ルバーブジャムとは?
ルバーブジャムとは、ルバーブという野菜を使ったジャムです。甘酸っぱい味が絶品で、1度食べるとルバーブジャムのおいしさにハマる人も多いですよ。
ルバーブとは?
ルバーブとはシベリア原産の食用野菜です。食用として使うのは、葉柄(葉の軸となる部分)の部分で、ヨーロッパではポピュラーな野菜として知られています。とても強い酸味が特徴で、生で食べるよりもジャムなどに加工する食べ方が一般的です。
ルバーブの基本情報
形態 | 多年草 |
和名 | ショクヨウダイオウ |
科名/属名 | タデ科/ダイオウ属 |
原産地 | シベリア |
旬 | 5〜9月 |
ルバーブの色の違い
ルバーブは赤色や緑色のものがありますが、どちらも味に大きな違いはありません。色は品種の違いによるもので、赤くなるのはポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれているからです。アントシアニンはブルーベリーにも豊富に含まれており、強い抗酸化作用があるといわれています。
ルバーブはどこで買える?
産地周辺の道の駅や直売所
ルバーブはシベリアのような寒冷地に適した植物です。そのため日本では、長野県や北海道などの涼しい地域で、ルバーブ栽培が盛んに行われています。ルバーブはスーパーなどでは見かけることが少ないですが、長野県や北海道の道の駅や直売所では販売していることも多いですよ。
ネット販売
道の駅や直売所で買うのが難しい方は、ネット販売でルバーブを購入するのがおすすめです。赤く色鮮やかなルバーブが買えるチャンスですよ。
5月下旬ごろより10月末まで【予約販売】ジャムやタルトに!【数量限定】 長野産 生ルバーブ約1k(終盤になると赤がなくなってきます)(7月から9月は緑が多いです)
参考価格: 1,458円
ふるさと納税の返礼品
ルバーブはふるさと納税の返礼品となる場合があります。ふるさと納税をしている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
ルバーブジャムの作り方と保存方法
ルバーブジャムの作り方
材料
- ルバーブの葉柄:1kg
- 砂糖:300g(ルバーブの重量の30〜50%の砂糖が目安)
- レモン汁:お好みで
作り方
- ルバーブの葉柄を1〜3cmの大きさに切る(細かく切り過ぎると煮詰めたときに溶けるので要注意)
- 鍋にルバーブと砂糖を入れて混ぜあわせ、1時間程度置く
- ルバーブから汁が出てくるため、強火でアク取りをしながら10分ほど煮詰める
- 弱火に切り替えて、レモン汁と砂糖で味を整えつつ、好みの固さまで煮詰めたら完成
ルバーブジャムの消費期限
ジャムの消費期限は、開封してから2週間程度が目安です。しかし、ビン詰めではなくタッパーなどに手作りジャムを冷蔵保存した場合は、1週間程度が限界でしょう。
ルバーブジャムが長持ちする保存方法
ジャムは保存方法をしっかりと徹底すれば、開封前の状態で半年〜1年は常温保存が可能です。
準備するもの
- ルバーブジャム
- トング:1個(箸でも可)
- 保存用のビン
- おたま:1個
- 清潔な布巾:1枚
- 水:適量
保存方法
- 鍋に水を張り、ビンとおたまを入れて沸騰させる。沸騰してから15分ほど煮沸する
- 鍋からトングでビンとおたまを取り出し、清潔な布巾の上でしっかりと自然乾燥させる
- 煮沸消毒したおたまを使い、熱い状態のジャムを8割程度ビンに入れたら、蓋を軽く閉める
- 布巾を敷いた鍋にジャムの入ったビンを並べ、ビンの高さ6分目まで水を入れ、15分ほど煮沸する
- 煮沸が終わったら、ビンの蓋をしっかりと閉めて完成
ルバーブジャムをさらに長持ちさせるコツ
まずジャムを長持ちさせるには、殺菌と脱気が基本です。煮沸消毒をして、空気を抜いてから保存しましょう。
ジャムの糖度を上げる
砂糖は防腐効果があるため、ジャムを長持ちさせるには、糖度を上げるのがおすすめです。ジャムを作る際に、砂糖の分量を多めにして作れば、さらに長持ちしてくれますよ。
高温を避けるために冷蔵保存する
菌が繁殖する大きな原因は、高温多湿であることです。基本的に未開封のジャムは常温保存で構いませんが、夏の気温が上がる時期には、冷蔵保存がおすすめします。また、気温の変化で生まれる結露も、菌が繁殖する要因となるため、冷蔵庫からジャムを出したら、すぐしまうようにしてくださいね。
ルバーブジャムを使った料理の作り方3選
ルバーブジャムは、ヨーグルトやパンに使う食べ方が定番ですが、他にもさまざまな食べ方があります。ここからは料理へ応用した食べ方を、簡単なレシピと一緒にご紹介します。
①ルバーブジャムのタルト
ルバーブジャムのタルトは、パート・シュクレと呼ばれるタルト生地に、ルバーブジャムを流し込めばできあがります。ルバーブジャムは酸味があるので、カスタードを加えてもおいしいですよ。
材料(分量:99×247×23型もしくは 18cmと12cmタルト型)
- ルバーブジャム:適量
- バター:50g
- 砂糖:大さじ4
- 薄力粉:100g
- 卵黄:1個
レシピ
- ボールにバター、砂糖を入れてよく混ぜ合わせる
- ボールに卵黄を加えてさらに混ぜる
- ボールに薄力粉を入れて混ぜ合わせる
- まんべんなく混ざったら、生地をラップで包み、冷蔵庫で1時間おく
- オーブンを180℃余熱している間に、生地を取り出す
- 型にバターと薄力粉を塗ってから、生地をオーブンシートに伸ばしてはめる
- 生地が型にしっかりとはまったら、フォークで全体的に穴を開ける
- 生地にルバーブジャムを流し込み、180℃のオーブンで15分焼き上げれば完成
②ルバーブジャムのスペアリブ
ルバーブジャムは肉料理との相性がよいです。そこでルバーブジャムの酸味を活かして、スペアリブを作るのもおすすめですよ。
材料
- ルバーブジャム:大さじ2
- スペアリブ:500g
- にんにく:大さじ1
- 塩:小さじ1/2
- ブラックペッパー:少々
レシピ
- スペアリブにルバーブジャム、にんにく、塩、ブラックペッパーを揉み込む
- 200℃のオーブンで20分焼き上げたら完成
③ルバーブジャムの赤ワインソース
ルバーブソースは、ハンバーグやステーキなどさまざまなお肉料理で活躍します。砂糖で甘みを調節しながら、自分好みのソースを作ってみてくださいね。
材料
- ルバーブジャム:大さじ2
- しょうゆ:大さじ1
- 赤ワイン:100mL
- オリーブオイル:大さじ1
- にんにく:1/2個
レシピ
- にんにくをみじん切りしたら、フライパンににんにく、オリーブオイルを入れて弱火で炒める
- フライパンに赤ワインを加えて、強火でアルコールを飛ばす
- フライパンにしょうゆ、ルバーブジャムを加えて軽く煮詰まったら完成
まとめ
ルバーブジャムとは、酸味の強いルバーブという野菜を使ったジャムです。ジャムにすると、ほどよい酸味が絶品で、パンやヨーグルトと一緒に食べるのが人気ですよ。手軽にネットで購入することができるので、ぜひ1度試してみてはいかがでしょうか。