空芯菜(クウシンサイ)をおうちでおいしく栽培しよう
シャキシャキとした食感で、さまざまな料理に活用できる野菜の空芯菜は、栄養たっぷりで育てやすいと人気です。この記事ではそんな空芯菜の育て方について、種まきから収穫まで詳しく紹介します。ご家庭で作ってみたい方は、参考にして空芯菜を育ててみてください。
空芯菜(クウシンサイ)とは
空芯菜の育て方を紹介する前に、空芯菜とはどんな野菜なのかを説明します。空芯菜の栄養や効果などが知りたい方はチェックしましょう。
空芯菜の基本データ
形態 | つる性多年草 (作物としては一年草) |
学名 | Ipomoea aquatica |
科名 | ヒルガオ科 |
和名 | ヨウサイ |
別名 | エンサイ・エンツァイ 朝顔菜・ツウサイ・かんこん菜 |
原産地 | 熱帯アジア |
耐熱性・耐寒性 | 暑さに強く寒さに弱い |
空芯菜は別名をエンサイといい、熱帯アジアから沖縄県に渡来しました。エンサイは台湾語の「エンツァイ」のなまった呼び方で、日本ではほかにも朝顔菜ともいわれています。暑い地域で栽培される植物のため、寒さには弱く10度を下回ると枯れてしまいます。茎の芯が空洞で、柔らかい青々とした大きな葉が特徴です。
空芯菜の栄養
空芯菜には栄養がたっぷりと含まれています。代表的な栄養はカルシウム・ビタミン・カリウム、鉄分・βカロテンなどです。特にビタミン類ではビタミンEがっぷりと含まれています。葉酸や食物繊維もたっぷりと含まれているため、さまざまな効果や効能が期待できます。栄養価がとても高く、特にビタミンAはほうれん草のおよそ4倍~5倍含まれている野菜です。
ただしシュウ酸という成分も多めなので、お腹の調子を悪くすることもあります。食べ過ぎには注意です。
空芯菜の効果や効能
栄養が豊富な空芯菜は、さまざまな効果や効能が期待できます。まずはビタミンによる血行の促進や、疲労の回復への効果があります。またβカロテンは体内に取り込むことでビタミンAに変化し、風邪の予防やガンの予防などの効果があるとされています。食物繊維も豊富なので、腸の環境を整えることができるでしょう。
空芯菜の栽培に適した時期
空芯菜の収獲の時期はおよそ6月~10月になるため、種まきに適した時期は5月~7月頃ですが、寒冷地の場合は種まきの時期をずらす必要があります。育てるさいの適温は25度~30度なので、時期に応じて種まきのタイミングを決めましょう。空芯菜は暑さに強く、真夏でもすくすくと成長するため、ちょうど暑い時期に成長するタイミングで種まきをするのがおすすめです。
次は空心菜の育て方について紹介します!
栄養がたっぷりなら毎日食べたいですね。