食べ終わった小松菜は再び育てられる?捨てずに再収穫する方法

食べ終わった小松菜は再び育てられる?捨てずに再収穫する方法

料理に利用できない小松菜の根もとは、再生栽培(リボベジ)に使用するのがおすすめです。この記事では、小松菜の再生栽培のやり方やポイント、栽培日記などを紹介します。簡単なやり方で再収穫できるため、ぜひ気軽に楽しんでみてください。

記事の目次

  1. 1.小松菜栽培の概要
  2. 2.食べ終わった小松菜は再生できる?
  3. 3.小松菜の再生栽培のポイント
  4. 4.小松菜の再生栽培【準備】
  5. 5.小松菜の再生栽培【栽培日記】
  6. 6.小松菜の再生栽培を楽しもう

小松菜栽培の概要

出典:写真AC

小松菜は育てやすく、家庭菜園初心者にもおすすめの野菜です。畑だけでなくプランターにも植えられて、ほぼ一年中育てられます。種まきの前に土に肥料を施し、日当たりのよい場所で管理しましょう。収穫は葉が柔らかいうちにおこなってください。栽培時期によって異なりますが、種まきから20~100日ほどで収穫できます。

小松菜の基本情報

Photo by 305 Seahill

科名 アブラナ科 土壌酸度 弱酸性~中性
属名 アブラナ属 発芽適温 20~30℃
原産地 中国、日本 生育適温 15~25℃
難易度 やさしい 病気 白さび病、炭そ病など
置き場所 日当たりのよい場所 害虫 ヨトウムシ、アオムシ、コナガなど

小松菜は冷涼な気候を好みますが、暑さにも比較的強いです。種から育てる場合は、条間15~30cmですじまきし、最終的に5~6cm間隔になるよう間引きをしながら育てます。なお、アブラナ科に属する小松菜は害虫がつきやすいため要注意です。農薬を散布するのが難しい場合には、種まき直後に防虫ネットをかけることをおすすめします。

ボタニ子

ボタニ子

小松菜は、古くから東京都江戸川区の小松川地区で栽培されてきたんだって。

ボタ爺

ボタ爺

小松菜という名前も、小松川の地名に由来しているんじゃよ。

小松菜の栽培時期

出典:写真AC

時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
種まき
収穫

小松菜は、春や秋だけでなく夏にも種まきできます。園芸初心者には秋まきがおすすめです。暖かい時期は生育が早く短期間で収穫できますが、春まきはトウ立ちしやすく、夏まきは害虫による被害を受けやすいため注意しましょう。また、小松菜は暑さだけでなく寒さにも強く0℃くらいまで耐えられます。そのため、室内栽培やトンネル栽培にすれば冬でも育てられますよ。

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食べ終わった小松菜は再生できる?

小松菜は再生栽培におすすめ

出典:筆者撮影

小松菜は種から育てるだけでなく再生栽培もできます。食べる部分を再生できない野菜もありますが、小松菜は食べられる葉を再生できるのが魅力です。再生栽培ならやり方も簡単で、種から育てるよりも短期間で収穫できます。食べ終わった小松菜の根もとは捨てずに、ぜひ再生栽培に利用してみてください。

ボタニ子

ボタニ子

余った野菜のヘタなどを水につけて、もう一度育てることを「再生栽培(リボベジ)」というよ。

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根付きの小松菜を選ぶと栽培が楽

出典:写真AC

再生栽培には、できれば根付きの小松菜を用意しましょう。根付きの小松菜は発根させる手間がかかりません。そのまま土に植え付けられて、より短期間で楽に再収穫できます。根が切られた小松菜が売られていることも多いですが、根付きのものは直売所などで購入可能です。冬にはスーパーなどで売られていることもありますよ。

根付きの小松菜を用意できない場合、再生栽培するのは難しいですか?

根付きの小松菜を用意できないときは、根が切られた小松菜を使ってください。根付きのものを使う場合よりは難しいですが、根が切られた小松菜でも再生栽培できます。

ボタ爺

ボタ爺

再生栽培はやり方も簡単で、手軽に楽しめそうじゃのう。エコな節約術としてもおすすめじゃ。

小松菜の再生栽培のポイント

Photo bymaxmann

小松菜を再生栽培で上手に育てるために、栽培開始前にやり方やポイントをおさえておきましょう。小松菜の根もとは切り方を少し変えるだけで成長が早くなります。また、根が付いていない小松菜は、まず水栽培で発根を促すことが大事です。水栽培中の手入れや発根後の植え付けのポイントも確認しておきましょう。

ポイント①小松菜の切り方

出典:筆者撮影

小松菜の根もとは、若葉を1枚残して長め(4cmくらいが目安)に切りましょう。このやり方で切ると、早く成長するだけでなく水栽培中に容器内で倒れにくくなり、手入れも楽になります。ポイントは束の中心にある成長点を残すことです。キッチンばさみで、真ん中の若葉を残すように周りの茎を数本ずつ切ります。

ポイント②水栽培中の手入れ

出典:筆者撮影

水栽培中には、毎日水を替えて清潔を保ちましょう。小松菜や容器に付いたぬめりも、水替えのときに洗い流してください。また、周りの茎が黄色くなったり枯れたりしたら、その都度取り除きます。水の量は根もとが浸るぐらいで十分です。茎の切り口が水につかると腐りやすくなるため注意しましょう。

ボタニ子

ボタニ子

水栽培中には肥料を与えなくても大丈夫だよ。

ボタ爺

ボタ爺

根付きの小松菜を使う場合、この工程は省略してそのままプランターなどに植えよう。

ポイント③植え付け

出典:筆者撮影

小松菜が発根したら、畑やプランターに植えるのがおすすめです。事前に石灰や肥料を施しておいた土に15~30cm間隔で植え付けましょう。日当たりのよい場所で管理し、土が乾いたらたっぷりと水を与えてください。また、小松菜は肥料を好みます。成長する途中でも葉の色などを確認し、必要であれば肥料を追加してください。

ボタニ子

ボタニ子

プランターなどに植えるのが難しいときは、そのまま水栽培でも育てられるよ。その場合は、液体肥料を与えてね。

小松菜の再生栽培のポイント

  • 若葉を残して長めに切る(4cmくらいが目安)
  • 水栽培中は毎日水替えをする
  • 周りの茎が黄色くなったり枯れたりしたら取り除く
  • 発根したら、石灰や肥料を施した土に植え付ける
  • 日当たりのよい場所で管理し、水や肥料を適宜与える

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小松菜の再生栽培【準備】

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