水菜とは
野菜が少なくなる冬場にも収穫可能で、シャキシャキとした食感が楽しめる水菜。京都が発祥の地とされ、葉の形が柊に似ているため「京菜」や「柊菜」など、さまざまな名前で呼ばれています。食べ方も生食でサラダとして食べたり、鍋物にしたりとさまざまです。そんな水菜を、家庭菜園で育てる場合の栽培方法や上手に収穫するコツ、花言葉や病害虫などをご紹介します。
水菜の基本情報
科名 | アブラナ科 |
属名 | アブラナ属 |
別名 | 京菜(きょうな)、千筋菜(せんすじな) 壬生菜(みぶな)、柊菜(ひいらぎな) |
収穫時期 | 5月〜11月 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
水菜の特徴
歯ごたえがよくクセがないので、おひたしや和え物、サラダや鍋物など、どんな料理にもよく合うのが特徴です。栄養素が豊富で、ビタミンCやカルシウム、葉酸や鉄分を多く含んでいます。そのため貧血や風邪の予防、高血圧や動脈硬化の抑制も期待できるとされている野菜です。また、抗酸化作用のあるβカロテンも豊富で、アンチエンジングの効果も期待できます。
水菜の名前の由来
水菜は「水入り菜」とも呼ばれており、畑の畝(うね)に「水を入れておくだけで育つ菜」という性質に由来しています。肥料を必要とせず気軽に育てられるため、古くから栽培されてきました。また、葉の形が柊に似ている様子から「柊菜(ひいらぎな)」や、葉がたくさん伸びる性質から「千筋菜(せんすじな)」とも呼ばれています。
水菜の花言葉
水菜には「虚空」という花言葉がついています。虚空とは「何もない空間」や「大空」という意味をもっていますが、水菜にこの「虚空」という花言葉がついた経緯については、詳しくは記されていません。水菜の味がさっぱりしているからという意見や、水だけあれば何もなくても育つからという考えもあるそうです。
次のページでは、栽培方法をご紹介します。