スイスチャードとは
スイスチャードはヒユ科フダンソウ属の葉野菜です。原産地は地中海沿岸で、現在では日本でも広く栽培されていますが、まだ一般的にはあまり知られていません。栄養価の高さと美しい見た目が注目され、近年ではスーパーなどでも見かけるようになりました。
和名はフダンソウ
スイスチャードはフダンソウ(不断草)という野菜の一種で、別名を「西洋フダンソウ」といいます。20世紀末にカラフルな西洋種が日本に伝わり、栽培されるようになりました。
ボタニ子
フダンソウは地域によって「うまい菜」「いつも菜」などいろいろな呼び方があるよ!
スイスチャードの特徴
赤、オレンジ、黄色など、茎の鮮やかな色が特徴です。これは、ポリフェノールの一種である「ベタレイン色素」によるもので、色素のバランスによりカラフルな色になります。美しい見た目から、スイスチャードは食用以外に観葉植物としても人気があります。
スイスチャードは栄養価が高い!
スイスチャードはβ-カロテン、ビタミンE、カルシウム、カリウムなど、多くの栄養素を含んでいます。豊富なβ-カロテンは抗発がん作用や免疫力をアップさせる効果があります。また、カルシウム、カリウムなどのミネラルは夏バテや高血圧の予防にもなります。
カリウムはほうれん草の2倍と葉野菜の中でもトップクラス!むくみを防ぐ効果もあります。
スイスチャードの味は?
スイスチャードはホウレンソウによく似た味をしています。ホウレンソウよりもえぐみやくせがなく、食感はしゃきしゃきとしています。
味は成長によって変わる!
葉が大きく成長するほど、固く苦みが出てアクも強くなります。小さなものはやわらかくアクも少ないので、サラダなどの生食にも向きます。購入するときは葉をチェックして、調理法や好みに合わせて選びましょう。
スイスチャードは家庭菜園としても人気!
暑さ、寒さにも強く収穫時期も長いスイスチャードは、家庭菜園でも簡単に育てることができます。食用としてはもちろん、観賞用のカラーリーフプランツとしても人気があります。種は大型のホームセンターやインターネットで購入ができます。
スイスチャードの保存方法
スイスチャードはあまり日持ちのしない野菜です。なるべく新鮮なうちに使い切りたいですが、難しい場合は冷凍保存もおすすめです。冷蔵保存の場合は乾燥に注意しましょう。
冷蔵保存のポイント
- 乾燥しないようにビニール袋に入れる
- 密封せずに保管する
冷凍保存のポイント
- さっとゆでてから冷凍する
- 水気は軽くしぼる
- 保存袋に入れる
次のページではスイスチャードのおすすめの食べ方と簡単レシピをご紹介します!
ボタニ子
作るものは4つだよ!
①スイスチャードのカラフルシーザーサラダ
②簡単!スイスチャードの胡麻和え
③スイスチャードの豚バラ炒め
④スイスチャードのふわふわキッシュ風
フダンソウ(不断草)という名前は、季節に関係なく絶えずに育てられることから付けられました。