は産地ごとに種類があるなど、地域に密着した野菜です。ここでは、高菜の種類とそれぞれの産地がどこなのか紹介していきます。

三池高菜

三池高菜は九州地方で生産される高菜で、名産地は福岡県大牟田市です。ちりめん様の肉厚な葉が特徴で色は濃い緑色をしており、冬になると赤いスジ模様が入ります。三池高菜は肉厚なため、漬け物に適しており、塩とウコンで漬け込んだ高菜漬けは地元の人だけでなくお土産としても有名です。

三池高菜を使った特産品

三池高菜を使った特産品は福岡で有名な辛子高菜。三池高菜の肉厚な葉と茎からつくられた辛子高菜は、たべごたえのある高菜本来の風味が味わえます。辛子明太子の名産地である福岡のピリ辛のアレンジをされた高菜漬けは、ご飯のお供だけでなく、もつ鍋やラーメンの具のよいアクセントになります。

阿蘇高菜

阿蘇高菜も九州で生産される高菜で、名産地は熊本県阿蘇地域になります。葉はしゃもじのような形をしていて、とう立ちしてから収穫するため、長く伸びた細い茎が特徴の高菜です。九州では珍しく積雪する地域のため、雪の下で寒じめされた高菜は柔らかく味も濃厚のため、数ヶ月熟成した漬物だけでなく浅漬けにしても美味しいです。

阿蘇高菜を使った特産品

阿蘇高菜を使った特産品としては、長期熟成させた古漬けと新漬け(浅漬け)があります。この阿蘇高菜の新漬けは1週間ほど塩で漬け込んだもので、春の期間にしか食べることができません。この阿蘇新漬けを食べるためだけに春に阿蘇地方を訪れる方は多く、わさびのような鼻を抜ける爽やかな辛みとシャキシャキした高菜の食感がたまらないとのことです。

赤大葉高菜

赤大葉高菜は近畿地方を中心に栽培されている種類で、産地は三重県熊野市となっています。見た目通り、紫色のややちぢれた葉が特徴で、肉厚で柔らかく辛みと香りがよいです。熊野市は冬の気温が低く、朝と夕方にぐっと冷え込み毎日のように霜が降りるため、高菜の風味のよくなり塩だけで浅漬けにされることが多いです。

赤大葉高菜を使った特産品

赤大葉高菜を使った特産品には、日本の最古のファストフードと言われている「めはりずし」があります。高菜の浅漬けでソフトボール大の俵型おにぎりを包んだ郷土料理で「目を見張る」ほどの大きさやおいしさがあることが名前の由来になっています。笹の葉に包まれた「めはりずし」はきこりなどの山仕事中のごはんだったと言われると、食べたことのないかたも懐かしさを感じますね。

その他高菜の種類

高菜には他にも、長崎の「雲仙こぶ高菜」、大分の「久住高菜」と九州各県に種類がありますが、岩手の「南部芭蕉菜」、山形の「山形青菜」など遠くの東北地方の特産野菜になっているなど種類が豊富です。漬物は日本の食卓には欠かせない食材でしたので、このように地域の特性にあわせた高菜が誕生したのだと考えられます。

ボタニ子

ボタニ子

続いて、高菜の食べ方を紹介

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