ミズハコベ(水繁縷)とは?水草としての特徴や育て方をご紹介!

ミズハコベ(水繁縷)とは?水草としての特徴や育て方をご紹介!

ミズハコベは水田や用水路に自生する水生植物で、5月〜6月にかけて田植え後の水田に群生するのが特徴です。淡い緑色の葉をたくさんつけ、開花時期には白くてかわいらしい花を咲かせます。水槽のレイアウトにも利用されているミズハコベの特徴や育て方を紹介します。

記事の目次

  1. 1.ミズハコベ(水繁縷)とは
  2. 2.ミズハコベ(水繁縷)の育て方
  3. 3.ミズハコベ(水繁縷)の増やし方
  4. 4.まとめ

ミズハコベ(水繁縷)の育て方

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ミズハコベは水田や用水路などに自生していますが、環境を整えれば自宅でも育てられる水草です。しかし、太陽の光が全く当たらなかったり、水温が高すぎたりすると育てられないため、なるべく自然と同じ環境で育てるようにしましょう。そんなミズハコベに適した環境や、植え付けのコツなどの育て方を紹介します。

育て方①環境

ミズハコベが成長するには必ず太陽の光が必要なため、日当たりのよい場所で育てるのが重要です。基本的には、自生している環境と同じように屋外で育てるのがおすすめですが、水槽などで育てる場合は照明やランプなどで明かりを灯しながら育てましょう。また、水温が25℃以上になると枯れてしまうため、夏場は涼しい場所へ移動させてください。

育て方②用土

水草に分類される植物のため、水もちのよい用土が適しています。市販されている赤玉土を使用しても構いませんが、もし可能な場合は水田の土をそのまま使用すると育ちやすいです。また、園芸用の「水生小物用培養土」でも育てられます。

育て方③植え付け

ミズハコベは、購入したときにいつでも植え付けが可能です。茎や根がとても弱いため、折れてしまわないように丁寧に扱ってください。水に浮かべるように植え付けるには、株が浮かんでしまわないように根の部分をしっかりと固定するのがポイントです。葉の部分のみ水面に浮くようにすると光合成がスムーズに行えます。

育て方④水やり

Photo byronymichaud

水生植物のミズハコベにとって、水は欠かせない存在です。ミズハコベは、葉の部分が常に水に浮いているのが理想的な水量といわれています。そのため、常に注水を行い一定の水量を保ちながら育ててください。夏場は水が蒸発しやすいので、朝と夕方の涼しい時間帯に水やりをするのがおすすめです。

ミズハコベ(水繁縷)の増やし方

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ミズハコベは「挿し芽」や「取り木」で簡単に増やせます。自生しているミズハコベは地下茎を伸ばして次々と増えていくため、水田や用水路などでは「強害草」とも呼ばれているのが特徴です。自宅で栽培する場合でも地下茎で増えていきますが、自分の思い描く場所に増やしたいときには、挿し芽や取り木での増やし方を試してみてくださいね。

増やし方①挿し芽

Photo byvjgalaxy

初心者でも簡単に増やせるのが「挿し芽」での増やし方です。健康で丈夫に育っている茎を選び、節の5mmほど下の部分で切り取ってください。節が見つからない場合は、茎の中心部分で切り取っても構いません。切り取った断面を用土に挿してしっかりと固定して、水切れに注意しながら育てましょう。

増やし方②取り木

ミズハコベは、節から発根させる「取り木」という増やし方も可能です。なるべく太くて長い茎を選び、株元から倒して用土の上に寝かせるような形にします。茎が起き上がってこないように、石などで固定しておきましょう。しばらくすると節の部分から新芽が出てきます。5cm〜10cm程度まで成長したらハサミで切り取り、新しい用土に植え付けてください。

まとめ

ミズハコベの水草としての特徴や育て方、気軽に挑戦できる増やし方を紹介しました。ミズハコベは水中で育てられるため、生き物を飼育する水槽やアクアリウムのレイアウトにも利用できるのが魅力です。開花時期にはかわいらしい小さな花も楽しめるミズハコベを、ぜひ育ててみてくださいね。

Alisa.
ライター

Alisa.

よろしくお願いします。

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