野沢菜とは
野沢菜はダイコンの葉に似た野菜です。野沢菜を使った漬物は日本食の定番としても人気ですね。祖先はカブの仲間で、カブの種をまいたけれど成長しなかった葉を利用したことが野沢菜の始まりといわれています。この記事では、漬物以外で野沢菜を楽しむためのレシピを紹介します。漬物もよいですが、いろいろな方法で野沢菜を味わいましょう。まずは野沢菜の基本情報を紹介していきます。
基本情報
科目 | アブラナ科アブラナ属 |
開花時期 | 4~5月 |
収穫時期 | 10~12月 |
別名 | 信州菜 |
名前の由来
野沢菜は、長野県の野沢温泉村周辺で栽培されていたことから名づけられたといわれています。ほかにもこの地方が昔、信州と呼ばれていたため、信州菜とも呼ばれています。
特徴
野沢菜は草丈が90cm程度で、ヘラのような形をしています。カブを祖先にもつだけあり、カブの葉に似ているのも特徴のひとつです。ややあくが強く、人によっては苦みや辛味を感じるでしょう。春先には、菜の花のような黄色い花を咲かせます。
根っこは食べられる?
野沢菜の根元に、小さなカブのようなものがついていることがあります。取れたての場合は柔らかいので食べられますが、時間がたったものは固くて食べられません。根を食べるときは、葉が小さい状態のものを選ぶようにしましょう。
ボタ爺
野沢菜は、高菜や広島菜と並んで日本の三大漬物と呼ばれているんだよ。
旬と収穫時期
野沢菜の旬は10~2月頃です。おもな産地は長野県で、収穫は雪が降る前の10~11月頃に行われます。12月以降は、徳島県で収穫されたものが多く出回ります。おいしい野沢菜を手に入れたい場合は、10~2月の間に購入するとよいでしょう。
調理に使う場合は、40cmくらいの小さいものを選ぶと便利ですよ。
ボタ爺
漬物にするなら大きいものを使うといいぞ。しゃきっとして、みずみずしいものを選ぶとおいしく漬けられるんじゃよ。
栄養と効能
野沢菜は栄養価が高いのも人気の一つです。ビタミンや食物繊維を多く含み、体調を整える効果が期待されています。また、乳酸菌を使って漬物にすることで、美容効果や免疫力が高まるともいわれています。ただし野沢菜漬けにした場合は、塩分の取りすぎにも気をつけてくださいね。
それでは野沢菜の食べ方と、おすすめのレシピを見ていきましょう!
出展:写真AC