ビタミン菜(ビタミンな)とは
ビタミン菜はビタミンAが豊富に含まれていて、おひたしや炒め物などさまざまな用途で使われている野菜です。ビタミン菜の葉はとてもやわらかく、食べやすいので人気があります。また、耐病性もあるので初心者にも育てやすい品種です。そんなビタミン菜の特徴や用途などをご紹介します。
基本情報
科名 | アブラナ科 |
属名 | アブラナ属 |
品名 | 漬け菜 |
原産地 | 日本 |
耐寒性 | 強い |
耐病性 | 強い |
特徴
ビタミン菜は葉が厚くてやわらかく、炒め物や和え物、おひたしや漬物などどんな食べ方をしても、おいしく食べることができる魅力的な野菜です。寒さに強いので越冬することもでき、病気にも強いので、家庭菜園で簡単に育てることができるので人気があります。
味
他の野菜に比べて葉に厚みがあるので、料理に使うと味がよく染みておいしく食べることができます。ビタミン菜の葉は苦味やクセがなく子供でも食べやすいうえに、栄養満点で魅力的な野菜です。
ビタミン菜(ビタミンな)の栄養素
ビタミン菜は栄養価が高く、名前の通りビタミンが含まれています。その中でも、ビタミンAとビタミンCが多く含まれているのが特徴です。ビタミン菜に含まれている栄養素、ビタミンの効果について説明します。
ビタミンA
ビタミンAには、レチノールという成分が含まれていて、そのレチノールの働きによって、皮膚の粘膜や目を、健康に保ってくれるという役割があります。また、最近ではビタミンAに発ガン物質を抑制する働きもあるといわれていて、注目されている栄養素です。
ビタミンC
ビタミンCには、アスコルビン酸という成分が含まれています。コラーゲンを作るのに必要な栄養素とされていて、美肌にも効果的です。他にも、日焼けを軽減してくれる効果や、ストレスを減らす効果も期待されています。
ビタミン菜(ビタミンな)の食べ方
ビタミン菜は苦味もなく、葉が厚くて食べ応えがあり、さまざまな料理にもよく合います。ナッパのようにおひたしや炒め物にしたり、和え物や漬物にしたり、いろいろな調理方法があるところが人気です。そんなビタミン菜を使ったレシピをいくつかご紹介します。
ビタミン菜のおひたし
鍋にたっぷりと水を沸かし、ビタミン菜をさっと茹でます。葉の色が濃くなったらザルにあげ、冷水で冷やします。水をしっかりと絞り、食べやすい大きさに切ったら、醤油と砂糖を煮立たせたタレに絡めて完成です。チリメンジャコを入れてもおいしくなります。
ビタミン菜と豚肉の炒め物
ビタミン菜を水で洗い5cmほどの長さに切ります。フライパンに油を熱し、先に豚肉を入れて火が通るまで炒めます。豚肉の色が茶色くなったらビタミン菜を加えて炒め、塩こしょうで味付けをして完成です。
ビタミン菜と豆腐の味噌汁
鍋に粉末だしを入れて煮立たせます。その間にビタミン菜を水洗いして、豆腐とビタミン菜を食べやすい大きさに切っておきます。鍋のお湯が沸騰したら味噌を溶かし、ダマがなくなったらビタミン菜と豆腐を入れて完成です。
ビタミン菜(ビタミンな)の害虫
ビタミン菜は病気には強いですが、害虫被害を受けやすいのでしっかりと害虫対策をしながら育てます。ビタミン菜の主な害虫は以下の通りです。
アブラムシ
アブラナ科の植物につきやすいのがアブラムシです。集団で寄生するアブラムシは、ビタミン菜の汁を吸ってしまうので対策が必要です。アブラムシは光るものが苦手なので、園芸用のシルバーテープなどを使い予防します。
コナガ
コナガは葉の部分を食べてしまう害虫です。葉の表面だけを残して食べる性質を持っているので、葉が透けている場合はコナガを疑います。殺虫剤を使い、早めの駆除が必要です。
まとめ
ビタミン菜の特徴や栄養素、食べ方などをご紹介しました。ビタミン菜は栄養価が高く、和え物や炒め物など、さまざまな用途に使える魅力的な植物です。寒さや病気にも強いので、ぜひ一度おいしいビタミン菜を育ててみてはいかがでしょうか?